TOP > 国内特許検索 > 手術補助器具

手術補助器具 新技術説明会

国内特許コード P08A013300
整理番号 M-006
掲載日 2008年4月4日
出願番号 特願2006-303439
公開番号 特開2007-260385
登録番号 特許第4734651号
出願日 平成18年11月9日(2006.11.9)
公開日 平成19年10月11日(2007.10.11)
登録日 平成23年5月13日(2011.5.13)
優先権データ
  • 特願2006-058353 (2006.3.3) JP
発明者
  • 野瀬 清孝
出願人
  • 国立大学法人 宮崎大学
発明の名称 手術補助器具 新技術説明会
発明の概要

【課題】尿失禁手術TOTにおいて、穿刺針を安全且つ正確に穿刺できる手術補助器具を提供する。
【解決手段】手術補助器具31を使用する場合には、穿刺針33の柄部32に手術補助具31の接続部34を嵌合して固定する。この際、手術補助具31の保持具35が穿刺針33の先端部37の接線に対して垂直方向となる位置に配置して固定する。この取付け方によって目的シース36は保持具35を中心として回動自在となると共に、穿刺針33の先端部37の向きが進行方向と一致し、穿刺針33の穿刺が円滑となると共に、穿刺針33の先端部37は目標シース36へと確実に導かれるため、執刀医は正確に穿刺針33を穿刺できる。
【選択図】図9

従来技術、競合技術の概要


女性の尿失禁は、そのほとんどが腹圧性尿失禁とされている。この腹圧性尿失禁の女性は笑ったり、咳、くしゃみ及び標準的な運動などの通常の日常的な活動及び移動中に尿失禁する。



腹圧性尿失禁は尿道及び恥骨に結合する組織または靭帯の機能的な欠陥によって引き起こされ、その共通する要因としては、骨盤内の筋肉の反復性の緊張、出産、骨盤内の筋肉の緊張の喪失、及びアストロゲンの喪失がある。この腹圧性尿失禁に対する外科的治療法としては、TVT(Tension-free Vaginal Tape)手術が主流とされ、恥骨尿道靭帯という恥骨の両側と尿道の下を通る靭帯を想定し、ポリプロピレン繊維からなるテープを用いU字型に補強するものであるが、このテープを送達するためには膣を通して下腹部にいたる2つの比較的太く長寸の先端が尖ったシャフトを使用する必要があり、このシャフトを挿入する際には手探りによる作業となり膀胱、血管、筋肉、及び神経などの骨盤内の構造を損傷する虞があった。また、これらの損傷を防止するために膀胱鏡による視覚化を繰り返し行なう必要があり、手術に長時間を必要とするという欠点を有していた。



この問題点の対策として各種の提案がなされているが、いまだ根本的な解決手段とはなっていない(例えば特許文献1参照。)。




【特許文献1】特表2004-509685号公報



そこで、現在上記TVT手術に替わる新たな手術法としてTOT(Trans Obturator Tape)手術が提案されている。この手術法は、下記の工程により構成される。



(1)麻酔を行なった後左右一対の閉鎖孔皮膚と膣前壁を切開する。(膣前壁は指が入るくらいの皮下トンネルをほる。)
(2)専用の穿刺針を閉鎖孔から穿刺し、恥骨の裏を通して膣前壁に出す。(この際指を皮下トンネルに入れ、穿刺針を誘導する。)
(3)穿刺針を膣前壁から膣に誘導させた後、穿刺針の先端部の溝にテープをかけ、穿刺針を皮膚外に引抜いてテープを閉鎖孔より引き出す。
(4)以上の操作を、他方の閉鎖孔側にも行い同様にテープを引き出す。
(5)閉鎖孔から引き出したテープの張力を微調整した後、皮膚、膣を縫合し手術終了。
尚、上記の手術法は閉鎖孔から膣に針を出す(アウトサイドイン)方法を示しており、逆に膣から閉鎖孔に出す(インサイドアウト)方法も同様な工程から実施される。

産業上の利用分野


本発明は、女性の尿失禁を治療する手術TOT(Trans Obturator Tape)における穿刺針に使用する手術補助器具に関するものである。

特許請求の範囲 【請求項1】
尿失禁手術用補助器具であって、穿刺用針を挿通する針固定シースと、該挿通された穿刺用針をさらに所定位置にて挿通可能とする目標シースと、前記針固定シースと目標シースとを離間して保持する保持とからなり、前記針固定シースと目標シースは前記穿刺針と同じ曲率にて形成され、前記保持具によって前記穿刺針と同じ立体曲面上に各々離間して配置されていることを特徴とする手術補助器具。

【請求項2】
前記針固定シースと目標シースは中空の筒状に形成されていることを特徴とする請求項1記載の手術補助器具。

【請求項3】
前記針固定シースと目標シースは前記穿刺針を挿通可能な溝部を有していることを特徴とする請求項1記載の手術補助器具。

【請求項4】
尿失禁手術用補助器具であって、穿刺針を保持する柄部に着脱可能に装着する接続部と、該接続部に前記穿刺針と離間し平行して取り付けられ、回動可能とされた保持具と、該保持具の先端に設けられ前記穿刺針を緩挿可能な目的シースとからなる手術補助器具。
産業区分
  • 治療衛生
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

※ 画像をクリックすると拡大します。

JP2006303439thum.jpg
出願権利状態 権利存続中


PAGE TOP

close
close
close
close
close
close
close