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スピーカの振動除去装置

国内特許コード P08P005477
整理番号 06-007
掲載日 2008年9月5日
出願番号 特願2007-029315
公開番号 特開2008-199093
登録番号 特許第4406698号
出願日 平成19年2月8日(2007.2.8)
公開日 平成20年8月28日(2008.8.28)
登録日 平成21年11月20日(2009.11.20)
発明者
  • 西村 公伸
  • 伊奈 龍慶
出願人
  • 学校法人近畿大学
発明の名称 スピーカの振動除去装置
発明の概要

【課題】 オーディオ機器ではスピーカユニットの振動による高調波歪が音質の劣化や音像定位に悪影響を与えるので、スピーカエンクロージャの振動を除去する装置が求められている。
【解決手段】 本発明はスピーカユニット1を取り付けたバッフル板2に外付振動伝達手段4を構成するスパイク部41を当接させ、クランプ部43により、バッフル板2の振動を振動吸収ボード3に伝達して振動を吸収することにより、バッフル板2の振動を直接吸収する振動除去装置を実現する。
【選択図】 図2

従来技術、競合技術の概要


オーディオ機器ではスピーカなどのように振動源自体を含んでいたりするために、機器に振動エネルギーが発生し、これらの振動が再生音に大きく影響して音質の劣化や音像定位に影響を与えている。



スピーカシステムは電気信号によりコーンなどを振動させて音響信号に変換する装置であるが、面の振動原理を用いるため、多かれ少なかれ、音響信号以外の不要な歪振動を発生し、忠実な信号再生が出来ない。この歪振動により、放射音(音響再生信号)に歪成分が混入し雑音となり、位相や振幅情報を乱し、音質や音像定位を劣化させている。



こうした対策の一つとして、特許文献1に示すように円錐形構造のスパイクが一段用いられた支持構造がすでに実用化されており、ある程度の効果が得られている。



また、特許文献2ではスピーカキャビネットの対向する面を外側から支柱などを用いて圧縮力を加えて、スピーカキャビネットの剛性を見かけ上強くして共振周波数や振動減衰特性等の固有値を変えて、スピーカ放射音の減衰特性を向上させるものである。

【特許文献1】実用新案登録第3107462号公報

【特許文献2】特開平7-7778号公報

産業上の利用分野


本発明はスピーカの振動除去装置に関し、特に、オーディオ機器のスピーカエンクロージャに発生する振動を除去して音質と音像表現を改善するスピーカの振動除去装置に関する。更に、本発明は高調波歪の除去性能に優れ、高域の白色雑音成分を減衰させて高域のきつさを低減し、透明感のある再生音を実現し、実在感と臨場感を大幅に増加させ、音像の定位が明確になって音源位置の前後感や上下位置の表現が明確になるスピーカの振動除去装置に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
スピーカユニットを取り付けたバッフル板と、
前記バッフル板を収めるスピーカエンクロージャと、
前記スピーカエンクロージャを固定する振動吸収ボードと、
前記スピーカエンクロージャの外側に設ける外付振動伝達手段とを備え、
前記バッフル板の振動を前記外付振動伝達手段で前記振動吸収ボードに伝達して振動を吸収することを特徴とするスピーカの振動除去装置。

【請求項2】
前記バッフル板は前記スピーカエンクロージャの前面を構成することを特徴とする請求項1に記載のスピーカの振動除去装置。

【請求項3】
前記振動吸収ボードはL字に構成され、前記スピーカエンクロージャの底面および裏面と対向して配置され、前記外付振動伝達手段により前記バッフル板の振動を
裏面の前記振動吸収ボードに伝達することを特徴とする請求項1に記載のスピーカの振動除去装置。

【請求項4】
前記振動吸収ボードは中空部に砂を入れて振動を吸収することを特徴とする請求項1に記載のスピーカの振動除去装置。

【請求項5】
前記外付振動伝達手段はスパイク部とクランプ部とで構成され、前記クランプ部で前記スピーカエンクロージャを囲むようにして裏面の前記振動吸収ボードに固定し、前記バッフル板と前記クランプ部との間に前記スパイク部を挟持して、前記バッフル板の振動を前記スパイク部を介して前記クランプ部に伝達することを特徴とする請求項1に記載のスピーカの振動除去装置。

【請求項6】
前記スピーカエンクロージャの裏面と前記振動吸収ボードの間に前記スパイク部を挟持して、前記スピーカエンクロージャの裏面の前記バッフル板からの振動を前記スパイク部から前記振動吸収ボードに直接伝達することを特徴とする請求項5に記載のスピーカの振動除去装置。

【請求項7】
前記外付振動伝達手段はスパイク部とクランプ部とで構成され、前記クランプ部で前記スピーカエンクロージャの裏面を前記振動吸収ボードに引っ張って固定し、前記スピーカエンクロージャの裏面と前記振動吸収ボードとの間に前記スパイク部を挟持して、前記スピーカエンクロージャの裏面から前記バッフル板からの振動を前記スパイク部から前記振動吸収ボードに直接伝達することを特徴とする請求項1に記載のスピーカの振動除去装置。

【請求項8】
前記スピーカエンクロージャは底面に支持用のスパイクを設けて前記振動吸収ボードに載置されることを特徴とする請求項1に記載のスピーカの振動除去装置。

【請求項9】
スピーカユニットを取り付けたバッフル板と、
前記バッフル板に直接取り付けられた内蔵振動伝達手段と振動吸収ボードとを備え、
前記内蔵振動伝達手段および前記振動吸収ボードはスピーカエンクロージャ内に納め、前記バッフル板の振動を前記内蔵振動伝達手段で前記振動吸収ボードに伝達して振動を吸収することを特徴とするスピーカの振動除去装置。

【請求項10】
前記内蔵振動伝達手段はスパイク部で構成され、前記バッフル板と前記振動吸収ボードとの間に設けられ、前記バッフル板からの振動を直接前記振動吸収ボードに伝達することを特徴とする請求項9に記載のスピーカの振動除去装置。

【請求項11】
前記振動吸収ボードは中空部に砂を入れて振動を吸収することを特徴とする請求項9に記載のスピーカの振動除去装置。

【請求項12】
前記バッフル板には前記スピーカユニットを囲むように振動絶縁溝を設けて前記スピーカユニットの振動が前記スピーカエンクロージャの他の部分に伝達しないようにすることを特徴とする請求項9に記載のスピーカの振動除去装置。

【請求項13】
スピーカエンクロージャ内に固定された振動吸収ボード、
前記振動吸収ボードに内蔵振動伝達手段を介して直接取り付けられたスピーカユニットとを備え、
前記スピーカユニットは前記スピーカエンクロージャのバッフル板から空間を設けて露出され、前記スピーカユニットの振動を前記内蔵振動伝達手段で前記振動吸収ボードに直接伝達することを特徴とするスピーカの振動除去装置。

【請求項14】
前記内蔵振動伝達手段はスパイク部とクランプ部とで構成され、前記クランプ部で前記スピーカユニットを前記振動吸収ボードに固定し、前記スピーカユニットと前記振動吸収ボード間に前記スパイク部を挟持させ、前記スピーカユニットの振動を前記スパイク部を介して前記振動吸収ボードに直接伝達することを特徴とする請求項13に記載のスピーカの振動除去装置。
産業区分
  • 電子応用機器
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2007029315thum.jpg
出願権利状態 権利存続中


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