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細胞外基質沈着タンパク質

国内特許コード P07S000061
整理番号 NUBIC-2003JP0030
掲載日 2008年3月14日
出願番号 特願2005-511158
登録番号 特許第4817233号
出願日 平成16年6月30日(2004.6.30)
登録日 平成23年9月9日(2011.9.9)
国際出願番号 JP2004009616
国際公開番号 WO2005001093
国際出願日 平成16年6月30日(2004.6.30)
国際公開日 平成17年1月6日(2005.1.6)
優先権データ
  • 特願2003-188598 (2003.6.30) JP
発明者
  • 日臺 智明
出願人
  • 学校法人日本大学
発明の名称 細胞外基質沈着タンパク質
発明の概要

本発明は、以下の(a)又は(b)の内皮細胞遺伝子座-1(Del-1)タンパク質の部分断片を提供する:(a)配列番号6、8、10、12、18若しくは24に示されるアミノ酸配列からなるタンパク質、(b)配列番号6、8、10、12、18若しくは24に示されるアミノ酸配列において1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたアミノ酸配列からなり、かつ、細胞外基質への沈着活性を有するタンパク質。

従来技術、競合技術の概要

Del-1(developmentally endothelial locus-1)タンパク質(単に「Del-1」、「全長Del-1」ともいう)は、EGF(上皮増殖因子、epithelial growth factor)類似のドメイン及びジスコイジンI類似ドメインを有するタンパク質である。このタンパク質は細胞外基質タンパク質であり、血管内皮細胞表面のαvβ3インテグリン受容体あるいはαvβ5インテグリン受容体と呼ばれるタンパク質とEGF類似ドメインを介して結合し、内皮細胞の細胞外基質への接着を促進することが知られている(Hidai,C.et al.,GENES & DEVELOPMENT 12:21-33,1998)。
近年、全長Del-1をコードする遺伝子がクローニングされた。全長Del-1はその一部あるいは全部を介して細胞外基質中のプロテオグリカンと結合することができると推察されている。そこで、全長Del-1を発現させて所定の分子(タンパク質、プロテオグリカン等)を全長Del-1に結合させ、全長Del-1に結合した分子(タンパク質、プロテオグリカン等)を回収する方法が知られている(例えば特表平11-507527号公報を参照)。
従って、これらの結合部位を特定し結合様式を解析することは、目的分子の回収、及び全長Del-1に結合する分子の研究解析のために重要である。
しかしながら、全長Del-1の細胞外基質沈着能はそれほど高くないため、当該全長Del-1に結合した目的分子を十分に回収することができなかった。

産業上の利用分野

本発明は、内皮細胞遺伝子座-1(Del-1)タンパク質の部分断片である細胞外基質沈着タンパク質に関する。また、本発明は、上記部分断片を用いた細胞外基質沈着部位の同定方法、及び、Del-1タンパク質と融合した目的分子(例えば、アルカリホスファターゼ)回収方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】 以下の (a)又は(b)のタンパク質。
(a) 配列番号6、8、10、12、18若しくは24に示されるアミノ酸配列からなるタンパク質
(b) 配列番号2に示されるアミノ酸配列からなるタンパク質のうち、配列番号4に示されるアミノ酸配列からなる活性中心領域と配列番号20に示されるアミノ酸配列からなる陽性調節領域とを含み、かつ配列番号22に示されるアミノ酸配列からなる陰性調節領域を含まない部分断片からなるタンパク質
【請求項2】 以下の (a)又は(b)のタンパク質をコードする遺伝子。
(a) 配列番号6、8、10、12、18若しくは24に示されるアミノ酸配列からなるタンパク質
(b) 配列番号2に示されるアミノ酸配列からなるタンパク質のうち、配列番号4に示されるアミノ酸配列からなる活性中心領域と配列番号20に示されるアミノ酸配列からなる陽性調節領域とを含み、かつ配列番号22に示されるアミノ酸配列からなる陰性調節領域を含まない部分断片からなるタンパク質
【請求項3】 配列番号5、7、9、11、17若しくは23に示される塩基配列からなるDNAを含む遺伝子
【請求項4】 請求項2又は3記載の遺伝子を含む組換えベクター。
【請求項5】 請求項4記載の組換えベクターを含む形質転換体。
【請求項6】 請求項5記載の形質転換体を培養し、得られる培養物からDel-1タンパク質の部分断片を採取することを特徴とするDel-1部分断片の製造方法。
【請求項7】 請求項1記載のタンパク質と細胞外基質とを反応させることにより、前記タンパク質が前記細胞外基質に沈着する部位を同定する方法。
【請求項8】 請求項1記載のタンパク質を含む、細胞外基質沈着部位同定用試薬。
【請求項9】 請求項1記載のタンパク質と発現の目的分子とが連結した融合タンパク質。
【請求項10】 請求項9記載の融合タンパク質を含有する薬物送達システム。
【請求項11】 請求項2又は3記載の遺伝子と、発現の目的分子をコードする遺伝子とが連結された、融合タンパク質をコードする遺伝子。
【請求項12】 請求項11記載の遺伝子を含む組換えベクター。
【請求項13】 請求項12記載の組換えベクターを含む形質転換体。
【請求項14】 請求項13記載の形質転換体を培養し、得られる培養物からDel-1タンパク質の部分断片と発現の目的分子との融合タンパク質を採取することを特徴とする該融合タンパク質の製造方法。
【請求項15】 請求項9記載の融合タンパク質を細胞外基質に沈着させ、目的分子を採取することを特徴とする目的分子の回収方法。
【請求項16】 目的分子を沈着させる方法であって、以下の工程:
(a) 請求項13記載の形質転換体を培養することによって、発現の目的分子とDel-1タンパク質の部分断片との融合タンパク質を生産させる工程、及び
(b) 前記融合タンパク質を細胞外基質に沈着させる工程
を含む前記方法。
【請求項17】 目的分子を回収する方法であって、以下の工程:
(a) 請求項13記載の形質転換体を培養することによって、発現の目的分子とDel-1タンパク質の部分断片との融合タンパク質を生産させる工程、
(b) 前記融合タンパク質を細胞外基質に沈着させる工程、及び
(c) 前記融合タンパク質から目的タンパク質を切断することによって、前記目的分子を採取する工程
を含む前記方法。
【請求項18】 配列番号2に示されるアミノ酸配列からなるタンパク質のうち、活性中心領域と陽性調節領域とを含み、かつ陰性調節領域は含まない部分断片を細胞外基質と反応させることを含む、細胞外基質への沈着活性を調節する方法であって、前記活性中心領域のアミノ酸配列が配列番号4に示されるものであり、前記陽性調節領域のアミノ酸配列が配列番号20に示されるものであり、前記陰性調節領域のアミノ酸配列が配列番号22に示されるものである、前記方法。
産業区分
  • 微生物工業
  • 有機化合物
  • 薬品
国際特許分類(IPC)
画像

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出願権利状態 権利存続中
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