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被写体物品撮影用の鏡装置と、該鏡装置を用いた撮影方法 新技術説明会

国内特許コード P08P005248
整理番号 H06-030
掲載日 2008年4月25日
出願番号 特願2006-272572
公開番号 特開2008-086628
登録番号 特許第4848519号
出願日 平成18年10月4日(2006.10.4)
公開日 平成20年4月17日(2008.4.17)
登録日 平成23年10月28日(2011.10.28)
発明者
  • 田地 豪
  • 津賀 一弘
  • 久保 隆靖
  • 阿部 泰彦
  • 日浅 恭
出願人
  • 国立大学法人広島大学
発明の名称 被写体物品撮影用の鏡装置と、該鏡装置を用いた撮影方法 新技術説明会
発明の概要

【課題】歯科医療用の研究用模型を含む被写体物品の正面観、咬合面観、左右の側方面観を1枚の写真に取り込んで撮影することのできる方法を提供する。
【解決手段】内側に平面鏡12を取付けた一対のアクリル板13を山形に屈折して立て掛け、逆三角形をなして内側に平面鏡14を取付けたアクリル板15を、平面鏡12間に上向きの底辺側が手前側に倒れ込むように支持させた鏡装置を用い、研究用模型19を鏡手前の載置面上に正面が手前側を向くように置き、各鏡12、14に写った模型19の咬合面観と側方面観の虚像が入るように手前側から研究用模型19の正面観をデジタルカメラで撮影する。
【選択図】図3

従来技術、競合技術の概要


立体的形態を備えた被写体物品の1つに歯科治療において概形印象採得によって得られる研究用模型がある。研究用模型は作成後、5年間の保管義務が課せられていることから、その保管方法や保管場所の確保が苦慮されている実情にある。



最近になって、研究用模型を写真撮影して保管する方法も認められており、写真で保管したり、或いは撮影した画像をコンピュータに格納して保存すれば、上述する保管上の問題はほぼ解消されるが、撮影には1つの研究用模型に対し、正面観、左右の側方面観及び咬合面(平面)観を撮るために4回の撮影が必要で、上顎と下顎の一対の模型であるので二つの模型合わせて8回の撮影が必要となり、さらに上顎と下顎の模型が噛み合わさった状態での正面観と左右の側方面観の3回を合わせると総計11回の撮影が必要となり,その撮影にかなりな手間と時間を要し、画像をコンピュータに保存するのにも格納作業に手間が掛かるようになる。



研究用模型の正面観、背面観、左右の側方面観、咬合面観を1枚の写真に取込んで撮影することができるようにするための鏡装置も提案されている。図1は、この鏡装置を示すもので、研究用模型が置かれる矩形状のアクリル板よりなる台座2と、該台座2の前後左右の側縁に所定の角度で固定され、各内側に平面鏡3を全面に取付けたアクリル板4よりなっており、各平面鏡3には台座2に置かれる研究用模型が写されるようになっている。すなわち前後の平面鏡3には研究用模型の正面観及び背面観の虚像が、左右の平面鏡7には研究用模型の左右の側方面観の虚像が写るようになっている。この状態で研究用模型上方よりカメラを構え、研究用模型の咬合面を各平面鏡3に写った研究用模型の虚像と共に撮影すると、1枚の写真に研究用模型の正面観、背面観、左右の側方面観及び咬合面観が取込まれるようになる。
文献1及び文献2には、図1に記載された4枚の平面鏡の角度を固定した鏡装置が開示されており、歯科補綴物や研究用模型などの被写体物品の左右両側方面観、正面観、咬合面観を同時に写真撮影する四面鏡が開示されている。

【非特許文献1】日本歯科技工学会第27回学術大会プログラム公演抄録111ないし112頁(平成17年9月18日・19日発表の公演予稿集)

【非特許文献2】日本歯科技工学会第28回学術大会プログラム公演抄録111ないし112頁(平成18年9月17日・18日発表の公演予稿集)

産業上の利用分野


本発明は、立体的形態を備えた被写体物品の正面或いは背面観と、左右の側面観と、平面観を撮影するのに供する鏡装置と、該鏡装置を用いて1枚の写真又は1つの画像に被写体物品の正面或と、左右の側方面観と平面観を取り込んで撮影する方法に関する。



本発明において、例えば正面観とは、被写体物品を正面方向から観た形状で、正面の形状のみならず、正面に隣接する側面及び若しくは平面面の形状を備えた正面形状を含むものとする。被写体物品を側方から観た側方面観及び上方から観た平面観も同様である。

特許請求の範囲 【請求項1】
立体的形態を有する被写体物品の撮影に供する鏡装置において、該立体形態を有する被写体物品を置く載置面と、V形状に配置され、上記載置面上に垂直に置かれる一対の平面鏡と、該一対の平面鏡と上記被写体物品を置く載置面上の空間部に、略三角形ないし台形をなし、該三角形ないし台形の頂部を上記一対の鏡間の下端に当て、上向きの底辺側が該載置面上に手前側に倒れるように傾斜させて配置させた傾斜平面鏡とから構成され、該載置面に置かれた被写体物品の平面観を該傾斜平面鏡に写し、両側方面観を該一対の平面鏡に写し、かつ正面観を正面から実像として同時に撮影することができることを特徴とする鏡装置。

【請求項2】
一対の平面鏡が開閉可能で、角度調整かつ固定可能であり、また該傾斜平面鏡が取外し可能で、かつ傾斜角が調整かつ固定可能であることを特徴とする請求項1記載の鏡装置。

【請求項3】
載置面上に被写体物品を正面向き及び鏡との間の距離を適宜設定して載置したのち、該被写体物品の手前側より被写体物品の正面観を、交差した一対の平面鏡に映される側方面観の虚像と、該傾斜平面鏡に映される平面観の虚像と共にカメラで撮影することを特徴とする請求項1又は2記載の鏡装置を用いて行う撮影方法。

【請求項4】
立体的形態を有する被写体物品を置く載置面を備えた矩形状の台座と、該台座の前後左右の四側縁のうち、三側縁以上からそれぞれ台座の外方に向って傾斜して配置され、台座上の被写体物品を写す平面鏡を有する、被写体物品の撮影に供する鏡装置において、各平面鏡はそれぞれ開閉可能で、傾斜角度が調整かつ固定可能である角度調整固定手段を備えたことを特徴とする鏡装置。

【請求項5】
上記角度調整固定手段が、台座と鏡のいずれか一方の側に固定されると共に、他方の側に形成される軸受に回動可能に軸支される枢軸と、上記軸受に捩じ込まれ、枢軸を止着する止めネジを有することを特徴とする請求項4記載の鏡装置。

【請求項6】
上記枢軸が端部に径方向を向く指針を一体に有し、軸受が形成される台座或いは鏡側には上記指針によって表示される角度表示用の目盛りを付した表示板が設けられることを特徴とする請求項4記載の鏡装置。

【請求項7】
平面鏡の角度調整固定のため、鏡が台座に枢軸により回動可能に軸支されると共に、平面鏡を連結する長さ調節可能な、糸、ワイヤー、組紐等の紐状物が設けられることを特徴とする請求項4記載の鏡装置。
産業区分
  • 治療衛生
  • 写真映画
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2006272572thum.jpg
出願権利状態 権利存続中


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