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ウォータージェットメス

国内特許コード P07A013054
掲載日 2008年1月25日
出願番号 特願2002-270343
公開番号 特開2004-105367
登録番号 特許第3793132号
出願日 平成14年9月17日(2002.9.17)
公開日 平成16年4月8日(2004.4.8)
登録日 平成18年4月14日(2006.4.14)
発明者
  • 藤岡 直子
  • 林 琢也
  • 遠藤 修
出願人
  • 防衛装備庁長官
発明の名称 ウォータージェットメス
発明の概要 【課題】内視鏡治療で使用できるウォータージェットメスを提供すること。
【解決手段】ウォータージェットメスは、シリンジから流体を高圧で圧送するウォータージェット発生装置と、シリンジに接続されて先端のノズルから流体を噴射するカテーテル12とを有し、カテーテル12は、可撓性を有する内管34と、この内管34を覆う編組線層35と、この編組線層35を覆い可撓性を有する外管36とを備えている。これにより、コンプライアンスを低くできるので、ノズル噴射圧力の立ち上がり時間を短縮でき、所定のノズル噴射圧力に到達するまでの間に噴射される流体の量を低減できるから、流体が粘膜表面にほとんど溜まることがなく、内視鏡治療においてウォータージェットメスを使用できる。また、カテーテル12を体腔や血管に挿入した際に、体腔や血管内部の形状に容易に追従できる。
【選択図】      図4
従来技術、競合技術の概要


従来、早期胃癌に対する内視鏡的粘膜切除術(EMR)や食道静脈瘤に対する内視鏡的硬化療法(EIS)等の内視鏡治療では、生理食塩水や硬化剤等の流体を注入する際には局注針が用いられている。
例えば、内視鏡的粘膜切除術(EMR)の手順を説明する。
図8に示すように、胃壁140は、内側から順に、固有筋層141、粘膜下層142、粘膜筋板143、粘膜144が積層されて構成され、粘膜144上には、病変145が形成されている。
局注針149を、粘膜144、粘膜筋板143および粘膜下層142を貫通させて、病変145の下の粘膜下層142にまで到達させ、生理食塩水を注入して、病変145を表面側に押し上げる。続いて、図9に示すように、病変145をガイドチューブ147で吸引して持ち上げた状態で、病変145にスネア鉗子148をかけて高周波電流をかけて切除する。



次に、食道静脈瘤に対する内視鏡的硬化療法(EIS)の手順を説明する。
図10に示すように、食道壁150は、胃壁140と同様の構成を有しており、上述した内視鏡的粘膜切除術(EMR)と同様の方法で、粘膜下層142に硬化剤を注入する。



しかしながら、上述した局注針149を用いる方法では、注入深度の制御が困難であるため、固有筋層141を貫通し穿孔してしまう可能性や、流体が壁外に漏出してしまうことによる縦隔炎の可能性があった。さらに、針穴からの出血に対する止血処理に時間がかかってしまい治療時間がかかるという問題があった。



一方、胆石の除去等の開腹手術および腹腔内手術では、1990年代より、ウォータージェットメスが用いられている。
例えば、ウォータージェットメス110は、図11に示すように、流体を高圧で圧送するウォータージェット発生装置111と、このウォータージェット発生装置111に接続され先端のノズル130から流体を噴射するカテーテル112とを含んで構成されている。カテーテル112は、ステンレスで形成されている。
胆石の除去手術では、ウォータージェットメス110でウォータージェットを噴射させることにより、胆嚢とその周囲の脂肪組織等とを剥離させる。



ところで、以上のウォータージェットメス110を、内視鏡的粘膜切除術(EMR)や食道静脈瘤に対する内視鏡的硬化療法(EIS)等の内視鏡治療に応用することが提案されている。
この場合、カテーテル112は、内視鏡のワーキングチャンネルに対する挿入深度や、その先端のノズル130からの噴射角度を自在に調整する必要があるため、可撓性を有しかつ表面の滑り特性の高い材料、例えばポリエステルで形成される。

産業上の利用分野


本発明は、例えば、内視鏡的粘膜切除術(EMR)や食道静脈瘤に対する内視鏡的硬化療法(EIS)等の内視鏡治療において、生体組織への穿孔、注入、剥離、粉砕、洗浄、散布に用いられるウォータージェットメスに関する。

特許請求の範囲 【請求項1】 シリンジから流体を高圧で圧送するウォータージェット発生装置と、前記シリンジに接続されて先端のノズルから前記流体を噴射するカテーテルとを備えたウォータージェットメスであって、
前記カテーテルは、可撓性を有する内管と、この内管を覆う編組線層と、この編組線層を覆い可撓性を有する外管とを備えて構成されているとともに、基端外周面に鍔部を備え、
前記シリンジは、その先端側外周面の一部に設けられ前記カテーテルの鍔部が前記シリンジの圧送方向に交差する方向から挿入可能な切欠部と、前記シリンジ内周面の前記切欠部より先端側に設けられ前記鍔部が前記シリンジの圧送方向に係止可能な被係止部を備えていることを特徴とするウォータージェットメス。
【請求項2】 請求項1に記載のウォータージェットメスにおいて、
前記シリンジは、透明性を有しかつ剛性が高い材料で形成されていることを特徴とするウォータージェットメス。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2002270343thum.jpg
出願権利状態 登録
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