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成分分析評価装置、河川流量比測定システム、成分分析評価方法、河川流量比測定方法、及びプログラム

国内特許コード P08A013422
掲載日 2008年5月30日
出願番号 特願2006-257844
公開番号 特開2008-076305
登録番号 特許第4843791号
出願日 平成18年9月22日(2006.9.22)
公開日 平成20年4月3日(2008.4.3)
登録日 平成23年10月21日(2011.10.21)
発明者
  • 穴澤 活郎
出願人
  • 国立大学法人 鹿児島大学
発明の名称 成分分析評価装置、河川流量比測定システム、成分分析評価方法、河川流量比測定方法、及びプログラム
発明の概要

【課題】河川水や湖沼水などの分析値の信頼性を簡便に確認できるようにする。
【解決手段】試料水に含まれる陽イオンまたは陰イオンの成分分析結果から電気伝導度を算出し、前記試料水から測定された電気伝導度と、前記算出された電気伝導度とを比較して、前記成分分析結果の信頼性を評価するようにして、河川水、湖沼水の分析途中で分析値の信頼性を評価することができ、分析誤差の生じた試料は、速やかに再分析にまわすことにより、河川水や湖沼水などの分析値の信頼性を簡便に確認でき、分析の時間的及び経済的な節約を図ることができるようにする。
【選択図】図1

従来技術、競合技術の概要


従来、河川水など人体に影響を及ぼす水に対しては、成分分析は欠かせないものとなっており、それに伴い、分析精度を向上させるために様々な提案がなされている。例えば、特許文献1には、雨水などの試料水が電気的に中性であることを利用して陰イオンと陽イオンとの電荷バランスから分析値の信頼性を評価するとともに、Kohlrauschの式において、得られた各イオンの濃度に予め知られた各イオンの当量電導度を掛け合わせ、その和をとった値(導電率の理論値)で電気伝導度を計算して信頼性を評価する雨水自動分析装置が開示されている。




【特許文献1】特開平6-109721号公報

産業上の利用分野


本発明は成分分析評価装置、河川流量比測定システム、成分分析評価方法、河川流量比測定方法、及びプログラムに関し、例えば、河川水、湖沼水、あるいは温泉の分析結果の評価に用いて好適な技術に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
陸水の成分分析結果を評価する成分分析評価装置であって、
前記陸水に含まれる所定のイオンの成分分析結果から電気伝導度を算出する電気伝導度算出手段と、
前記陸水から測定された電気伝導度と、前記電気伝導度算出手段によって算出された電気伝導度とを比較して、前記成分分析結果の信頼性を評価する分析評価手段とを有することを特徴とする成分分析評価装置。

【請求項2】
前記陸水を採水する採水手段と、
前記採水手段によって採水された陸水から所定のイオンの成分を分析し、その結果を前記電気伝導度算出手段に受け渡す成分分析手段と、
前記陸水から電気伝導度を測定し、その結果を前記分析評価手段に受け渡す電気伝導度測定手段とを有することを特徴とする請求項1に記載の成分分析評価装置。

【請求項3】
前記電気伝導度算出手段は、前記陸水に含まれる単位体積当たりの陽イオンの当量の和または陰イオンの当量の和から電気伝導度を算出することを特徴とする請求項1または2に記載の成分分析評価装置。

【請求項4】
前記電気伝導度算出手段は、以下の数1に示す式を用いて電気伝導度を算出することを特徴とする請求項3に記載の成分分析評価装置。
【数式1】



【請求項5】
前記分析評価手段により前記信頼度が所定の基準よりも高いと評価された成分分析結果を用いて、前記成分分析手段によって分析できなかったイオンの濃度を推定する濃度推定手段を有することを特徴とする請求項2~4の何れか1項に記載の成分分析評価装置。

【請求項6】
前記分析評価手段により前記信頼度が所定の基準よりも低いと評価された場合、前記採水手段は、前記陸水を再度採水し、前記成分分析手段は、前記採水手段によって再度採取された陸水からイオンの成分を分析することを特徴とする請求項2~5の何れか1項に記載の成分分析評価装置。

