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放送装置 新技術説明会

国内特許コード P08A013623
整理番号 QP060075
掲載日 2008年8月22日
出願番号 特願2006-261675
公開番号 特開2008-085520
登録番号 特許第5124768号
出願日 平成18年9月27日(2006.9.27)
公開日 平成20年4月10日(2008.4.10)
登録日 平成24年11月9日(2012.11.9)
発明者
  • 中島 祥好
  • 上田 和夫
  • 河原 一彦
  • 安村 真奈
出願人
  • 国立大学法人九州大学
発明の名称 放送装置 新技術説明会
発明の概要

【課題】駅構内などで使用される電車等の発車ベルなどの警告音、報知音とアナウンス音声が重複した際に、両者の情報を使用者に的確に知らせる。
【解決手段】音声信号の所定の周波数成分を通過させるフィルタ部と、特定の時刻の前後に複数の時間フレームを形成するフレーム分割部と、フレーム内の音声信号のパワーをそれぞれ算出するパワー算出部と、パワーの変化率を算出するパワー変化率算出部と、パワー変化率から入力音声信号を増幅するか否かを決定する増幅決定部と、前記パワー変化率に基づいて増幅度を算出する増幅度算出部と、増幅度に応じて入力音声を増幅する音声増幅部を含むようにした。並列に配置された互いに通過帯域が異なる複数のくし型フィルタユニットを含み、異なる音信号をそれぞれ異なる前記通過帯域が異なるくし型フィルタに通して出力するようにし、アナウンス音声と警告音を使用者に的確に知らせるようにした。
【選択図】図1

従来技術、競合技術の概要


都会など多くの電車が行き来する場所では、駅構内の発車ベル等の警告音、報知音と、発車時のアナウンスが同時に鳴らされることが多い。これらの音は、その構成周波数成分を同一帯域に有している場合が多く、必要なアナウンスが極めて聞き取りづらくなっている。そのため、さらにアナウンスの音量を上げるという悪循環から、構内に響く様々な音の音量が相対的に上げられ、ますます全体の騒音が増している。



構内アナウンス、発車ベル、エレベーターの到着音など異なる役割の音が、無秩序に共存することで、音源同士がぶつかりあい、必要な情報が得られないというケースが頻発しているのが現状である。



駅構内などでは、発車ベルとアナウンスとをあえて違うタイミングで流したり、アナウンスを流すときには発車ベルの音量を下げるなどの措置を施している場合もある。



このような状況下においては、聴力が低下してきた高齢者や聴覚障害者にとっては、必要なアナウンスや発車ベルを聞き分けるのは困難である。特に視覚障害者にとっては、音による誘導が駅構内における情報の大部分を占めるので、適切な情報を明瞭に伝達できるような環境を構築する事が強く望まれている。



一方、平成12年に施行された交通バリアフリー法では、視覚障害者に案内を行う設備の例示として「音による案内」が加えられ、公共空間における音声誘導の導入なども記述されており、福祉社会における音による情報伝達の重要性が高まってきている。近年は、短いメロディや電子音によって特定の行動や意味を、言葉ではなく音に置き換えることによって、場所や方向などの情報を伝えるため音サインの導入も各所で検討されてきている。



特許文献1には、音声を入力する手段と、音声を分析して加工する手段と、音声を再生して出力する手段を有する音響処理装置において、音声波形から音声の音響的特徴量を計算する特徴量計算部と、該音響的特徴量の単位時間あたりの時間変化量を計算する特徴量変化量計算部と、該時間変化量を変更する時間変化量変更部と、該変更後時間変化量を用いて該音響的特徴量を変更する音響的特徴量変更部と、該変更後音響的特徴量から音声波形を再構築する波形再構築部を有する音声強調方法および装置に関する記載がある。

