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インドール化合物の製法及び触媒 コモンズ

国内特許コード P08P005648
整理番号 E076P82
掲載日 2008年9月26日
出願番号 特願2007-059528
公開番号 特開2008-221056
登録番号 特許第4696275号
出願日 平成19年3月9日(2007.3.9)
公開日 平成20年9月25日(2008.9.25)
登録日 平成23年3月11日(2011.3.11)
発明者
  • 小林 修
  • 宮嵜 洋二
出願人
  • 国立研究開発法人科学技術振興機構
発明の名称 インドール化合物の製法及び触媒 コモンズ
発明の概要 【課題】 o-アルキニルアニリン誘導体からインドール化合物を合成するための回収可能な金触媒及びこの金触媒を用いてインドール化合物を合成する方法を提供する。
【解決手段】 高分子カルセランド型金触媒(特願2006-65982)を改良して、3価の金をスチレン系高分子に担持させた高分子担持金触媒を作製し、この触媒を用いてo-アルキニルアニリン誘導体からインドール化合物を合成した。本発明は、3価の金をスチレン系高分子に担持させて成る触媒であって、該スチレン系高分子が、スチレンモノマーをベースとし、その主鎖又はベンゼン環が水酸基又はアルコキシ基を有する親水性側鎖を有する高分子担持金触媒である。有機溶媒中で、この触媒の存在下で、o-アルキニルアニリン誘導体をインドール化合物に変換することができる。
【選択図】 なし
従来技術、競合技術の概要


インドールは、医薬品を初めとする種々の生理活性物質の部分構造として有用な合成中間体である。これまでにインドールの合成法として数多くの方法が知られているが、最近金(III)触媒を用いて、緩和な条件下で、o-アルキニルアニリンをインドールに異性化させる方法が報告された(非特許文献1)。
一方、本発明者らは、マイクロカプセル化法を用いてスチレン系高分子に遷移金属ナノサイズクラスターを担持することにより、パラジウムや白金に於いて非常に高活性な触媒の製造が出来ることを見出した(特許文献1)。更に、本発明者らは、ポリスチレン誘導体に金ナノクラスターを担持させることにより高分子カルセランド型金触媒を調製し、アルコールを酸化して高収率で対応するケトン体を得ている(特願2006-65982)。
一方、価数を持った金イオンをポリマー上に固定化した例は極めて少ない(非特許文献2~3)。



【特許文献1】
WO2005/085307
【非特許文献1】
Synthesis, 2004, 610-618.
【非特許文献2】
Adv. Synth. Catal., 2006, 348, 1283-1288.
【非特許文献3】
Adv. Synth. Catal., 2006, 348, 1899-1907.

産業上の利用分野


この発明は、回収可能な高分子担持金触媒、及びこの触媒を用いてo-アルキニルアニリン誘導体からインドール化合物を製造する方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
3価の金をスチレン系高分子に担持させて成る触媒であって、該スチレン系高分子が、スチレンモノマーをベースとし、その主鎖又はベンゼン環が水酸基又はアルコキシ基を有する親水性側鎖を有する、o-アルキニルアニリン誘導体からインドール化合物を合成するための高分子担持金触媒。

【請求項2】
前記スチレン系高分子が、下式(化1)
【化1】


(式中、Rは水素原子又は炭素数が1~4のアルキル基、Rは共有結合又は炭素数が12以下のアルキレン基を表し、mは1~6の整数を表し、nは0~5の整数を表し、x、y及びzは構成モノマーのモル比を表し、x+y+zに対して、y+zは10~100%、zは0~35%、xは残部である。)で表される請求項1に記載の触媒。

【請求項3】
3価の金化合物と前記スチレン系高分子の溶液中で、該スチレン系高分子に対する貧溶媒を加えて相分離させることにより3価の金イオンをスチレン系高分子に担持させてなる請求項1又は2に記載の触媒。

【請求項4】
有機溶媒中で、3価の金をスチレン系高分子に担持させて成る触媒であって、該スチレン系高分子が、スチレンモノマーをベースとし、その主鎖又はベンゼン環が水酸基又はアルコキシ基を有する親水性側鎖を有する高分子担持金触媒と、下式
【化2】


(式中、Rは、ヘテロ原子を含んでもよい炭化水素基、Rは水素原子又は置換基を有していてもよいアルキル基若しくはアリール基、Rは、ヘテロ原子を含んでもよい炭化水素基を表し、oは0~4の整数を表す。)で表されるo-アルキニルアニリン誘導体とを併存させることから成る、下式
【化3】


(式中、R、R、R及びoは上記と同様を表す。)で表されるインドール化合物の製法。

【請求項5】
前記スチレン系高分子が、下式(化1)
【化1】


(式中、Rは水素原子又は炭素数が1~4のアルキル基、Rは共有結合又は炭素数が12以下のアルキレン基を表し、mは1~6の整数を表し、nは0~5の整数を表し、x、y及びzは構成モノマーのモル比を表し、x+y+zに対して、y+zは10~100%、zは0~35%、xは残部である。)で表される請求項4に記載の製法。

【請求項6】
前記触媒が、3価の金化合物と前記スチレン系高分子の溶液中で、該スチレン系高分子に対する貧溶媒を加えて相分離させることにより3価の金イオンをスチレン系高分子に担持させてなる触媒である請求項4又は5に記載の製法。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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出願権利状態 登録
参考情報 (研究プロジェクト等) ERATO 小林高機能性反応場プロジェクト 領域
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