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嚥下機能評価装置、嚥下機能評価装置操作方法、嚥下機能評価装置操作プログラムおよびコンピュータで読み取り可能な記録媒体並びに記憶した機器 実績あり

国内特許コード P08P005991
整理番号 270-554
掲載日 2008年5月16日
出願番号 特願2006-291931
公開番号 特開2008-109950
登録番号 特許第4915024号
出願日 平成18年10月27日(2006.10.27)
公開日 平成20年5月15日(2008.5.15)
登録日 平成24年2月3日(2012.2.3)
優先権データ
  • 特願2006-275547 (2006.10.6) JP
発明者
  • 市川 哲雄
  • 荒井 一生
出願人
  • 学校法人徳島大学
  • アイチ・マイクロ・インテリジエント株式会社
発明の名称 嚥下機能評価装置、嚥下機能評価装置操作方法、嚥下機能評価装置操作プログラムおよびコンピュータで読み取り可能な記録媒体並びに記憶した機器 実績あり
発明の概要

【課題】嚥下機能評価を患者への負担を少なくして行う。
【解決手段】患者の甲状軟骨皮膚上に装着可能な小型磁石と、前記小型磁石との相対位置を、周囲の磁場の変化を検出することにより検出可能な磁気センサと、前記磁気センサで検出された前記小型磁石の相対位置の変化に基づき、前記小型磁石の移動パターンを抽出し、該移動パターンに基づき、患者の嚥下機能を評価するための嚥下機能評価手段とを備えることができる。これにより、小型磁石を患者に装着することで小型磁石を付した部位の甲状軟骨皮膚の移動を磁気センサで検出し、これに基づき嚥下機能評価手段が嚥下機能を評価できるので、評価試験に際して患者への肉体的負担の軽減を図ることができる。
【選択図】図1

従来技術、競合技術の概要


近年、日本では高齢化が進み、高齢者、要介護高齢者の増加により、摂食・嚥下障害を有する患者のリハビリテーションへの関心が高まっている。しかし、摂食・嚥下障害は、脳神経外科医師、耳鼻咽喉科医師、歯科医師、看護師、栄養士、言語聴覚士、理学療養士、作業療養士等多くの職種による管理・治療が必要であり、原因疾患によって病態、予後等が異なってくるため、その対応は大変難しい。



また、摂食・嚥下障害は、機能障害や能力障害の有無や程度について、その障害をどのように評価するかが非常に重要である。現在、嚥下障害の確定診断には嚥下ビデオX線透視検査(VF)が使われており、スクリーニング法としては、30秒間の空嚥下(唾液の飲み込み)の回数を測定する反復唾液嚥下テスト(repetitive saliva swallowing test:RSST)が有効とされている。この方法は甲状軟骨付近の皮膚に指をおき、時計を眺めながら、30秒間に何回嚥下をしたかを確認するものである。



しかしながら、RSSTではある程度の経験を有する医師による手作業を要し、作業効率が悪い上、医師によって評価基準が一定しないという問題もあった。そこで、専用の装置を用いた客観的で信頼性の高い評価方法が望まれている。このような嚥下機能を検出する装置として、例えば特許文献1には、表面筋電図を用いた嚥下障害の検知装置が提案されている。この検知装置84は、図8に示すように、患者の嚥下の筋肉表面に直接、複数の電極83を配置し、計測器85で表面筋電図を記録し、この図から抽出されるパラメータを健常人、及び障害者のデータと対比し、その差異を制御部86で評価するものである。



しかしながら、この方法では図8に示すように多数の電極2を、粘着剤を塗布して患者の筋肉表面に装着する必要があり、手間がかかる上、患者への肉体的、精神的負担が大きく、特に嚥下機能に関する筋肉が弱体化している患者にとっては苦痛となる。さらに、患者に実際に飲み物や食物を嚥下させた上での評価となるため、この嚥下も患者にとって相当の負担となる。



