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洗浄剤組成物および洗浄方法

国内特許コード P08P005250
整理番号 H06-031
掲載日 2008年4月25日
出願番号 特願2006-288883
公開番号 特開2007-146134
登録番号 特許第4972743号
出願日 平成18年10月24日(2006.10.24)
公開日 平成19年6月14日(2007.6.14)
登録日 平成24年4月20日(2012.4.20)
優先権データ
  • 特願2005-321546 (2005.11.4) JP
発明者
  • 二川 浩樹
出願人
  • 国立大学法人広島大学
発明の名称 洗浄剤組成物および洗浄方法
発明の概要

【課題】抗菌性能、洗浄性能およびその持続性への要求に応えることのできる洗浄剤組成物の提供。
【解決手段】洗浄剤組成物は、一般式(1)

(式中、R1は炭素原子数6以上の炭化水素基を示し、R2およびR3は同一または異なっていてもよい低級炭化水素基を示し、R4は二価の低級炭化水素基を示し、R5、R6およびR7は同一または異なっていてもよい低級アルキル基または低級アルコシ基を示し、Xはハロゲンイオンまたは有機カルボニルオキシイオンを示す。)で表される化合物を含有する。また、さらに陽イオン界面活性剤および非イオン界面活性剤からなる群から選ばれた少なくとも1種の界面活性剤とを、含有する。
【選択図】図1

従来技術、競合技術の概要


高齢化社会の到来により歯科材料、とくに義歯使用者が増大し義歯洗浄剤の使用量も増大しているが、様々な組成の義歯洗浄剤が使用されている。また、生活環境への衛生志向が向上し、食器、メガネ、流し、台所まわり、便器、トイレ周り、浴槽、浴室周り、洗面ボウル、洗面所周り、繊維製品または被服への衛生志向、抗菌志向が高まっている。



これらに使用されている抗菌性洗浄剤を成分系で分類すると、過酸化物、次亜塩素酸、酵素、酸、生薬、銀系無機抗菌剤又は消毒薬のいずれかを主要成分とし、あるいは二種以上を組み合わせた成分系に分類することができる。そして、同一の成分系に属する抗菌性洗浄剤においてもその具体的な組成は様々である。



このように様々な抗菌性洗浄剤が使用されているのは、抗菌性洗浄剤としては洗浄性能と殺菌性能の両者の機能が要求されるので、それぞれの作用を発揮する成分を組み合わせて洗浄剤が構成されることが多いためである。また、さらに高い洗浄性能または殺菌性能あるいは短時間の洗浄で使用ができるような抗菌性洗浄剤が要求されており、とくに義歯洗浄剤にはその要求が顕著である。



このような要求に対し、例えば、特許文献1に、ラウリル硫酸ナトリウムは優れた洗浄性能及び発泡作用を有するのであるが、従来の義歯洗浄剤はその組み合わせ成分のためラウリル硫酸ナトリウムの効力が減殺されているという問題に対し、ラウリル硫酸ナトリウムの機能を妨げることがなく、さらに殺菌性能を向上させることができるラウリル硫酸ナトリウムと銀、銅、亜鉛イオン等の抗菌性金属イオンを含有する義歯洗浄剤が開示されている。



特許文献2に、デンチャープラークの除去には酸性の義歯洗浄剤が好ましいが、義歯洗浄剤が酸性であると歯肉素材が変形や変色し、金属素材が黒変するおそれがあるために多くの洗浄剤が中性を呈するように調整され、義歯洗浄剤の洗浄性能が減殺されているという問題に対し、酸および過硫酸塩を含有する酸性速溶部と、過ホウ酸塩または過炭酸塩の少なくとも1種と炭酸塩を含有するアルカリ性徐溶部を有する粒状もしくは錠剤状の義歯洗浄剤であって、義歯洗浄水に配合されて該水の液性を低pHから高pHに変化させることのできる義歯洗浄剤が開示されている。



特許文献3には、オクタデシルトリメトキシシラン、γ-アミノプロピルトリエトキシシラン、オクタデシルジメチル(3-トリメトキシシリルプロピル)アンモニウムクロライドなどの抗菌性物質を表面に固定化した抗菌性材料が開示され、義歯、インプラント、クラウン、ブリッジ、矯正用ブラケット、ワイヤーなどの歯科用途に使用できることも開示されているが、これらの抗菌剤成分を含有する洗浄剤組成物そのものは開示されていない。

【特許文献1】WO99/56714 A1 号公報

【特許文献1】特開2001-288062号公報

【特許文献3】特開2004-209241号公報

産業上の利用分野


本発明は、洗浄性に優れ、抗菌性に優れ、抗菌持続性に優れた洗浄剤組成物に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
(a)一般式(1)
【化学式1】


