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SS型ワムシ耐久卵の製造方法

国内特許コード P07A013171
掲載日 2008年3月10日
出願番号 特願2001-111122
公開番号 特開2002-306015
登録番号 特許第3465050号
出願日 平成13年4月10日(2001.4.10)
公開日 平成14年10月22日(2002.10.22)
登録日 平成15年8月29日(2003.8.29)
発明者
  • 萩原 篤志
  • マビット アッサワアリー
  • 小金 隆之
出願人
  • 国立大学法人長崎大学
発明の名称 SS型ワムシ耐久卵の製造方法
従来技術、競合技術の概要 ワムシは、体長100~300ミクロン程の、海や河口にすむ小型の動物性プランクトンで、主に水産養殖の現場で卵から孵化したばかりの仔稚魚に欠かせない大切な餌として利用されている。ワムシは、多くの種類の魚介類の幼生プランクトン食の生物の本来の食べ物である。したがって、このようなワムシは、有用魚貝類の種苗生産業において、孵化したばかりの仔魚に与える餌生物として汎用されている。かかる観点から、ワムシを餌料用に積極的に培養することが行われている。ワムシの培養は、基本的に、(1)ワムシの個体数の計数(毎日)、(2)クロレラの給餌(毎日)、(3)定期的な換水(3~4日毎)、(4)培養密度の調製(増えすぎたワムシの間引き)の作業の繰り返しとなる。特に、ワムシ培養を行う手法には間引き方式とバッチ(植え継ぎ)方式がある。いずれの方式も増えたワムシを収穫して、仔魚の餌とすることが基本となる。間引き方式とは、引き続き同じ水槽でワムシの培養を行うときにワムシ収穫時に減った分だけ培養水を補充する方法をいい、バッチ方式とは、ワムシを収穫後、残ったワムシを新しい培養水を含んだ水槽に植え継いていく方法である。ワムシの個体数の計数は、培養条件を判断するためのものである。計数からワムシの増殖率が高ければ良好であることを示す。増殖率が低ければ、ワムシの餌であるクロレラの給餌量が少ない、培養水が汚れている(換水を行う。)、水温が低い、溶存酸素が少ない(エアレーションを強くする)、及び培養密度が高すぎる(間引きを行う。)等の原因が考えられるので、原因をつきとめ対処する。ワムシは、上述のように初期餌料であるため、ワムシを計画通りに培養できるかどうかが、有用魚介類の種苗生産に大きく左右する。ワムシは各種苗生産事業場で独自の技術に基づいて培養されている。そのため、ほとんどの事業場では、ワムシの試用期間が、1年のうち6ヵ月以内であるにもかかわらず、周年にわたってワムシ培養を維持しなければならない。
産業上の利用分野 本発明は、SS型ワムシの耐久卵の製造方法に関し、特に、両性生殖を誘導した後、誘導時の培養温度を変化させて耐久卵の生産を向上させるSS型ワムシ耐久卵の製造方法に関する。
特許請求の範囲 【請求項1】 SS型ワムシを飼育水下で培養して両性生殖を誘導した後、前記誘導時の培養温度の-10℃~5℃の範囲内で温度を変化させて培養を継続し、ワムシの耐久卵を採取することを特徴とするSS型ワムシの耐久卵の製造方法。
【請求項2】 培養開始時のSS型ワムシの密度が、1~5個体/mlであることを特徴とする請求項1記載の方法。
【請求項3】 飼育水が、 10 ~ 20 pptの海水であることを特徴とする請求項1又は2項に記載の方法。
【請求項4】 前記培養を、飼育水を変更せずに行うことを特徴とする請求項1~3項のいずれか1項に記載の方法。
【請求項5】 培養開始時のSS型ワムシが、受精卵を形成させた後10日以内に孵化させたものであることを特徴とする請求項1~4項のいずれか1項に記載の方法。
【請求項6】 前記両性生殖を誘導した後であって、雄の発現後に培養温度を変化させる請求項1~5項に記載の方法。
【請求項7】 前記培養温度を、20℃~35℃範囲内において変化させることを特徴とする請求項1~6項のいずれか1項に記載の方法。
【請求項8】 前記培養温度を、降下させることを特徴とする請求項7項に記載の方法。
産業区分
  • 水産
  • 畜産
  • 微生物工業
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 権利存続中
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