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リグノフェノール系吸着媒体を用いた色素の吸着処理方法 コモンズ

国内特許コード P08P006129
整理番号 B74P06
掲載日 2008年9月5日
出願番号 特願2007-035527
公開番号 特開2008-194656
登録番号 特許第4826981号
出願日 平成19年2月15日(2007.2.15)
公開日 平成20年8月28日(2008.8.28)
登録日 平成23年9月22日(2011.9.22)
発明者
  • 舩岡 正光
  • 青▲柳▼ 充
出願人
  • 国立研究開発法人科学技術振興機構
発明の名称 リグノフェノール系吸着媒体を用いた色素の吸着処理方法 コモンズ
発明の概要 【課題】リグノフェノール系吸着媒体及びそれを用いた有機物の処理方法を提供する。
【解決手段】リグノフェノール系吸着媒体は、リグノフェノール2又はその誘導体を主成分とし、有機物を吸着する。リグノフェノールのアセチル化、アシル化、ハイドロキシメチル化、トロメチルシリル化、エポキシ化、メチルカルボキシル化、カーボネート化、の何れかの処理を行った化学修飾物や、二次や高次のフェノール導入体を吸着媒体としてもよい。吸着媒体は、リグノフェノール又はその誘導体と高分子とで構成された複合体でもよい。さらには、リグノフェノール又はその誘導体と金属化合物とで構成された錯体様複合体であってもよい。
【選択図】 図1
従来技術、競合技術の概要


一般に、有機物の吸着媒体としては、シリカやアルミナ等の無機化合物や、活性炭に代表されるような多孔質炭素が使用されている。有機物の除去方法としては、さらに、酸化チタン光触媒による酸化還元複合プロセスの活用や、オゾン、塩素、次亜塩素酸等を用いた酸化漂白等の処理が行われている。



ところで、近年、植物を利用する際に、従来廃棄されていたリグニンから誘導されたリグノフェノールの有効利用に関する研究開発が行われている。特許文献1には、植物由来のリグノセルロースを相分離して、リグノフェノールを抽出する方法が開示されている。リグノフェノールは有機溶媒に溶け、各種材料に塗布した後、乾燥して成形体とすることができる。成形体が不要となった場合には、有機溶媒に溶かして回収することで、再利用が可能となる。



リグノフェノールの応用分野として吸着剤がある。特許文献2には、リグノフェノールをハイドロキシメチル化し高分子化した化合物による金の選択的吸着が開示されている。特許文献3及び4には、鉛イオンの吸着が開示されている。非特許文献1には、本発明者らにより、銀や遷移金属の吸着が報告されている。



非特許文献2には、本発明者らの一人により、リグノフェノール及びその誘導体に対して、牛血清アルブミン(BSA)に代表される酵素タンパク質を、その活性を失うことなく吸着させる技術が報告されている。



【特許文献1】
特開平02-233701号公報
【特許文献2】
特開2005-305329号公報
【特許文献3】
特開2001-202963号公報
【特許文献4】
特開2001-202987号公報
【非特許文献1】
増山 和晃、松井 未来生、舩岡 正光、「リグノクレゾールの重金属吸着特性」、平成14年度 三重県科学技術振興センター工業研究部研究報告、No.27、pp.98-102、2003年
【非特許文献2】
M. Funaoka,“A New Type of Phenolic Lignin-Based Network Polymer with the Structure-variable Function Composed of 1,1-Diarylpropane Units”, Polymer International, Vol.47, pp.277-290, 1998

産業上の利用分野


本発明は、水や有機溶媒に含まれる色素を吸着により効率的に分離回収するためのリグノフェノール吸着媒体を用いた色素の吸着処理方法に係り、さらに詳しくは、環境に優しいリグノフェノールを親水性や疎水性にしたり、さらに三次元化や複合化することにより得られるリグノフェノール系吸着媒体用いた色素の吸着処理方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
リグノフェノール又はリグノフェノール誘導体と金属化合物とからなる錯体様複合物、リグノフェノール又はリグノフェノール誘導体と高分子との複合体、リグノフェノール化学修飾物、リグノフェノールの水酸基置換誘導体又はリグノフェノール誘導体の加熱処理物から選ばれるリグノフェノール系吸着媒体を用いて、液体中のメチレンブルー、ブリリアントグリーン、クリスタルバイオレット及びメチルオレンジから選択される色素を吸着することを特徴とする、色素の吸着処理方法。

【請求項2】
前記リグノフェノール系吸着媒体が、リグノフェノールと酸化チタンとの錯体様複合体である、請求項1記載の色素の吸着処理方法。

【請求項3】
前記液体が水溶液又はエタノール溶液である、請求項1に記載の色素の吸着処理方法。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2007035527thum.jpg
出願権利状態 登録
参考情報 (研究プロジェクト等) SORST 平成16年度採択課題
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