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アクティブノイズコントロールシステムに用いられる適応フィルタ回路 コモンズ

国内特許コード P08P005916
掲載日 2008年4月4日
出願番号 特願2006-251828
公開番号 特開2008-070821
登録番号 特許第5200239号
出願日 平成18年9月15日(2006.9.15)
公開日 平成20年3月27日(2008.3.27)
登録日 平成25年2月22日(2013.2.22)
発明者
  • 加藤 正史
  • 大畑 宏文
出願人
  • 国立大学法人 名古屋工業大学
発明の名称 アクティブノイズコントロールシステムに用いられる適応フィルタ回路 コモンズ
発明の概要

【課題】アクティブノイズコントロールシステムに使用する適応フィルタをアナログ電子回路により実現する場合のノイズ、オフセットに対する耐性を高め高精度な動作を実現するための回路構成を提供する。
【解決手段】本発明の回路は階層型ニューラルネットワーク構造の完全差動型の回路構成を備えるアナログ電子回路からなる適応フィルタである。この回路は乗算回路に完全差動型ワイドレンジギルバート乗算器を用いており、同時に積分回路に完全差動型積分器を用いている。
【選択図】図2

従来技術、競合技術の概要


従来、特許文献1、2に開示されているように一次元ダクト騒音に対するアクティブノイズコントロール(またはアクティブノイズキャンセリングとも表記される)システムはデジタル電子回路を用いたデジタル処理により適応フィルタを構成し逆位相音を出力、制御していた。



一方、特許文献3に開示されている技術はアナログ電子回路により適応フィルタを構成し、アクティブノイズコントロールを実現するものであり、デジタル処理に必要なアナログ/デジタル(A/D)変換、デジタル/アナログ(D/A)変換を必要としない構成であった。



特許文献3に開示されているように、A/D変換、D/A変換を必要としない場合、信号の遅延が起こらないため、デジタル処理の適応フィルタによるアクティブコントロールシステムよりシステムのサイズを小さくできるという利点があった。



また、アナログ電子回路による適応フィルタには高価なデジタルシグナルプロセッサ(DSP)も必要ないため、システムのコストを低くできるという利点もあった。



しかし、特許文献3に開示されているアナログ電子回路による適応フィルタは回路内部にノイズやオフセットを発生しやすいワイドレンジギルバート乗算器を含んでおり、回路全体を高精度化するためには高精度なワイドレンジギルバート乗算器を作製する必要があった。



さらに特許文献3に開示されている回路は階層型ニューラルネットワークの構成を持つため出力に現れるノイズもフィードバックされ再びワイドレンジギルバート乗算器により乗算され増幅されるため、ノイズ耐性に乏しく高精度化が困難であった。

【特許文献1】特開2002-60146号公報

【特許文献2】特開2001-355429号公報

【特許文献3】特許願2006-031840「アクティブノイズキャンセリング用アナログ電子回路」

産業上の利用分野


本発明は騒音除去方法の一つであるアクティブノイズコントロールシステムに用いられる適応フィルタ回路に関するものである。

特許請求の範囲 【請求項1】
第1のマイク、スピーカー、第2のマイクがダクト内に順に配置され、アナログ電子回路からなる適応フィルタ回路により前記ダクト内の騒音を除去するアクティブノイズコントロールシステムに用いられる前記適応フィルタ回路であって、第1、第2のワイドレンジギルバート乗算器と、積分器とを有し、前記第1のワイドレンジギルバート乗算器は、前記第1のマイクにより取り込まれる騒音信号と前記積分器から出力される差動荷重信号とを乗算して、前記ダクト内の騒音を打ち消す音を前記スピーカーから出力させるための差動出力信号を前記スピーカーに出力し、前記第2のワイドレンジギルバート乗算器は、前記スピーカーから出力される音により除去しきれなかった誤差信号を前記第2のマイクから取り込み、その誤差信号と前記第1のマイクにより取り込まれる騒音信号とを乗算して前記積分器に前記乗算された信号を入力し、前記積分器は、前記第2のワイドレンジギルバート乗算器にて乗算された信号を積分し前記差動荷重信号を前記第1のワイドレンジギルバート乗算器に入力するものであり、前記第1、第2のワイドレンジギルバート乗算器として完全差動型ワイドレンジギルバート乗算器を用い、前記積分器として完全差動型積分器を用いて階層型ニューラルネットワークを構成していることを特徴とするアクティブノイズコントロールシステムに用いられる適応フィルタ回路。
産業区分
  • 電子応用機器
  • 伝送回路空中線
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2006251828thum.jpg
出願権利状態 権利存続中
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