TOP > 国内特許検索 > 固体キラルジルコニウム触媒及びそれを用いたアルドール反応物又は環化体化合物の合成方法

固体キラルジルコニウム触媒及びそれを用いたアルドール反応物又は環化体化合物の合成方法 コモンズ

国内特許コード P08P005645
整理番号 E076P85
掲載日 2008年9月19日
出願番号 特願2007-051428
公開番号 特開2008-212792
登録番号 特許第4696274号
出願日 平成19年3月1日(2007.3.1)
公開日 平成20年9月18日(2008.9.18)
登録日 平成23年3月11日(2011.3.11)
発明者
  • 小林 修
  • 関 和貴
  • 上野 雅晴
出願人
  • 国立研究開発法人科学技術振興機構
発明の名称 固体キラルジルコニウム触媒及びそれを用いたアルドール反応物又は環化体化合物の合成方法 コモンズ
発明の概要 【課題】長期保存が可能で触媒的不斉アルドール反応及び触媒的不斉へテロディールス-アルダー反応に適した固体キラルジルコニウム触媒及びそれを用いたアルドール反応物又は環化体化合物の合成方法を提供する。
【解決手段】有機溶媒中で、ビナフトール化合物又はその鏡像体と、ジルコニウム化合物とを反応させ、該反応液に非極性溶媒を加えて生じる固体沈殿物を単離して得た、粉末ジルコニウム触媒を用いる。
【選択図】なし
従来技術、競合技術の概要


医薬品、香料、化粧料、農薬、あるいは機能性ポリマー合成等の分野において、各種の不斉合成反応法の確立が重要になってきている。これらの不斉合成に用いられる不斉触媒の中には、高活性で、目的の反応を高選択的に進行させるものも多く存在するが、多くは酸素、光、熱等の外部刺激により分解や不活性化を起こしやすく不安定である。そのため、ほとんどの不斉触媒は、安定な前駆体から使用直前に調製する必要があり、長期保存した後に利用したり、反応後に回収・再利用したりすることはほとんど不可能であった。



一方、本発明者らは、既に不斉マンニッヒ型反応に有用なキラルジルコニウム触媒を開発している(例えば、特許文献1参照)。しかし、このキラルジルコニウム触媒も空気中や水存在下では不安定である。そこで、本発明者らは、長期保存後も安定なマンニッヒ型反応用触媒として、キラルジルコニウム触媒をゼオライトに担持させたものを開発した(特許文献2参照)。 さらに、本発明者らは、マンニッヒ型に適した触媒を調整した後にヘキサンを加えることにより不溶性固体が発生し、この固形物も不斉マンニッヒ型反応の触媒となることを見い出した(非特許文献1参照)。



これに対し、本発明者らは、不斉アルドール反応及び不斉へテロディールス-アルダー反応に適したキラルジルコニウム触媒を開発している(例えば、特許文献3~5参照)。又、本発明者らは、この不斉アルドール反応用触媒をゼオライトに担持させることにより長期保存後も触媒として有効に機能することを報告している(非特許文献2参照)。



【特許文献1】
特開2003-261490号公報
【特許文献2】
国際公開第2003/076072号パンフレット
【特許文献3】
特開2003-299962号公報
【特許文献4】
特開2006-022046号公報
【特許文献5】
特開2002-356454号公報
【非特許文献1】
Saruhashi, K. Kobayashi, S., J. AM. Chem. Soc. 2006, 128, 11232-11235
【非特許文献2】
Kobayashi, S.; Saito, S. Ueno, M.; Yamashita, Y. Chem Commun.2003, 2016

産業上の利用分野


この発明は、キラルジルコニウム触媒及びそれを用いたアルドール反応物又は環化体化合物の合成方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
有機溶媒中で、下式(I)
【化1】


(式中のR1は、ヨウ素原子またはパーフルオロアルキル基を示し;R2は、水素原子またはパーフルオロアルキル基を示す)で表わされる化合物又はその鏡像体と、ジルコニウム化合物とを反応させ、該反応液に非極性溶媒を加えて生じる固体沈殿物を単離してなる保存可能な固体キラルジルコニウム触媒であって、
アルデヒド化合物とケイ素エノラートとを反応させ、又はアルデヒド化合物とダニシェフスキージエン化合物とを反応させ、アルドール反応物又は環化体化合物の合成に用いられる固体キラルジルコニウム触媒。

【請求項2】
請求項1に記載の固体キラルジルコニウム触媒の存在下、アルデヒド化合物とケイ素エノラートとを反応させ、又はアルデヒド化合物とダニシェフスキージエン化合物とを反応させ、アルドール反応物又は環化体化合物を合成する方法。

【請求項3】
さらに、反応の際に一級アルコール化合物及び/又は水を添加する請求項2記載のアルドール反応物又は環化体化合物の合成方法。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

※ 画像をクリックすると拡大します。

21727_29SUM.gif
出願権利状態 登録
参考情報 (研究プロジェクト等) ERATO 小林高機能性反応場プロジェクト 領域
ライセンスをご希望の方、特許の内容に興味を持たれた方は、問合せボタンを押してください。


PAGE TOP

close
close
close
close
close
close
close