【請求項7】
合流前の河川の本流から試料水の成分の分析及び評価を行う第1の成分分析評価装置と、前記河川の支流から試料水の成分の分析及び評価を行う第2の成分分析評価装置と、前記支流の合流後における河川の本流から試料水の成分の分析及び評価を行う第3の成分分析評価装置と、前記第1、第2及び第3の成分分析評価装置から得られた情報を基に河川の流量比を算出する河川流量比測定装置とを有する河川流量比測定システムであって、
前記第1、第2及び第3の成分分析評価装置は夫々、
前記試料水を採水する採水手段と、
前記採水手段によって採水された試料水から所定のイオンの成分を分析する成分分析手段と、
前記試料水から電気伝導度を測定する電気伝導度測定手段と、
前記成分分析手段による成分分析結果から電気伝導度を算出する電気伝導度算出手段と、
前記電気伝導度測定手段によって測定された電気伝導度と、前記電気伝導度算出手段によって算出された電気伝導度とを比較して、前記成分分析手段による成分分析結果の信頼性を評価する分析評価手段とを有し、
前記河川流量比測定装置は、前記第1、第2及び第3の成分分析評価装置において所定の基準以上の評価が得られた成分分析結果から前記河川の本流に対する前記河川の支流の流量比を算出する流量比算出手段を有することを特徴とする河川流量比測定システム。

【請求項8】
前記成分分析手段は、ナトリウムイオン、塩化物イオン、硫酸イオン、及び溶存ケイ素からなる群から選ばれる1種以上の成分を分析することを特徴とする請求項7に記載の河川流量比測定システム。

【請求項9】
前記流量比算出手段は、前記電気伝導度測定手段によって測定された電気伝導度からも前記流量比を算出することを特徴とする請求項7または8に記載の河川流量比測定システム。

【請求項10】
前記電気伝導度算出手段は、前記試料水に含まれる単位体積当たりの陽イオンの当量の和または陰イオンの当量の和から電気伝導度を算出することを特徴とする請求項7~9の何れか1項に記載の河川流量比測定システム。

【請求項11】
前記電気伝導度算出手段は、以下の数2に示す式を用いて電気伝導度を算出することを特徴とする請求項10に記載の河川流量比測定システム。
【数式2】



【請求項12】
前記分析評価手段により前記信頼度が所定の基準よりも低いと評価された場合、前記採水手段は、前記試料水を再度採水し、前記成分分析手段は、前記採水手段によって再度採取された試料水からイオンの成分を分析することを特徴とする請求項7~11の何れか1項に記載の河川流量比測定システム。

【請求項13】
陸水の成分分析結果を評価する成分分析評価方法であって、
前記陸水に含まれる所定のイオンの成分分析結果から電気伝導度を算出する電気伝導度算出工程と、
前記陸水から測定された電気伝導度と、前記電気伝導度算出工程において算出した電気伝導度とを比較して、前記成分分析結果の信頼性を評価する分析評価工程とを有することを特徴とする成分分析評価方法。

【請求項14】
合流前の河川の本流から試料水の成分の分析及び評価を行う第1の成分分析評価装置と、前記河川の支流から試料水の成分の分析及び評価を行う第2の成分分析評価装置と、前記支流の合流後における河川の本流から試料水の成分の分析及び評価を行う第3の成分分析評価装置と、前記第1、第2及び第3の成分分析評価装置から得られた情報を基に河川の流量比を算出する河川流量比測定装置とを用いた河川流量比測定方法であって、
前記試料水を採水する採水工程と、
前記採水工程において採水した試料水から所定のイオンの成分を分析する成分分析工程と、
前記試料水から電気伝導度を測定する電気伝導度測定工程と、
前記成分分析工程における成分分析結果から電気伝導度を算出する電気伝導度算出工程と、
前記電気伝導度測定工程において測定した電気伝導度と、前記電気伝導度算出工程において算出した電気伝導度とを比較して、前記成分分析工程における成分分析結果の信頼度を評価する分析評価工程と、
前記分析評価工程において所定の基準以上の評価が得られた成分分析結果から前記河川の本流に対する前記河川の支流の流量比を算出する流量比算出工程とを有することを特徴とする河川流量比測定方法。

【請求項15】
請求項13に記載の成分分析評価方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
産業区分
  • 試験、検査
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2006257844thum.jpg
出願権利状態 権利存続中
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