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土質貯水構造物の施工方法

国内特許コード P08A013319
掲載日 2008年4月18日
出願番号 特願2006-059817
公開番号 特開2007-239209
登録番号 特許第4696305号
出願日 平成18年3月6日(2006.3.6)
公開日 平成19年9月20日(2007.9.20)
登録日 平成23年3月11日(2011.3.11)
発明者
  • 毛利 栄征
  • 堀 俊和
  • 松島 健一
出願人
  • 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構
発明の名称 土質貯水構造物の施工方法
発明の概要

【課題】堤体を長大化させずに安定性を確保し、しかもメンテナンスを容易にする。
【解決手段】第1の工程で、築造された既成の堤体2の上部を所定のレベルL1まで掘削するか、あるいは、設計プランに基づいて築造される予定の堤体2を上部を残し所定のレベルL1の高さで築造を中断した状態とする。次に、第2の工程で、この上部が欠落した堤体2の掘削面(上面)8に所定の引張強度特性を有するジオグリッド5を敷設する。次に、第3の工程で、堤体2の掘削面8に敷設されたジオグリッド5上に盛り土S1(S2)をする。次に、第4の工程で、遮水性を有する遮水材6を堤体2の盛り土された面に敷設し、この遮水材6をジオグリッド5と接続するようにしている。ジオグリッド5が堤体2の上流側斜面2Aに敷設された後、このジオグリッド5上に透水保護材7を設計洪水水位以下の部位に敷設している。
【選択図】 図1

従来技術、競合技術の概要


一般に、土質貯水構造物、すなわち、貯水用の堤体では、上流側斜面(水域側斜面)の浸食防止を図り、豪雨や地震に対する堤体自体の安定性を高めるようにすることが求められる。土質貯水構造物が損傷する原因として、貯水の波浪や浸透水による上流斜面の浸食、あるいは地震や豪雨による堤体のすべりがある。特に、農業用のため池は全国におよそ21万個存在し、老朽化のために上記損傷が進んでおり、早急な改修が求められている。従来、係る改修の施工方法として、張りブロック工法やリップラップ工法(特許文献1参照)などが知られている。張りブロック工法は、上流側斜面にブロックを敷設し、浸食防止を図るものである。リップラップ工法も同様に浸食防止を図るものであり、斜面をリップラップ材(ロック材)で覆い、堤体上部から流動性の高いコンクリートを流し、コンクリートをリップラップ材間の空隙に充填するようにしている。




【特許文献1】特開平8-177034号公報(第2-3頁、図6)

産業上の利用分野


本発明は、土質貯水構造物の施工方法に関するものである。

特許請求の範囲 【請求項1】
築造された堤体の上部を掘削する第1の工程と、この掘削された上面に所定の引張強度特性を有する第1の保護部材を敷設する第2の工程と、堤体の上面に敷設された第1の保護部材上に盛り土をする第3の工程と、遮水性を有する第2の保護部材を堤体の盛り土された面に敷設し、この第2の保護部材を上記第1の保護部材と接続する第4の工程とを有することを特徴とする土質貯水構造物の施工方法。

【請求項2】
設計プランに基づいて築造される予定の堤体を、上部を残して築造を中断する第1の工程と、上記築造途中の堤体のうち、盛り土される予定の上面に所定の引張強度特性を有する第1の保護部材を敷設する第2の工程と、堤体の上面に敷設された第1の保護部材上に盛り土をし、設計プランに基づいて堤体の築造を完了する第3の工程と、遮水性を有する第2の保護部材を堤体の盛り土された面に敷設し、この第2の保護部材を上記第1の保護部材と接続する第4の工程とを有することを特徴とする土質貯水構造物の施工方法。

【請求項3】
第1の保護部材の端部を堤体の水域側上流斜面と非水域側下流斜面とのうち少なくともいずれか一方に延長することを特徴とする請求項1または2に記載の土質貯水構造物の施工方法。

【請求項4】
第1の保護部材の端部を堤体の上流斜面側法先の地盤と下流斜面側法先の地盤とのうち少なくともいずれか一方に埋設することを特徴とする請求項3に記載の土質貯水構造物の施工方法。

【請求項5】
第2の保護部材の端部を堤体の下流斜面に延長することを特徴とする請求項1ないし4のうちいずれか1に記載の土質貯水構造物の施工方法。

【請求項6】
第2の保護部材の端部を堤体の下流斜面側法先の地盤に埋設することを特徴とする請求項5に記載の土質貯水構造物の施工方法。

【請求項7】
第2の保護部材の上面には、舗装が施されることを特徴とする請求項1ないし6のうちいずれか1に記載土質貯水構造物の施工方法。

【請求項8】
第1の保護部材を堤体の上流斜面に延長して敷設した後、浸食防止機能とフィルタ機能とのうち少なくともいずれか一方を有する第3の保護部材を、敷設された第1の保護部材上の、設計洪水水位以下の部位に敷設したことを特徴とする請求項3または4に記載の土質貯水構造物の施工方法。

【請求項9】
第1の保護部材を土木施工用網状部材により構成し、第2の保護部材を所定の引張強度特性を有する土木施工用網状部材に遮水性シート部材を一体に取り付けて構成したことを特徴とする請求項1または2に記載の土質貯水構造物の施工方法。

【請求項10】
第3の保護部材を、透水性を有するシート部材に所定の引張強度特性を有する土木施工用網状部材を一体に取り付けて構成したことを特徴とする請求項8に記載の土質貯水構造物の施工方法。

【請求項11】
第3の保護部材を、粒状のフィルタ材により構成するとともに、第1の保護部材に係止部材を設け、第3の保護部材を係止部材により第1の保護部材に係止させたことを特徴とする請求項8に記載の土質貯水構造物の施工方法。
産業区分
  • 土工
国際特許分類(IPC)
画像

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JP2006059817thum.jpg
出願権利状態 権利存続中


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