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漆塗膜の改質方法

国内特許コード P07A012791
整理番号 PA12-017
掲載日 2008年1月18日
出願番号 特願2000-180776
公開番号 特開2002-001208
登録番号 特許第3992093号
出願日 平成12年6月16日(2000.6.16)
公開日 平成14年1月8日(2002.1.8)
登録日 平成19年8月3日(2007.8.3)
発明者
  • 小川 俊夫
  • 大澤 敏
出願人
  • 金沢工業大学
発明の名称 漆塗膜の改質方法
従来技術、競合技術の概要 天然産の漆は無溶剤で常温乾燥性を有し、緻密な橋架け塗膜となるため優雅な肌合いや優れた光沢を呈し、しかも耐薬品性、付着性、耐久性にも優れ工芸品、室内装飾塗装等に古くから用いられてきた。この天然産の漆は、漆科植物の幹部から採取した原料漆液から樹皮やゴミ等の夾雑物を除去して生漆とし、その水系成分を分散して「ナヤシ」とし、さらに脱水して精製漆又はクロメ漆として塗膜形成に使用されている。前記精製漆又はクロメ漆に、さらに色剤を添加することで、なしじ漆、透ろいろ漆、透つや漆、透つや消漆、黒つや漆、黒ろいろ漆、黒つや消漆等に調製される。漆はこのように優れた特性を有するが、高価であることから、特開平6-287516号公報、特開平8-283664号公報、特開平11-256108号公報等にみられるような合成漆塗料も提案されている。しかしながら、上記天然産の漆もまた合成漆塗料も日光や蛍光ランプの光で塗膜表面が劣化し、光沢度の低下が起きる。そのため、漆塗装物は日光や蛍光ランプに長時間暴露しない環境で使用することが要求され、使用範囲が限定されるなどの問題があった。この問題を解決するため漆塗装物の極く表面層に水素イオンを注入しウルシオールの重合を促進させて紫外線を吸収しにくい重合体に改質することで漆塗装物の光沢度の低下を防ぐ方法が、例えば石川県工業試験所研究報告No.47、 p53~58(1998)等で提案されている。しかし前記方法にあってはイオン注入装置という高価でかつ大掛かりの装置を使用することから、処理漆塗装物のコストを高くする上に、大型の工芸品等を処理できない欠点があった。そそこで、より簡便な方法で漆塗膜の耐光性を改善することが熱望されていた。
産業上の利用分野 本発明は、漆塗膜の改質方法、さらに詳しくは漆塗装物の漆塗膜の耐光性を向上させる簡便な方法に関する。
特許請求の範囲 【請求項1】漆塗膜の表面を臭素含有雰囲気と接触させることを特徴とする漆塗膜の改質方法。
【請求項2】臭素含有雰囲気が臭素蒸気を2~5g/lの範囲で含有することを特徴とする請求項1記載の漆塗膜の改質方法。
【請求項3】漆塗膜と臭素含有雰囲気との接触が温度10~40℃、湿度50~80%で、かつ接触時間が10分以上であることを特徴とする請求項1又は2記載の漆塗膜の改質方法。
【請求項4】接触時間が10~40分であることを特徴とする請求項3記載の漆塗膜の改質方法。
産業区分
  • 塗料・接着剤
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 権利存続中
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