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演奏インターフェース

国内特許コード P07P005189
掲載日 2007年12月28日
出願番号 特願2006-139613
公開番号 特開2007-310178
登録番号 特許第4815594号
出願日 平成18年5月18日(2006.5.18)
公開日 平成19年11月29日(2007.11.29)
登録日 平成23年9月9日(2011.9.9)
発明者
  • 辻 敏夫
  • 柴 建次
  • 福田 修
  • 杉山 利明
  • 植野 洋美
出願人
  • 国立大学法人広島大学
発明の名称 演奏インターフェース
発明の概要 【課題】MIDI規格による電子楽器等の演奏装置を身体の不自由な人が容易に演奏し、また、その演奏のための作曲をすることができる演奏インターフェースを提供する。
【解決手段】本発明に係る演奏インターフェースは、筋電信号に基づき演奏データ又は演奏制御データを作製し、これを演奏装置に入力するための演奏インターフェースであって、筋電信号を取得するための筋電センサと、該筋電センサからの筋電信号に基づき筋電時間微分信号を作製する微分手段と、筋電信号又は/及び筋電時間微分信号を利用して演奏データ又は演奏制御データを作製する入力装置と、該入力装置により作製された演奏データ及び演奏制御データを保存する記録手段と、を有する。
【選択図】図1
従来技術、競合技術の概要


楽器の演奏や作曲は一般に高度な技能を要し、誰でも簡単に演奏や作曲ができるというわけにはいかないが、できるならば楽器の演奏や作曲をしたいと思う人は多い。このため、多くの人に楽器の演奏や作曲を楽しんでもらうための方法や装置が提案されている。



例えば、特許文献1に、指揮棒や手振りコントローラなどの揺動操作子の揺動または該揺動操作子に設けられたセンサの出力に基づいて音量、音色、音長などに関する楽音パラメータを制御する楽音パラメータ制御装置が提案されている。すなわち、楽音パラメータを出力する演奏手段と、揺動センサを備えた揺動操作子と、前記揺動センサの出力波形の特徴を抽出する特徴抽出手段と、該特徴抽出手段で抽出された特徴に基づいて前記楽音パラメータを制御する楽音パラメータ制御手段と、を備えた楽音パラメータ制御装置が提案されている。



特許文献2に、ユーザーの指示に応じて音符単位に、その音符の種類、及びその発音条件を自動的、且つ個別に選択するようにしたことにより、ユーザーにとっては自身が作曲を行っている実感が持て、また、音楽の専門知識が乏しいものでも作曲を容易に行うことができる作曲支援装置が提案されている。すなわち、楽曲の演奏内容を示す音符の並びである音符列を生成することにより行われる作曲を支援する装置であって、前記音符列を構成させる音符単位に、該音符の種類、及び該音符の楽譜上の配置に相当する発音条件をユーザーの指示に応じて自動的、且つ個別に選択する音符選択手段と、前記音符選択手段が自動的に個別に選択した種類、及び発音条件で指定される音符を有する前記音符列を生成する音符列生成手段と、を具備する作曲支援装置が提案されている。



一方、このような演奏又は作曲のための装置が身体の不自由な人にも容易に利用可能であるならば、そのような人の治療やリハビリテーション、または、楽しみにつながる。すなわち、身体の不自由な人が容易に利用可能な演奏又は作曲のための装置の開発は、社会的貢献に価するものである。身体の不自由な人にも利用可能な装置として、例えば、特許文献3に、筋電位により家電製品等の制御を行うリモートコントローラが提案されており、特許文献4に、筋電位により電動車椅子の制御を行う車両制御装置及びこれを備えた車両が提案されている。また、非特許文献1及び2には、筋電位信号自体を音源として演奏又は作曲を行ういわゆるインタラクティブ・アートが提案されている。



【特許文献1】
特開平09-127937号公報
【特許文献2】
特開2006-84855号公報
【特許文献3】
特開2003-244780号公報
【特許文献4】
特開2006-84855号公報
【非特許文献1】
長嶋 洋一著「生体センサによる音楽表現の拡大と演奏表現の支援について」、情報処理学会研究報告、情報処理学会、vol.98、No.74(98-MUS-26)、1998、p.75~p.82
【非特許文献2】
長嶋 洋一著「新・筋電センサ“MiniBioMuse III”とその情報処理」、情報処理学会研究報告、情報処理学会、vol.2001、No.82(2001-MUS-41)、2001、p.1~p.8