(式中、R1は炭素原子数6以上の炭化水素基を示し、R2およびR3は同一または異なっていてもよい炭素原子数1ないし6の低級炭化水素基を示し、R4は炭素原子数1ないし6の二価の低級炭化水素基を示し、R5、R6およびR7は同一または異なっていてもよい炭素原子数1ないし6の低級アルキル基または低級アルコキシ基を示し、Xはハロゲンイオンまたは有機カルボキニルオキシイオンを示す。)で表されるケイ素含有化合物と、(b)陽イオン界面活性剤(ただし、上記ケイ素化合物を除く)(b1)および非イオン界面活性剤(b2)からなる群から選ばれた少なくとも1種の界面活性剤とを、含有し、
前記陽イオン界面活性剤(b1)は、N-ココイル-アルギニンエチルエステルピロリドンカルボン酸塩であり、
前記非イオン系界面活性剤(b2)は、ソルビタンラウリレートおよび/またはポリオキシエチレンソルビタンモノラウレートであることを特徴とする洗浄剤組成物。

【請求項2】
上記一般式(1)で表されるケイ素含有化合物(a)のR1は炭素原子数10~25のアルキル基を示し、R2およびR3は同一または異なっていてもよい炭素原子数1ないし6の低級アルキル基を示し、R4は炭素原子数1ないし6の低級アルキレン基を示し、R5、R6およびR7は同一または異なっていてもよい炭素原子数1ないし6の低級アルキル基またはアルコキシ基を示し、Xはハロゲンイオンまたは有機カルボキニルオキシイオンであることを特徴とする請求項1に記載の洗浄剤組成物。

【請求項3】
上記一般式(1)で表されるケイ素含有化合物(a)が、オクタデシルジメチル(3-トリメトキシシリルプロピル)アンモニムクロライド、オクタデシルジエチル(3-トリメトキシシリルプロピル)アンモニウムクロライド、オクタデシルジメチル(2-トリメチルシリルエチル)アンモニウムクロライド、オクタデシルジプロピル(4-トリメトキシシリルブチル)アンモニムアセテート、オクタデシルジメチル(3-トリエトキシシリルプロピル)アンモニウムクロライド、オクタデシルジメチル(3-トリイソプロポキシシリルプロピル)アンモニウムクロライド、オクタデシルジメチル(3-トリエチルシリルプロピル)アンモニウムクロライド、オクタデシルジメチル(3-トリイソプロピルシリルプロピル)アンモニウムクロライド、ヘプタデシルジメチル(3-トリメトキシシリルプロピル)アンモニウムクロライド、ヘプタデシルジイソプロピル(2-トリエトキシシリルエチル)アンモニウムクロライド、ヘキサデシルジメチル(3-トリメトキシシリルプロピル)アンモニムクロライド、ヘキサデシルジメチル(3-トリメトキシシリルプロピル)アンモニムアセテートおよびペンタデシルジメチル(3-トリエトキシシリルプロピル)アンモニムクロライドからなる群から選ばれた少なくとも1種のケイ素含有化合物であることを特徴とする請求項1または2に記載の洗浄剤組成物。

【請求項4】
上記一般式(1)で表されるケイ素含有化合物(a)が、オクタデシルジメチル(3-トリメトキシシリルプロピル)アンモニウムクロライドである請求項1ないし3のいずれかに記載の洗浄剤組成物。

【請求項5】
ケイ素含有化合物(a)としてオクタデシルジメチル(3-トリメトキシシリルプロピル)アンモニウムクロライドおよび陽イオン界面活性剤(b)としてN-ココイル-アルギニンエチルエステルピロリドンカルボン酸塩であることを特徴とする請求項1ないしのいずれかに記載の洗浄剤組成物。

【請求項6】
ケイ素含有化合物(a)としてオクタデシルジメチル(3-トリメトキシシリルプロピル)アンモニウムクロライドおよび非イオン界面活性剤(b2)としてポリオキシエチレンソルビタンモノラウレートであることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の洗浄剤組成物。

【請求項7】
上記ケイ素含有化合物(a)を0.01ないし60容量%含有する請求項1ないしのいずれかに記載の洗浄剤組成物。

【請求項8】
上記ケイ素含有化合物(a)を0.1%ないし10容量%含有する請求項1ないしのいずれかに記載の洗浄剤組成物。

【請求項9】
上記ケイ素含有化合物(a)を0.01ないし40容量%および陽イオン界面活性剤(b1)および/または非イオン界面活性剤(b2)を0.007ないし20容量%で含有する請求項1ないしのいずれかに記載の洗浄剤組成物。

【請求項10】
上記ケイ素含有化合物(a)を0.1ないし10容量%および陽イオン界面活性剤(b1)および非イオン界面活性剤(b2)を0.05ないし10容量%で含有する請求項1ないしのいずれかに記載の洗浄剤組成物。

【請求項11】
被洗浄物品の表面を請求項1ないし10に記載された洗浄剤組成物に浸漬,洗浄または洗浄剤組成物により清拭することを特徴とする洗浄方法。
産業区分
  • 液体燃料・油脂
  • 高分子化合物
  • 薬品
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2006288883thum.jpg
出願権利状態 権利存続中


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