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演奏装置

国内特許コード P08A013621
整理番号 60084
掲載日 2008年8月22日
出願番号 特願2006-237038
公開番号 特開2008-058742
登録番号 特許第4665174号
出願日 平成18年8月31日(2006.8.31)
公開日 平成20年3月13日(2008.3.13)
登録日 平成23年1月21日(2011.1.21)
発明者
  • 馬場 哲晃
  • 富松 潔
出願人
  • 国立大学法人九州大学
発明の名称 演奏装置
発明の概要 【課題】演奏者と聴衆とのスキンシップによって音を出力して演奏する演奏装置において、音の強弱の変化を可能とした演奏装置を提供する。
【解決手段】第1の人体に接する第1の電極と、第2の人体に接する第2の電極と、第1の人体と第2の人体とが接触することにより第1の電極と第2の電極との間が通電状態となったことを検出して所定の信号を出力する通電検出部と、この通電検出部から出力された信号に基づいて所定のオーディオ信号を出力するオーディオ信号出力部と、このオーディオ信号出力部から出力されたオーディオ信号に基づいて音を出力するスピーカとを備えた演奏装置であって、通電検出部は、人体の地面との電気的な接続に基づいて発生するノイズによる通電状態の誤検出を防止するノイズ除去手段を有し、出力する信号のレベルを通電状態における通電量に応じて調整して出力し、スピーカから出力させる音の大きさを調整する。
【選択図】図1
従来技術、競合技術の概要


従来、様々な楽器を用いて演奏が行われているが、最近では、MIDI(Musical Instrument Digital Interface)音源を用いたデジタル的な楽器が開発され、従来の楽器とは異なる演奏形態が可能となっている。



特に、このようなデジタル的な楽器では、オン・オフの切替えが可能なセンサを用い、このセンサのオン・オフの切替えに基づいて音をスピーカから出力しており、たとえば演奏者の手首、肘、肩にそれぞれセンサを配設して、手首の動き、肘の動き、肩の動きによってそれぞれのセンサのオン・オフの切替えを行って演奏可能とし、身体の動きに連動した音楽を演奏する装置も提案されている(例えば、特許文献1参照。)。



本発明者らは、音楽は人と人とのコミュニケーションツールであるにもかかわらず、演奏者と聴衆に二分される面があることに常々不満を覚えており、演奏者と聴衆とがより密接に関わった演奏ツールを提供できないかと検討を重ね、人体内通信を利用することにより演奏者と聴衆との皮膚接触を利用して音を出力可能とした演奏装置を開発した。



すなわち、この演奏装置は、演奏者の指に装着する真鍮製の第1の指輪と、聴衆の指に装着する真鍮製の第2の指輪とを用い、第1の指輪と第2の指輪にはそれぞれ導線を接続し、たとえば第1の指輪に接続した導線は電源に接続するとともに、第2の指輪に接続した導線は第1の指輪と第2の指輪との間が導通状態となったことを検出するセンサの入力部に接続して、このセンサで第1の指輪と第2の指輪との間の導通を検出している。



そして、演奏装置では、センサから第1の指輪と第2の指輪との間の導通・非導通に基づいてオン・オフ切替えを行う制御信号を出力し、このオン・オフ信号をMIDI音源に入力し、このMIDI音源に接続したスピーカから制御信号に基づいて所定の音を出力して演奏を可能としている。



ここで、演奏装置では、第1の指輪と第2の指輪とを接続する導電体を演奏者及び聴衆としているものであって、第1の指輪を装着した演奏者が、第2の指輪を装着した聴衆に触れることにより、あるいは第2の指輪を装着した聴衆が第1の指輪を装着した演奏者に触れることにより第1の指輪と第2の指輪との間が導通状態となって音の出力を行っており、特に、複数の聴衆にそれぞれ第2の指輪を装着させ、各聴衆にたとえばドラムの各楽器の音を割り当てておくことにより、ドラムとして機能する演奏装置を提案している(例えば、非特許文献1参照。)。
【特許文献1】
特開平10-097244号公報
【非特許文献1】
馬場哲晃、富松潔、「人と触れ合う電子楽器のデザインと作成~Freqtric Drums~」、日本デザイン学会、デザイン学研究、BULLETIN OF JSSD 2005、pp.96-97

産業上の利用分野


本発明は、演奏装置に関するものであり、特に人体を伝導する電気信号を利用して人体の接触により音を出力し、演奏を行う演奏装置に関するものである。

特許請求の範囲 【請求項1】
第1の人体に接する第1の電極と、
第2の人体に接する第2の電極と、
前記第1の人体と前記第2の人体とが接触することにより前記第1の電極と前記第2の電極との間が通電状態となったことを検出して所定の信号を出力する通電検出部と、
この通電検出部から出力された前記信号に基づいて所定のオーディオ信号を出力するオーディオ信号出力部と、
このオーディオ信号出力部から出力された前記オーディオ信号に基づいて音を出力するスピーカと
を備えた演奏装置であって、
前記通電検出部は、前記第1の人体及び/または前記第2の人体の地面との電気的な接続に基づいて発生するノイズによる前記通電状態の誤検出を防止するノイズ除去手段を有し、出力する前記信号のレベルを前記通電状態における通電量に応じて調整して出力し、前記スピーカから出力させる音の大きさを調整する演奏装置。

【請求項2】
前記ノイズ除去手段は、発光ダイオードとフォトトランジスタとを備え、前記発光ダイオードで電気信号を光信号に変換するとともに、この光信号を前記フォトトランジスタで電気信号に変換することにより前記ノイズを除去することを特徴とする請求項1記載の演奏装置。

【請求項3】
前記通電検出部は送信機と受信機を備え、前記通電状態の検出にともなって出力する信号を前記送信機から前記受信機に送信し、この受信機から前記オーディオ信号出力部に入力する信号を出力するとともに、
前記送信機は、導電製の取っ手で構成した前記第1の電極及び前記第2の電極を装着した絶縁性の支持体に配設したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の演奏装置。

【請求項4】
前記支持体は、外周縁に沿って前記取っ手を所定間隔で複数配設し、いずれか1つを前記第1の電極とし、他の前記取っ手を全て前記第2の電極とするとともに、前記第2の電極にそれぞれ近接させて、前記スピーカから出力させる音の種類を変更する切替用スイッチを設けたことを特徴とする請求項3記載の演奏装置。

【請求項5】
前記支持体には、前記第1の電極にそれぞれ近接させて、前記スピーカから出力させる音の種類を変更する切替用スイッチを設けたことを特徴とする請求項3または請求項4に記載の演奏装置。

【請求項6】
前記受信機は、前記支持体が着脱自在に装着される保持台に配置したことを特徴とする請求項3~5のいずれか1項に記載の演奏装置。

【請求項7】
前記通電検出部は送信機と受信機を備え、前記送信機を前記第1の電極を備えた第1の基体に内蔵させるとともに、前記第2の電極を備えた第2の基体には所定の電気信号を前記第2の電極から出力する信号出力器を内蔵させて、
前記送信機は、前記信号出力器から出力された前記電気信号の検出により前記通電状態を検出し、この通電状態の検出に基づいて出力する信号を前記送信機から前記受信機に送信し、この受信機から前記オーディオ信号出力部に入力する信号を出力することを特徴とする請求項1記載の演奏装置。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2006237038thum.jpg
出願権利状態 登録
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