一方、特許文献2にはビール等の飲料を連続的に飲むときの嚥下運動を正確に測定する連続嚥下運動測定装置及び連続嚥下運動測定方法が開示される。しかしながらこの方法も、図9、図10に示すように装置が大掛かりとなり、上記特許文献1と同様に装着による患者への肉体的又は精神的な圧迫感により、自然な状態での評価が困難である。さらにこの方法も実際に飲料を連続的に嚥下することを要し、嚥下機能が低下している患者に対する負担が大きい上、誤嚥の危険性が生じるという問題もあった。

【特許文献1】特開2005-304890号公報

【特許文献2】特開2006-095264号公報

産業上の利用分野


本発明は、脳神経外科、耳鼻咽喉科、歯科、リハビリテーション科から高齢者介護等の医療分野で利用される、嚥下機能評価装置、嚥下機能評価装置操作方法、嚥下機能評価装置操作プログラムおよびコンピュータで読み取り可能な記録媒体並びに記憶した機器に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
患者の甲状軟骨皮膚上に装着可能な小型磁石と、
周囲の磁場の変化を検出して該小型磁石の相対位置を検出可能な磁気インピーダンス素子と、
該磁気インピーダンス素子を含む本体部と、
該本体部を患者の所定の位置に装着するための装着手段と、
を備えることを特徴とする嚥下機能評価装置。

【請求項2】
患者の甲状軟骨皮膚上に装着可能な小型磁石と、
前記小型磁石との相対位置を、周囲の磁場の変化を検出することにより検出可能な磁気センサと、
前記磁気センサで検出された前記小型磁石の相対位置の変化に基づき、前記小型磁石の移動パターンを抽出し、該移動パターンに基づき、患者の嚥下機能を評価するための嚥下機能評価手段と、
を備えることを特徴とする嚥下機能評価装置。

【請求項3】
請求項2に記載の嚥下機能評価装置であって、
前記嚥下機能評価手段が、反復唾液嚥下テストに従い空嚥下した患者の甲状軟骨皮膚の移動パターンに基づき、嚥下機能を評価することを特徴とする嚥下機能評価装置。

【請求項4】
請求項2又は3に記載の嚥下機能評価装置であって、
前記磁気センサに磁気インピーダンス素子を使用したことを特徴とする嚥下機能評価装置。

【請求項5】
請求項2から4のいずれか一に記載の嚥下機能評価装置であって、
前記嚥下機能評価手段が、コンピュータであることを特徴とする嚥下機能評価装置。

【請求項6】
小型磁石と、周囲の磁場の変化を検出することで前記小型磁石の相対位置を検出可能な磁気センサとを備える嚥下機能評価装置の操作方法であって、
前記小型磁石を患者の甲状軟骨皮膚上に装着すると共に、前記磁気センサを含む本体部を患者の所定の位置に装着する工程と、
患者が反復唾液嚥下テストを行う際の甲状軟骨の動きを、前記磁気センサで前記小型磁石の相対位置を検出して記録する工程と、
記録された甲状軟骨の動きを嚥下機能評価手段に取り込み、患者の嚥下機能を評価して出力する工程と、
を含むことを特徴とする嚥下機能評価装置操作方法。

【請求項7】
小型磁石と、周囲の磁場の変化を検出することで前記小型磁石の相対位置を検出可能な磁気センサとを備える嚥下機能評価装置の操作プログラムであって、コンピュータを、
前記小型磁石と前記磁気センサを含む本体部を患者に装着した初期相対位置を記録すると共に、患者が反復唾液嚥下テストを行う際の甲状軟骨の動きを、前記磁気センサで前記小型磁石の相対位置を検出して連続的に記録する記録手段と、
記録された甲状軟骨の動きに基づき、患者の嚥下機能を評価する情報処理手段と、
して機能させることを特徴とする嚥下機能評価装置操作プログラム。

【請求項8】
請求項7に記載の嚥下機能評価装置操作プログラムを記録したコンピュータで読み取り可能な記録媒体又は記憶した機器。
産業区分
  • 治療衛生
国際特許分類(IPC)
画像

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出願権利状態 権利存続中
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