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耳温測定による分娩監視装置 コモンズ

国内特許コード P08A013547
整理番号 L0500027
掲載日 2008年8月1日
出願番号 特願2006-067341
公開番号 特開2007-236859
登録番号 特許第4487074号
出願日 平成18年3月13日(2006.3.13)
公開日 平成19年9月20日(2007.9.20)
登録日 平成22年4月9日(2010.4.9)
発明者
  • 松井 寛二
  • 濱野 光市
出願人
  • 国立大学法人信州大学
発明の名称 耳温測定による分娩監視装置 コモンズ
発明の概要

【課題】分娩開始時期を予知し、離れた場所で待機する者へ正確かつ確実に予告でき、しかも分娩前後の動物母体や胎子の安全を確保できる簡便な分娩監視装置を提供する。
【解決手段】分娩監視装置1は、分娩を監視すべき動物母体の耳温を測定する温度センサ3と、該温度センサ3が検知した該耳温から分娩以前の平時での該耳温の変動域を超えた温度低下を弁別する回路13とを有し、該弁別回路13から出される該温度低下による分娩予兆信号を通知する通信装置及び/又は警報装置20を備えている。
【選択図】 図2

従来技術、競合技術の概要


家畜の分娩の際には飼育者や獣医師が立ち会ったり、妊婦の分娩の際には医師や助産師が立ち会ったりして、胎児を安全に娩出する態勢がとられる。



人工授精させることが多い牛、馬、豚、羊等の家畜、又は妊婦の大凡の分娩日を予測できるが、正確な分娩日時を予測できない。そこで分娩予測日前から分娩開始を見守る必要がある。とりわけ家畜の場合、分娩予測日の数日前から、分娩開始を監視しなければならない。このような家畜の傍らに絶えず付き添うのは事実上不可能である。



そこで分娩を遠隔監視する装置が用いられる。このような装置として、例えば特許文献1に、ビデオカメラとモニターによる遠隔監視の分娩兆候検出装置が開示されている。飼育者等がこの装置で監視し続けなければならないため、非効率的である。



特許文献2に、分娩予定日の数日前に家畜の膣へ挿入された送信機が陣痛の進行に伴い体外へ放出されたときにその状態変化を検知して飼育者に通報するという分娩監視装置が、開示されている。通信機を膣へ挿入する際に殺菌消毒しなければならないのは面倒である。さらに、通信機が家畜母体や胎子を傷つけたり、通信機へ通じるリード線から病原菌が膣内感染したりする危険や、分娩時期以前に通信機が膣から抜け落ちて誤報する恐れがある。



本発明者は、分娩開始直時にその外陰部が開くことを見出した。そこで、向かい合う外陰部の一方に取り付けられる電磁誘導発振器と、もう一方に取り付けられる電磁誘導受信器との間隔距離が、平時の両外陰部の状態で誘導起電の可能な距離、分娩予兆時の両外陰部の開き状態で誘導起電の不能な距離に調整された分娩監視装置について、特許出願している(特願2005-023787)。



本発明者は、さらに分娩の数時間~数10時間前に動物母体の体温が低下することを見出し、これを利用して分娩開始を監視することについて鋭意検討した。




【特許文献1】特開2002-153162号公報

【特許文献2】特開2003-310647号公報

産業上の利用分野


本発明は、動物の分娩開始時期を、動物から離れた場所で待機する者へ通知する分娩監視装置に関するものである。

特許請求の範囲 【請求項1】
分娩を監視すべき動物母体の耳温を測定する温度センサと、該温度センサが検知した該耳温から分娩以前の平時での該耳温の変動域を超えた温度低下を弁別する回路とを有し、該弁別回路から出される該温度低下による分娩予兆信号を通知する通信装置及び/又は警報装置を備え
該動物母体の向かい合う外陰部の一方に取り付けられる電磁誘導発振器と、もう一方に取り付けられる電磁誘導受信器とを有し、該発振器と該受信器との間隔距離が、平時の両外陰部の状態で誘導起電の可能な距離、分娩直前時の両外陰部の開き状態で誘導起電の不能な距離に調整されており、該誘導起電の不能を検知する回路から出される分娩直前信号、および該分娩予兆信号の両信号が該通信装置及び/又は警報装置に繋がっていることを特徴とする分娩監視装置。

【請求項2】
電磁誘導発振器が電磁誘導の発振コイルであり、該電磁誘導受信器が該発振コイルから発振された発振電磁波を検知する受信コイルであることを特徴とする請求項1に記載の分娩監視装置。

【請求項3】
該通信装置が、無線通信装置であることを特徴とする請求項1に記載の分娩監視装置。

【請求項4】
該弁別回路が、該耳温を定時に、定時間間隔毎に、又はリアルタイムに測定させるタイマーへ接続されていることを特徴とする請求項1に記載の分娩監視装置。

【請求項5】
該弁別回路が、少なくとも0.3℃の該温度低下を検知することを特徴とする請求項1に記載の分娩監視装置。

【請求項6】
該温度センサが、サーミスタ、赤外線センサ、熱電対又は測温抵抗体であることを特徴とする請求項1に記載の分娩監視装置。

【請求項7】
分娩を監視すべき動物母体の耳温を測定する温度センサと、該温度センサが検知した該耳温から分娩以前の平時での該耳温の変動域を超えた温度低下を弁別する回路とを有し、該弁別回路から出される該温度低下による分娩予兆信号を通知する通信装置及び/又は警報装置を備え、
該動物母体の向かい合う外陰部の一方に取り付けられる電磁誘導発振器と、もう一方に取り付けられる電磁誘導受信器とを有し、該発振器と該受信器との間隔距離が、平時の両外陰部の状態で誘導起電の可能な距離、分娩直前時の両外陰部の開き状態で誘導起電の不能な距離に調整されており、該誘導起電の不能を検知する回路から出される分娩直前信号、および該分娩予兆信号の両信号が該通信装置及び/又は警報装置に繋がっている分娩監視装置を使用する分娩監視方法であって、
該動物母体の耳に該温度センサを取り付けると共に、該動物母体の向かい合う該外陰部に該間隔距離で該発振器と該受信器とを取り付けておき、
該温度センサで分娩を監視すべき動物母体の耳温を測定し、該弁別回路が分娩以前の平時での該耳温の変動域を超える温度低下を検知したら、該通信装置及び/又は警報装置で該分娩予兆信号を通知し、
その後に、該誘導起電の不能を検知する回路が該送信器と該受信器との該誘導起電の不能を検知したら、該通信装置及び/又は警報装置で該分娩直前信号を通知することを特徴とする分娩監視方法。

【請求項8】
該間隔距離が1~12cmであることを特徴とする請求項7に記載の分娩監視方法。

【請求項9】
該耳温が、鼓膜温であることを特徴とする請求項7に記載の分娩監視方法。
産業区分
  • 畜産
  • 治療衛生
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2006067341thum.jpg
出願権利状態 権利存続中
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