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軌道支持桁式高架線路構造

国内特許コード P07A012321
整理番号 /NO30421
掲載日 2007年12月21日
出願番号 特願平09-312039
公開番号 特開平11-140806
登録番号 特許第3307867号
出願日 平成9年11月13日(1997.11.13)
公開日 平成11年5月25日(1999.5.25)
登録日 平成14年5月17日(2002.5.17)
発明者
  • 涌井 一
  • 松本 信之
  • 森山 智明
  • 森重 龍馬
出願人
  • (財)鉄道総合技術研究所
発明の名称 軌道支持桁式高架線路構造
従来技術、競合技術の概要 【背景技術】近年、鉄道車両を地表面より高い位置に連続的に走行させる高架鉄道が利用され、鉄道と地平道路とを立体交差させることにより、鉄道、道路の双方の交通の円滑化を図っている。このような高架鉄道によれば、高架下空間を駐車場等の他の用途に利用することができるので、鉄道敷地の有効活用を図ることもできる。ここで、高架鉄道を構成する高架線路構造は、鉄車輪系鉄道の軌道が設けられる上部構造と、この上部構造を支持するために立設される少なくとも2つ以上の脚部から構成される下部構造とを備え、その設計にあたっては、次のような点に留意する必要がある。①低コストの高架線路構造であること。高架線路構造は、河川等における限られた延長に採用される橋梁とは異なり、長区間にわたって構築する盛土代替構造物である。従って、建設コストに最も大きい影響要因である線路方向の標準スパンは、一般にコストミニマムの観点から決定される。また、鉄道車両が走行する軌道が設けられる上部構造、この上部構造を支持する下部構造等の部材のわずかなコストアップが全体コストに大きく影響するので、これらの部材コストを極力低減することが肝要となる。②低振動・低騒音な高架線路構造であること。高架線路構造は、居住地域等の近隣に設けられることも多く、鉄道車両の走行による騒音、振動等が近隣住民に及ばないように配慮する必要がある。従って、高架線路構造には、素性として低振動・低騒音であることが求められ、さらに車両走行に伴う振動・騒音等のレベルに応じた振動防止設備、騒音防止設備を設ける必要がある。③耐震性の高い高架線路構造であること。地震が発生した場合、高架線路構造が崩壊したり部材が破壊するような大きな損傷を生じさせないようにすることはもちろん、高架線路構造上を走行中の鉄道車両が脱線することなく速やかに減速・停止して乗客の安全を確保できるようにしなければならない。従って、高架線路構造は、横揺れ等の地震の影響を受けにくい耐震性の高い構造とする必要があり、特に、軌道が地表面から8~15m程度の高さに敷設されるという点に留意しなければならない。さらに、地震動により、高架上の軌道が、横座屈したり、有害な角折れや目違いが生じたりしないように留意しなければならない。
産業上の利用分野 本発明は、鉄車輪系鉄道の軌道が設けられる上部構造と、この上部構造を支持するために立設される少なくとも2つ以上の脚部から構成される下部構造とを備えた軌道支持桁式高架線路構造に関する。
特許請求の範囲 【請求項1】鉄車輪系鉄道の軌道が設けられる上部構造と、この上部構造を支持するために立設される少なくとも2つ以上の脚部から構成される下部構造とを備えた軌道支持桁式高架線路構造であって、前記上部構造は、前記鉄車輪系鉄道の列車荷重および軌道の単線分を支持するコンクリート製のプレハブ軌道支持桁を備え、このプレハブ軌道支持桁は、当該軌道の線路方向に沿って延びる細長状の形態を有するとともに、通常の道路輸送手段によって運搬可能な大きさおよび重量を有し、内部に空隙部が形成され、前記上部構造と前記下部構造とを備えた高架線路構造体は、その線路直角方向の固有振動数が2Hz~4Hzであることを特徴とする軌道支持桁式高架線路構造。
【請求項2】請求項1に記載の軌道支持桁式高架線路構造において、前記軌道には、防振装置または防振ゴムを介して間欠的に桁上面から支持されたフローティング型ラダー軌道が採用されていることを特徴とする軌道支持桁式高架線路構造。
【請求項3】請求項1または請求項2のいずれかに記載の軌道支持桁式高架線路構造において、前記上部構造は、前記プレハブ軌道支持桁が並行して複数配置され、これらのプレハブ軌道支持桁が相互に接続されて構成されていることを特徴とする軌道支持桁式高架線路構造。
【請求項4】請求項1~請求項3のいずれかに記載の軌道支持桁式高架線路構造において、前記上部構造は、前記プレハブ軌道支持桁が線路方向に剛結されて一体化される連続桁構造であることを特徴とする軌道支持桁式高架線路構造。
【請求項5】請求項1~請求項3のいずれかに記載の軌道支持桁式高架線路構造において、前記上部構造は、前記プレハブ軌道支持桁が前記脚部上で線路方向に部分的または弾性的に接続される連結桁構造であることを特徴とする軌道支持桁式高架線路構造。
【請求項6】請求項1~請求項5のいずれかに記載の軌道支持桁式高架線路構造において、前記下部構造は、線路方向に沿ってある間隔で複数配置される脚部から構成され、前記上部構造に作用する線路方向および線路直角方向の水平荷重は、これらの脚部が概ね均等に負担していることを特徴とする軌道支持桁式高架線路構造。
【請求項7】請求項1~請求項5のいずれかに記載の軌道支持桁式高架線路構造において、前記下部構造は、1つの固定脚部と、それを起点としてあるスパンで立設される中間脚部とを備え、前記上部構造に作用する線路方向の水平荷重は、前記固定脚部がそのほとんどを負担することを特徴とする軌道支持桁式高架線路構造。
【請求項8】請求項1~請求項7のいずれかに記載の軌道支持桁式高架線路構造において、前記上部構造は、前記プレハブ軌道支持桁に取付可能とされ、かつ前記軌道の線路方向に沿って延びる橋側歩道や高欄・防音壁等の付帯設備を備え、この付帯設備は、前記プレハブ軌道支持桁に添加される床板と、この床板の外側端縁に沿って立設される壁板とを備えていることを特徴とする軌道支持桁式高架線路構造。
産業区分
  • 鉄道
  • 高分子化合物
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 権利存続中
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