TOP > 国内特許検索 > 銅酸化物高温超伝導体固有ジョセフソン接合を用いた量子ビット

銅酸化物高温超伝導体固有ジョセフソン接合を用いた量子ビット

国内特許コード P08A013753
掲載日 2008年9月26日
出願番号 特願2005-270031
公開番号 特開2007-081289
登録番号 特許第5233039号
出願日 平成17年9月16日(2005.9.16)
公開日 平成19年3月29日(2007.3.29)
登録日 平成25年4月5日(2013.4.5)
発明者
  • 猪股 邦宏
  • 佐藤 茂雄
  • 中島 康治
  • 田中 秋広
  • 高野 義彦
  • 羽多野 毅
  • 王 華兵
出願人
  • 独立行政法人物質・材料研究機構
発明の名称 銅酸化物高温超伝導体固有ジョセフソン接合を用いた量子ビット
発明の概要

【課題】 より高い動作温度で安定して動作し、量子計算機の実現に寄与できる量子ビットを提供する。
【解決手段】 この出願の発明の量子ビットは、銅酸化物高温超伝導体を用いて形成した固有ジョセフソン接合により構成されることを特徴とする。酸化物高温超伝導体としては、Bi(ビスマス)系銅酸化物高温超伝導体、Tl(タリウム)系銅酸化物高温超伝導体、Y(イットリウム)系銅酸化物高温超伝導体のいずれかを用いることができる。
【選択図】図3

従来技術、競合技術の概要


従来の計算原理とは異なり量子力学に由来する重ね合せの原理を用いる量子計算の提案がなされている。量子計算では超並列計算が可能であり、インターネットなどで利用されている暗号が解読できるなど驚異的な計算能力を示すことが証明されている。



ところが、量子計算の実現には、最先端の加工技術を利用した極微細デバイス作成技術や、極低温環境下での微小信号測定技術などが必要であり、実現例はまだ数えるほどしかない。



その中で超伝導体を用いた量子計算機は、超伝導という現象がマクロスコピックな現象であることから比較的製作が容易であり、また超伝導体が固体デバイスであることから、その実現が強く期待されている。



このような状況のもとで、ジョセフソン接合の波動関数の位相差を量子数とする量子ビットの提案が非特許文献1になされている。しかしながら、量子ビットの動作温度は高いとはいえず、量子計算機の実現のためには、さらに高い動作温度の量子ビットが必要とされている。

【非特許文献1】J. M. Martinia, et al., Phys. Rev. Lett. 89. 117901 (2002)

産業上の利用分野


この出願の発明は、銅酸化物高温超伝導体固有ジョセフソン接合を用いた量子ビットに関するものである。

特許請求の範囲 【請求項1】
銅酸化物高温超伝導体を用いて形成した固有ジョセフソン接合により構成され、かつ、量子トンネル効果を示すことを特徴とする量子ビット。

【請求項2】
銅酸化物高温超伝導体として、Bi(ビスマス)系銅酸化物高温超伝導体を用いることを特徴とする請求項1記載の量子ビット。

【請求項3】
Bi(ビスマス)系銅酸化物高温超伝導体が、BiSrCaCu8+δであることを特徴とする請求項2記載の量子ビット。

【請求項4】
Bi(ビスマス)系銅酸化物高温超伝導体が、BiSrCaCu10+δであることを特徴とする請求項2記載の量子ビット。

【請求項5】
Bi(ビスマス)系銅酸化物高温超伝導体が、BiSrCuO6+δであることを特徴とする請求項2記載の量子ビット。

【請求項6】
銅酸化物高温超伝導体として、Tl(タリウム)系銅酸化物高温超伝導体を用いることを特徴とする請求項1記載の量子ビット。

【請求項7】
Tl(タリウム)系銅酸化物高温超伝導体が、TlBaCaCuであることを特徴とする請求項6記載の量子ビット。

【請求項8】
銅酸化物高温超伝導体として、Y(イットリウム)系銅酸化物高温超伝導体を用いることを特徴とする請求項1記載の量子ビット。

【請求項9】
Y(イットリウム)系銅酸化物高温超伝導体が、YBaCu7-δであることを特徴とする請求項8記載の量子ビット。
産業区分
  • 固体素子
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

※ 画像をクリックすると拡大します。

JP2005270031thum.jpg
出願権利状態 権利存続中
特許についてのご質問及びご相談等については、公開特許番号、ご質問内容・ご相談内容等、お名前、会社名、ご連絡先(電話番号、FAX番号、メールアドレス)をご記入の上、下記までご連絡ください。


PAGE TOP

close
close
close
close
close
close
close