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ATS地上子Q値計測装置及び方法

国内特許コード P07A013249
整理番号 NUBIC-2005000085
掲載日 2008年3月14日
出願番号 特願2006-001763
公開番号 特開2007-185045
登録番号 特許第4723382号
出願日 平成18年1月6日(2006.1.6)
公開日 平成19年7月19日(2007.7.19)
登録日 平成23年4月15日(2011.4.15)
発明者
  • 中村 英夫
  • 高橋 聖
出願人
  • 学校法人日本大学
発明の名称 ATS地上子Q値計測装置及び方法
発明の概要

【課題】 保安装置として重要なATSの安定動作に不可欠な地上子のQ値計測を、瞬時かつ正確に実現する。
【解決手段】 地上子GCと結合したときの最大値電流成分及びその切断周波数成分から地上子GCのQ値を算出するため、地上子GCの取り得る共振周波数とその切断周波数近傍の合成波電流を流す車上アンテナANT及び電源を車上に配置する。
【選択図】 図1

従来技術、競合技術の概要


JR全線区をはじめ我が国の多くの線区に導入されているATSは、変周式ATSである。変周式ATSは、レール軌間に設置された地上子を通過時に、ATS車上装置の発振周波数が地上子の共振周波数に変周する作用を利用し、地上からの情報(信号現示)を受信するものである。この変周式ATSにとって、情報の受信不能(空振り)は、ATSの機能喪失に結びつくため、地上子の品質管理が重要な保全事項とされている。現在、地上子の品質は、地上子のQ値によって管理されている。



沿線に離散的に配置されたATS地上子GCのQ値管理は、現場でのQメータによるQ値計測もしくは、検測車でのQ値自動計測によって行なわれてきた。QメータによるQ値計測は、正確ではあるものの計測に時間を要し、多くの人工を必要とするため、信号保全の省力化からは問題の一つとされてきた。



一方、検測車でのQ値自動計測は地上子通過時の車上子の動作レベル計測によって行なっているものが多いが、地上子と車上子間の相対的距離や地上子の設置状況などによりレベルも変動するため、実際のQ値と異なって検測される問題が指摘されている。



このように既存方法はいずれも課題を有しており、簡易に自動計測でき、しかも正確な方法は未だ開発されていない。




【特許文献1】特開平10-304516号公報

産業上の利用分野


本発明は、変周型ATSの地上子のQ値計測を安定かつ高速に実現するものであって、鉄道信号保全の分野に利用されるATS地上子Q値計測装置及び方法に関するものである。

特許請求の範囲 【請求項1】
車上に、車上アンテナATNと、信号波生成部WGと、電流検知部IDCとを配置し、
線区に設置された地上子GCが取り得る共振周波数fi0(i=1,2,・・・,n)と、それぞれの共振周波数fi0に対応した切断周波数近傍の周波数fid(i=1,2,・・・,n)からなる合成信号波SGを、上記信号波生成部WGによって生成し、上記車上アンテナATNを介して励振出力し、
電流検知部IDCにおいては、地上子GC通過時に得られる各共振周波数成分fi0に応じた車上アンテナATNのアンテナ電流Ii0(i=1,2,・・・,n)の中で最大値を採ったアンテナ電流Im0から地上子の共振周波数fm0を同定し、Im0に対応した切断周波数近傍のアンテナ電流Imdをもとに地上子GCのQ値を算出することを特徴とするATS地上子Q値計測装置。

【請求項2】
上記地上子GCのQ値算出は、下記の条件にしたがって行うことを特徴とする請求項1記載のATS地上子Q値計測装置。
条件;
Q=|(fm0/2(fm0-fmd))|(2(Im0/Imd)2-1)1/2

【請求項3】
車上に、車上アンテナATNと、信号波生成部WGと、電流検知部IDCとを配置し、地上子GCのQ値を計測するATS地上子Q値計測方法において、
線区に設置された地上子GCが取り得る共振周波数fi0(i=1,2,・・・,n)と、それぞれの共振周波数fi0に対応した切断周波数近傍の周波数fid(i=1,2,・・・,n)からなる合成信号波SGを、上記信号波生成部WGによって生成し、上記車上アンテナATNを介して励振出力し、
電流検知部IDCにおいては、地上子GC通過時に得られる各共振周波数成分fi0に応じた車上アンテナATNのアンテナ電流Ii0(i=1,2,・・・,n)の中で最大値を採ったアンテナ電流Im0から地上子の共振周波数fm0を同定し、Im0に対応した切断周波数近傍のアンテナ電流Imdをもとに地上子GCのQ値を算出することを特徴とするATS地上子Q値計測方法。
産業区分
  • 鉄道
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2006001763thum.jpg
出願権利状態 権利存続中
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