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胎子監視装置 コモンズ

国内特許コード P08A013562
整理番号 L0600022
掲載日 2008年8月1日
出願番号 特願2006-277899
公開番号 特開2008-092856
登録番号 特許第4487076号
出願日 平成18年10月11日(2006.10.11)
公開日 平成20年4月24日(2008.4.24)
登録日 平成22年4月9日(2010.4.9)
発明者
  • 松井 寛二
  • 濱野 光市
出願人
  • 国立大学法人信州大学
発明の名称 胎子監視装置 コモンズ
発明の概要

【課題】動物母体から離れた場所で、母体とその胎子との健康状態をモニタリングして、胎子を簡便かつ的確に監視する簡易な装置を提供することを目的とする。
【解決手段】胎子監視装置1は、監視すべき動物母体の心拍を測定する母体側心拍計2とそれの胎子の心拍を測定する胎子側心拍計4とを有し、それら心拍計2・4が検知した各心拍を表示するディスプレイ25、及び/又は該各心拍を記録する記録機器26を備えているというものである。
【選択図】図1

従来技術、競合技術の概要


妊娠した家畜について飼育者や獣医師が健康状態をチェックしたり、妊婦について医師が問診や超音波診断等により健康状態をチェックしたりして、母体と胎子とが安全かつ順調に分娩を迎えられるよう万全の態勢がとられる。



妊娠中や分娩の直前・直後は、母体も胎子も十分に監視しておく必要がある。とりわけ家畜の場合、その生産性向上のために多数を飼育するようになってきたので、妊娠中や分娩直前の状態を遠隔監視することが多い。



遠隔監視のための装置として、例えば特許文献1に、ビデオカメラとモニターによる遠隔監視の分娩兆候検出装置が開示されている。しかしこの装置では、分娩家畜が動いてビデオカメラの視界から外れたら監視不能となったり、多頭の分娩時期が重なった時に飼育者が夫々の分娩兆候を十分に観察できなかったりする恐れがある。



さらに特許文献2に、妊婦の心拍数等の身体状態を計測する手段と、その身体状態に応じて妊婦をリラックスさせる照明を変えたり音楽を流したりする出力手段とを有する分娩支援装置が開示されている。



本発明者は、特許文献3のように、分娩開始直時にその外陰部が開くことを見出し、分娩開始時に動物母体から胎子が娩出し始めると母体の外陰部が開くことを利用した分娩監視装置について特許出願している。その装置は、向かい合う外陰部の一方に取り付けられる電磁誘導発振器と、もう一方に取り付けられる電磁誘導受信器との間隔距離が、平時の両外陰部の状態で誘導起電の可能な距離、分娩予兆時の両外陰部の開き状態で誘導起電の不能な距離に調整されているというものである。



これらの装置では、分娩前の胎子の監視ができない。




【特許文献1】特開2002-153162号公報

【特許文献2】特開2000-93433号公報

【特許文献3】特開2006-204755号公報

産業上の利用分野


本発明は、妊娠中の動物母体及びその胎子の健康状態や分娩開始を、母体から離れた場所でモニタリングして、妊娠中や分娩時の胎子の安全を監視する装置に関するものである。

特許請求の範囲 【請求項1】
監視すべき動物母体の心拍を測定する母体側心拍計及びそれの胎子の心拍を測定する胎子側心拍計と、該母体側心拍計が検知した心拍から分娩以前の平時の心拍の変動域を超えた該動物母体の異変を弁別する母体側心拍弁別回路と、該胎子側心拍計が検知した心拍から分娩以前の平時の心拍の変動域を超えた該胎子の異変を弁別する胎子側心拍弁別回路とを有し、該母体側心拍弁別回路から出される該動物母体の異変による分娩開始直前信号、及び該胎子側心拍弁別回路から出される該胎子の異変による緊急信号の両信号を通知する通信装置及び/又は警報装置を備え
さらに、該動物母体の向かい合う外陰部の一方に取り付けられる電磁誘導発振器と、もう一方に取り付けられる電磁誘導受信器とを有し、該発振器と該受信器との間隔距離が、平時の両外陰部の状態で誘導起電の可能な距離、分娩直前時の両外陰部の開き状態で誘導起電の不能な距離に調整されており、該誘導起電の不能を検知する回路から出される分娩開始信号が該通信装置及び/又は警報装置に繋がっていて、
さらに、該動物母体の体温を測定する温度センサと、該温度センサが検知した該体温から分娩以前の平時での体温の変動域を超えた体温の低下を弁別する回路とを有し、該体温低下の弁別回路から出される該体温低下による分娩予兆信号が該通信装置及び/又は警報装置に繋がっていて、
該分娩予兆信号、該分娩開始直前信号、及び該分娩開始信号であることを該通信装置及び/又は警報装置で識別可能に通知することを特徴とする胎子監視装置。

【請求項2】
該通信装置がインターネット又は携帯電話に該通知し、該警報装置がスピーカーを有して音声信号で該通知することを特徴とする請求項1に記載の胎子監視装置。

【請求項3】
該母体側心拍計および該胎子側心拍計が検知した各心拍を表示するディスプレイ、及び/又は該各心拍を記録する記録機器を備えたことを特徴とする請求項1に記載の胎子監視装置。

【請求項4】
電磁誘導発振器が電磁誘導の発振コイルであり、該電磁誘導受信器が該発振コイルから発振された発振電磁波を検知する受信コイルであることを特徴とする請求項1に記載の胎子監視装置。

【請求項5】
該母体側心拍計及び該胎子側心拍計が、心電の電圧計、又は脈波の感圧センサからなることを特徴とする請求項1に記載の胎子監視装置。

【請求項6】
母体側心拍弁別回路及び該胎子側心拍弁別回路が、該母体又は該胎子の分娩前の平時における、心拍数、心拍間隔又は心拍変動の変動域から超えた増減量を検知することを特徴とする請求項に記載の胎子監視装置。

【請求項7】
監視すべき動物母体と胎子との各心拍測定と、該動物母体の向かい合う外陰部の間隔を検知して平時での両外陰部の閉じ状態であるか分娩直前時での両外陰部の開き状態であるかの弁別と、該動物母体の体温の測定とを行いつつ、
該胎子の心拍が分娩以前の平時での心拍の変動域を超えた該胎子の異変を検知したら緊急事態であることを通知し、
該動物母体の体温が分娩以前の平時の体温の変動域を超えた体温低下を検知したら分娩予兆であることを識別可能に通知し、該動物母体の心拍が分娩以前の平時での該動物母体の心拍の変動域を超えた異変を検知したら分娩開始直前であることを識別可能に通知し、該動物母体の外陰部の間隔が該分娩直前時での両外陰部の開き状態であれば分娩開始であることを識別可能に通知して監視することを特徴とする胎子監視方法。

【請求項8】
該胎子の心拍が50拍/分よりも少ない場合に、該変動域を超えた該胎子の異変であると検知することを特徴とする請求項7に記載の胎子監視方法。

【請求項9】
該通知をインターネット若しくは携帯電話に通知し、及び/又は音声で通知することを特徴とする請求項7に記載の胎子監視方法。
産業区分
  • 畜産
  • 治療衛生
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2006277899thum.jpg
出願権利状態 権利存続中
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