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パラインフルエンザ2型ウイルスを用いた医薬組成物 新技術説明会

国内特許コード P08A013429
掲載日 2008年5月30日
出願番号 特願2006-254538
公開番号 特開2008-074749
登録番号 特許第5145550号
出願日 平成18年9月20日(2006.9.20)
公開日 平成20年4月3日(2008.4.3)
登録日 平成24年12月7日(2012.12.7)
発明者
  • 保富 康宏
  • 河野 光雄
出願人
  • 国立大学法人三重大学
発明の名称 パラインフルエンザ2型ウイルスを用いた医薬組成物 新技術説明会
発明の概要

【課題】 パラインフルエンザ2型ウイルス(PIV2)にα抗原等を組み込んだアレルギー性疾患の治療・予防に使用可能な医薬用組成物等を提供すること。
【解決手段】 抗酸菌(例えば、Mycobacterium kansasii)由来のα抗原(抗原85複合体構成蛋白85B)、その類似体(85A、または85Cなど)、それらと同様の機能を有するそれらの変異体をコードする遺伝子をM蛋白質を欠損させたPIV2に組み込んだ医薬用組成物によって達成される。
【選択図】 図3

従来技術、競合技術の概要


PIV2は、パラミクソウイルス科に属するウイルスである。ゲノムは約15000塩基の一本のマイナス鎖RNAであり、これにヌクレオカプシド蛋白(N)が結合し、らせん対称ヌクレオプロテイン複合体(ヌクレオカプシド、RNP)を形成している。ウイルスゲノムがコードするタンパク質のうち、M蛋白は、ウイルス糖蛋白の細胞質内ドメイン、エンベロープ脂質二重膜およびRNPと相互作用し、ウイルス粒子の出芽に重要である。遺伝子組換えにより、M蛋白を欠失させたウイルスゲノムは、細胞に感染して、所定のウイルスタンパク質を発現するものの、出芽することができない。本発明者は、M蛋白を欠失させたPIV2が、外来タンパク質を標的細胞で発現させるためのベクターとして使用できることを見出した(非特許文献1)。
一方、本発明者は、抗酸菌由来のα抗原が、アレルギー性疾患の予防・治療に効果的であることを見出した(特許文献1)。

【特許文献1】国際公開公報2002/066055

【非特許文献1】第52回日本ウイルス学会学術集会、M蛋白欠損パラインフルエンザ2型ウイルス(PIV2)及びマウスIL-4を挿入したPIV2の性状解析、2004年11月21日

産業上の利用分野


本発明は、パラインフルエンザ2型ウイルス(PIV2)を用いた医薬組成物等に関するものである。

特許請求の範囲 【請求項1】
M蛋白質を欠損させたパラインフルエンザ2型ウイルス(PIV2)遺伝子ゲノムのリーダー配列の直後に抗酸菌由来のα抗原をコードする遺伝子を組み込んで、前記α抗原をコードする遺伝子が生体内で発現可能に備えられたアレルギー性疾患の予防用または治療用医薬組成物であることを特徴とするアレルギー性疾患の予防用または治療用医薬組成物。

【請求項2】
前記α抗原が、マイコバクテリウム・カンザシイ(Mycobacterium kansasii由来のものであることを特徴とする請求項1に記載のアレルギー性疾患の予防用または治療用医薬組成物。

【請求項3】
前記α抗原が、抗原85複合体構成蛋白85Aまたは抗原85複合体構成蛋白85Cであることを特徴とする請求項1または2に記載のアレルギー性疾患の予防用または治療用医薬組成物。

【請求項4】
前記α抗原が、配列番号1に示す390番目~1244番目の塩基配列によってコードされたものであることを特徴とする請求項2に記載のアレルギー性疾患の予防用または治療用医薬組成物。

【請求項5】
アレルギー性疾患が、アトピー性皮膚炎、喘息、アレルギー性鼻炎、またはアレルギー性結膜炎であることを特徴とする請求項1~4のいずれかに記載のアレルギー性疾患の予防用または治療用医薬組成物。
産業区分
  • 薬品
  • 微生物工業
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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出願権利状態 権利存続中
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