産業上の利用分野


本発明は、MIDI規格による電子楽器等の演奏装置を演奏するための演奏インターフェースに係り、特に筋電信号に基づき演奏データ又は演奏制御データを作製し、これを演奏装置に入力して演奏させることができる演奏インターフェースに関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
筋電信号に基づき演奏データ又は演奏制御データを作製し、これを演奏装置に入力するための演奏インターフェースであって、筋電信号を取得するための筋電センサと、該筋電センサからの筋電信号に基づき筋電時間微分信号を作製する微分手段と、筋電信号又は/及び筋電時間微分信号を利用してテンポ、音高、音価、音量及びニュアンスの演奏パラメータに対応させた演奏データ又は演奏制御データを作製する入力装置と、該入力装置により作製された演奏データ及び演奏制御データを保存する記録手段と、を有する演奏インターフェース。

【請求項2】
入力装置は、筋電信号を識別させる機能選択手段と、該機能選択手段により識別された筋電信号及びそれに基づく筋電時間微分信号の識別記号、発生タイミング、大きさ、持続時間を保存する特徴保管手段と、音高及び音価を選択する音符取得手段と、操作メニューと結果を表示させる表示手段と、前記特徴保管手段に保管された筋電信号の持続時間を音価に対応させる関連づけ手段と、を有するものであって、演奏データを作製することができるものであることを特徴とする請求項1に記載の演奏インターフェース。

【請求項3】
さらに、筋電時間微分信号を音量に対応させる関連づけ手段を設けたことを特徴とする請求項2に記載の演奏インターフェース。

【請求項4】
さらに、筋電信号の発生タイミングを演奏のテンポに対応させる関連づけ手段を設けたことを特徴とする請求項2又は3に記載の演奏インターフェース。

【請求項5】
入力装置は、筋電信号の発生タイミングを教示する動作教示手段と、筋電信号を識別させる機能選択手段と、該機能選択手段により識別された筋電信号及びそれに基づく筋電時間微分信号の識別記号、発生タイミング、大きさ、持続時間を保存する特徴保管手段と、該特徴保管手段に保管された筋電信号の発生タイミングに演奏曲のテンポ、筋電信号の持続時間に演奏曲のニュアンス、筋電時間微分信号の大きさに音量を対応させる関連づけ手段と、操作メニュー及び前記動作教示手段を表示させる表示手段と、を有するものであって、演奏制御データを作製することができるものであることを特徴とする請求項1に記載の演奏インターフェース。

【請求項6】
さらに、筋電信号と関係づけられた、演奏曲のテンポ、演奏曲のニュアンス及び音量のうち、いずれか一以上のデータをパラメータとする指揮パターンを表示させる表示手段を設けたことを特徴とする請求項5に記載の演奏インターフェース。

【請求項7】
入力装置は、筋電信号の発生タイミングを教示する動作教示手段と、筋電信号を識別させる機能選択手段と、該機能選択手段により識別された筋電信号及びそれに基づく筋電時間微分信号の識別記号、発生タイミング、大きさ、持続時間を保存する特徴保管手段と、該特徴保管手段に保管された筋電信号の大きさに演奏曲のニュアンス、筋電時間微分信号の大きさに音量を対応させる関連づけ手段と、操作メニュー及び前記動作教示手段を表示させる表示手段と、を有するものであって、演奏制御データを作製することができるものであることを特徴とする請求項1に記載の演奏インターフェース。

【請求項8】
さらに、演奏曲のニュアンスの程度を表示させる表示手段を設けたことを特徴とする請求項7に記載の演奏インターフェース。

【請求項9】
さらに、筋電信号の大きさ及び筋電時間微分信号の大きさを表示させる表示手段を設けたことを特徴とする請求項5~8のいずれかに記載の演奏インターフェース。

【請求項10】
筋電信号の機能選択手段による識別は、筋電信号をニューラルネットワーク処理により行うものであることを特徴とする請求項1~9のいずれかに記載の演奏インターフェース。

【請求項11】
筋電センサの出力をA/D変換し、全波整流及び平滑化処理して得られる時系列信号をEl(t)(l=1、2、・・・、L)として、下記式(1)により表されるP(t)を入力装置へ筋電信号として出力するセンサ信号処理手段を有することを特徴とする請求項1~10のいずれかに記載の演奏インターフェース。
【数1】


国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2006139613thum.jpg
出願権利状態 登録


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