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RNA分解酵素活性を有するタンパク質及びその利用 コモンズ

国内特許コード P08P005615
整理番号 NU-0149
掲載日 2008年7月4日
出願番号 特願2006-328869
公開番号 特開2008-141960
登録番号 特許第5194250号
出願日 平成18年12月5日(2006.12.5)
公開日 平成20年6月26日(2008.6.26)
登録日 平成25年2月15日(2013.2.15)
発明者
  • 杉田 護
  • 中村 崇裕
出願人
  • 国立大学法人名古屋大学
発明の名称 RNA分解酵素活性を有するタンパク質及びその利用 コモンズ
発明の概要

【課題】RNA研究に有用なRNA分解酵素活性を有するタンパク質の提供。
【解決手段】特定のアミノ酸配列又はこれらのアミノ酸配列において1若しくは複数個のアミノ酸が置換、欠失、付加及び/又は挿入されたアミノ酸配列を含み、RNAを切断する活性を有する、タンパク質、該タンパク質の検索方法、該タンパク質をコードする、ポリヌクレオチド、該ポリヌクレオチドを含む形質転換体、該RNA分解酵素を用いてRNAを切断する工程を備える、核酸の処理方法。
【選択図】なし

従来技術、競合技術の概要


近年、生物体におけるDNAのみならずRNAの機能が研究されるようになってきている。特に、塩基特異的な切断活性を有するRNA分解酵素(RNase)は、RNA分子の二次構造の決定やタンパク質-RNA相互作用の研究に広く用いられている。現在入手可能なエンド型RNaseのうち、一本鎖RNA分子を切断するRNase Aはピリミジン塩基(U及びC)の3’側、RNase T1はグアニン塩基(G)の3’側を、RNaseT2はAとUの3’側をそれぞれ切断する。RNase V1とRNase IIIは二本鎖RNA分子を特異的に切断し、RNase Hは、RNA/DNA二本鎖のRNA鎖を特異的に分解することが知られている(非特許文献1)。

【非特許文献1】NUCLEASES, Edited by Linn, S. M. and Roberts, R. J., Cold Spring Harbor Laboratory (1982)

産業上の利用分野


本発明は、RNA分解酵素活性を有するタンパク質に関し、例えば、アデニン(A)塩基を認識してリボヌクレオチド鎖等を切断する活性を有するタンパク質及びその利用に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
以下の特徴;
配列番号1、配列番号4及び配列番号6のいずれかに記載のアミノ酸配列、又はこれらのアミノ酸配列において、そのC末端におけるDYW又はDFWモチーフ(下線部aの部位)、チトクロームCヘム結合モチーフCxxCH(下線部bの部位)を含む以下の共通アミノ酸配列;

Glu x Gly Tyr x Pro x x x x x Val x x x x
1 5 10 15
x x Glu Glu x x Lys Glu x x Leu x x His Ser Glu
20 25 30
Lys Leu Ala x Ala Phe Gly Leu x x Thr x x x x x
35 40 45
x x x x x x x x Ile Arg x x Lys Asn Leu Arg
50 55 60
x Cys x x Cys Hisb x x x Lys x Ile Ser Lys x x
65 70 75 80
X Arg Glu x x x Arg Asp x x Arg Phe His His Phe x
85 90 95
x Gly x Cys Ser Cys x Asp Tyr Trp a
100 105
を有し、前記共通アミノ酸配列以外のアミノ酸において1以上10個以下のアミノ酸が置換、欠失、付加及び/又は挿入されたアミノ酸配列を含み、
RNAを切断する活性を有する、タンパク質。

【請求項2】
前記タンパク質は、単子葉植物及び双子葉植物のいずれかのタンパク質である、請求項に記載のタンパク質。

【請求項3】
前記RNA切断活性はエンド型である、請求項1又は2に記載のタンパク質。

【請求項4】
前記RNA切断活性は塩基特異的である、請求項1~3のいずれかに記載のタンパク質。

【請求項5】
前記RNA切断活性は、アデニン塩基を有するリボヌクレオチドの5’側を部位特異的に切断する活性である、請求項1~4のいずれかに記載のタンパク質。

【請求項6】
RNA分解酵素のスクリーニング方法であって、
配列番号1、配列番号4及び配列番号6のいずれかに記載のアミノ酸配列又はこれらのアミノ酸配列において、そのC末端におけるDYW又はDFWモチーフ(下線部aの部位)、チトクロームCヘム結合モチーフCxxCH(下線部bの部位)を含む以下の共通アミノ酸配列;

Glu x Gly Tyr x Pro x x x x x Val x x x x
1 5 10 15
x x Glu Glu x x Lys Glu x x Leu x x His Ser Glu
20 25 30
Lys Leu Ala x Ala Phe Gly Leu x x Thr x x x x x
35 40 45
x x x x x x x x Ile Arg x x Lys Asn Leu Arg
50 55 60
x Cys x x Cys Hisb x x x Lys x Ile Ser Lys x x
65 70 75 80
X Arg Glu x x x Arg Asp x x Arg Phe His His Phe x
85 90 95
x Gly x Cys Ser Cys x Asp Tyr Trp a
100 105
を有し、前記共通アミノ酸配列以外のアミノ酸において1以上10個以下のアミノ酸が置換、欠失、付加及び/又は挿入されたアミノ酸配列を有するタンパク質を準備する工程と、
前記準備したタンパク質についてRNA切断活性の有無を検出する工程と、
を備える、方法。

【請求項7】
RNA分解酵素の製造方法であって、
配列番号1、配列番号4及び配列番号6のいずれかに記載のアミノ酸配列、又はこれらのアミノ酸配列において、そのC末端におけるDYW又はDFWモチーフ(下線部aの部位)、チトクロームCヘム結合モチーフCxxCH(下線部bの部位)を含む以下の共通アミノ酸配列;

Glu x Gly Tyr x Pro x x x x x Val x x x x
1 5 10 15
x x Glu Glu x x Lys Glu x x Leu x x His Ser Glu
20 25 30
Lys Leu Ala x Ala Phe Gly Leu x x Thr x x x x x
35 40 45
x x x x x x x x Ile Arg x x Lys Asn Leu Arg
50 55 60
x Cys x x Cys Hisb x x x Lys x Ile Ser Lys x x
65 70 75 80
X Arg Glu x x x Arg Asp x x Arg Phe His His Phe x
85 90 95
x Gly x Cys Ser Cys x Asp Tyr Trp a
100 105
を有し、前記共通アミノ酸配列以外のアミノ酸において1以上10個以下のアミノ酸が置換、欠失、付加及び/又は挿入されたアミノ酸配列を有し、かつRNA切断活性を有するタンパク質を製造することを特徴とする、方法。

【請求項8】
請求項1~5のいずれかに記載のタンパク質を含む、核酸分析キット。

【請求項9】
請求項1~5のいずれかに記載のタンパク質をコードする、ポリヌクレオチド。

【請求項10】
請求項に記載のポリヌクレオチドを、請求項1~5のいずれかに記載のタンパク質を発現可能に保持する、非ヒト形質転換体。

【請求項11】
請求項1~5のいずれかに記載のタンパク質を用いてRNAを切断する工程を備える、核酸の処理方法。

【請求項12】
核酸を分離精製する工程を備える、請求項11に記載の方法。

【請求項13】
RNAを抽出する工程を備える、請求項11に記載の方法。

【請求項14】
RNA切断後のRNA断片を検出する工程を備える、請求項11に記載の方法。
産業区分
  • 微生物工業
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 権利存続中
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