【特許文献1】特開平8-110796

産業上の利用分野


本発明は、駅構内などで使用される電車等の発車ベルなどの警告音、報知音とアナウンス音声が重複した際に、両者の情報を使用者に的確に知らせるための公共放送装置に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
入力された音声信号の所定の周波数成分を通過させるフィルタ部と、前記フィルタ部を通過した音声信号の特定の時刻の前後に複数の時間フレームを形成するフレーム分割部と、前記フレーム分割部で分割されたフレーム内の音声信号のパワーをそれぞれ算出するパワー算出部と、前記パワー算出部で算出されたそれぞれのパワーからパワーの変化率を算出するパワー変化率算出部と、前記パワー変化率算出部で算出されたパワー変化率から入力音声信号を増幅するか否かを決定する増幅決定部と、前記増幅決定部で増幅すると決定された場合に前記パワー変化率に基づいて増幅度を算出する増幅度算出部と、前記増幅度算出部で算出された増幅度に応じて入力音声を増幅する音声増幅部と、この音声増幅部で増幅された音声信号が通過するくし型フィルタおよび音声信号の通過帯域と異なる通過帯域の警告音用のくし型フィルタからなるくし型フィルタユニットを備えたことを特徴とする放送装置。

【請求項2】
入力された音声信号を並列に配置された通過帯域の異なる複数のフィルタに通過させるフィルタ部と、前記フィルタ部を通過したそれぞれの音声信号の特定の時刻の前後に複数の時間フレームを形成するフレーム分割部と、前記フレーム分割部で分割されたフレーム内の音声信号のパワーをそれぞれ算出するパワー算出部と、前記パワー算出部で算出されたそれぞれのパワーからパワーの変化率を算出するパワー変化率算出部と、前記パワー変化率算出部で算出されたパワー変化率から入力音声信号を増幅するか否かを決定する増幅決定部と、前記増幅決定部で増幅すると決定された場合に、前記フィルタ部を通過したそれぞれの音声信号に対するパワー変化率に基づいて増幅度を算出する増幅度算出部と、前記増幅度算出部で算出された増幅度に応じて入力音声を増幅する音声増幅部、この音声増幅部で増幅された音声信号が通過するくし型フィルタおよび音声信号の通過帯域と異なる通過帯域の警告音用のくし型フィルタからなるくし型フィルタユニット備えたことを特徴とする放送装置。

【請求項3】
前記くし型フィルタユニットを、複数従属接続したことを特徴とする請求項1または2に記載の放送装置。

【請求項4】
入力信号が音声信号の場合に、前記音声信号の特定の部分を増幅する音声強調部と、前記音声強調部における増幅度に応じて前記くし型フィルタの周波数特性を調整するフィルタ特性調整部を備えたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の放送装置。

【請求項5】
前記パワー変化率算出部が、前記パワー算出部で算出された前記フィルタ部を通過したそれぞれの音声信号のパワーの比率を算出し、この比率に基づいて前記パワー変化率を算出することを特徴とする請求項2乃至4のいずれかに記載の放送装置。

【請求項6】
前記増幅度算出部が、前記フィルタ部を通過したそれぞれの音声信号に対するパワー変化率に基づいて算出された増幅度の平均値を増幅度とすることを特徴とする請求項2乃至5のいずれかに記載の放送装置。

【請求項7】
前記増幅度算出部が、前記フィルタ部を通過したそれぞれの音声信号に対するパワー変化率に基づいて算出された増幅度の最大値を増幅度とすることを特徴とする請求項2乃至5のいずれかに記載の放送装置。

【請求項8】
前記増幅決定部で増幅すると決定された場合に、前記特定の時刻の前後に音声信号の増幅区間を特定するための増幅区間特定部を備え、前記増幅区間内の音声信号に関して前記増幅度算出部で算出された増幅度の平均値を、前記増幅区間内の一部又は全部の音声信号に対する増幅度とすることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の放送装置。

【請求項9】
前記増幅決定部で増幅すると決定された場合に、前記特定の時刻の前後に音声信号の増幅区間を特定するための増幅区間特定部を備え、前記増幅区間内の音声信号に関して前記増幅度算出部で算出された増幅度の最大値を、前記増幅区間内の一部又は全部の音声信号に対する増幅度とすることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の放送装置。
産業区分
  • 電子応用機器
  • その他通信
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2006261675thum.jpg
出願権利状態 権利存続中
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