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リグノフェノールの製造方法 コモンズ

国内特許コード P08P006132
整理番号 B74P07
掲載日 2008年9月19日
出願番号 特願2007-052107
公開番号 特開2008-214231
登録番号 特許第5071772号
出願日 平成19年3月1日(2007.3.1)
公開日 平成20年9月18日(2008.9.18)
登録日 平成24年8月31日(2012.8.31)
発明者
  • 舩岡 正光
  • 青▲柳▼ 充
出願人
  • 国立研究開発法人科学技術振興機構
発明の名称 リグノフェノールの製造方法 コモンズ
発明の概要 【課題】リグノフェノール及びその誘導体を、その用途に応じた分子量に分画することができる、リグノフェノールの製造方法を提供する。
【解決手段】出発原料となるリグノフェノール1を親溶媒に溶解し、リグノフェノールの親溶媒溶液とする工程と、リグノフェノールの親溶媒溶液を貧溶媒中に混合してリグノフェノール沈殿物2を生成する工程と、を備え、貧溶媒を変えることによりリグノフェノール沈殿物2の分子量を制御することができる。さらに、リグノフェノール沈殿物を回収した後の貧溶媒溶へリグノフェノールと金属化合物とからなる錯体様複合体を加え、残存するリグノフェノールを回収することができる。
【選択図】図1
従来技術、競合技術の概要


近年、植物を利用する際に、従来廃棄されていたリグニンから誘導されたリグノフェノールの有効利用に関する研究開発が行われている。植物としては、木材や草,廃木材,建築廃材等が挙げられる。特許文献1には、植物由来のリグノセルロースを相分離して、リグノフェノールを抽出する方法が開示されている。リグノフェノールは有機溶媒に溶け、各種材料に塗布した後、乾燥して成形体とすることができる。成形体が不要となった場合には、有機溶媒に溶かして回収することで再利用が可能となる。



近年、リグノフェノールに関して用途研究が行われ、成形体以外の応用として、塗料、電子や電気用材料、医薬などへの幅広い用途が期待されている。リグノフェノールは、300~100000の範囲を有する高分子であり、一般に幅広い分子量分布を有する。幅広い分子量分布を有する状態が望ましい用途に関してはそのまま用いればよいが,分子量分布が狭いものやより高分子量のもの、より低分子量のリグノフェノールが望ましいと考えられる用途がある。



分子量の異なるリグノフェノールを得る、つまり、分画する実験室的な手法としては、ゲルパーミッションクロマトグラフィー(GPC)、サイズ排除クロマトグラフィー(SEC)、吸着媒を充填したカラムを用いる方法などがある。



【特許文献1】
特開平02-233701号公報

産業上の利用分野


本発明は、天然物由来のフェノール性リグニン系高分子(以下、リグノフェノールと呼ぶ)の分子量を制御することができるリグノフェノールの製造方法に関する。さらに詳しくは、原料となるリグノフェノールを用途に合わせた分子量に分割することができるリグノフェノールの製造方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
リグノフェノールを親溶媒に溶解し、リグノフェノールの親溶媒溶液とする工程と、
上記親溶媒溶液をR1-O-R2型の非対称エーテル類(ここで、R1、R2は、アルキル、イソアルキル、tert-アルキル、フェニル、アリルの何れかの基であって、お互いに異なっており、かつ、R1及びR2で示される置換基の炭素数の合計は4以上である。)で表される貧溶媒に加え生じた沈殿を回収する工程と、を備えることを特徴とする、リグノフェノールの製造方法。

【請求項2】
前記貧溶媒が、tert-ブチルメチルエーテル又はシクロペンチルメチルエーテルから選ばれる溶媒である、請求項1に記載のリグノフェノールの製造方法。

【請求項3】
前記貧溶媒が、tert-ブチルメチルエーテル又はシクロペンチルメチルエーテルから選ばれる溶媒を含む混合溶媒である、請求項1に記載のリグノフェノールの製造方法。

【請求項4】
リグノフェノールを親溶媒に溶解し、リグノフェノールの親溶媒溶液とする工程と、
リグノフェノールの親溶媒溶液に酸化チタンナノ粒子を添加して、リグノフェノールと酸化チタンナノ粒子とからなる錯体様複合体を生成する工程と、
上記錯体様複合体をR1-O-R2型の非対称エーテル類(ここで、R1及びR2は、アルキル、イソアルキル、tert-アルキル、フェニル、アリルの何れかの基であって、お互いに異なっており、かつ、R1及びR2で示される置換基の炭素数の合計は4以上である。)で表される貧溶媒に加え、生じた沈殿を回収する工程と、を備えることを特徴とする、リグノフェノールの製造方法。

【請求項5】
前記貧溶媒が、tert-ブチルメチルエーテル又はシクロペンチルメチルエーテルから選ばれる溶媒である、請求項4に記載のリグノフェノールの製造方法。

【請求項6】
前記貧溶媒が、tert-ブチルメチルエーテル又はシクロペンチルメチルエーテルから選ばれる溶媒を含む混合溶媒である、請求項4に記載のリグノフェノールの製造方法。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2007052107thum.jpg
出願権利状態 登録
参考情報 (研究プロジェクト等) SORST 平成16年度採択課題
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