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β位に不斉点を有するカルボン酸の製造及び求核剤 コモンズ

国内特許コード P08P005692
整理番号 E076P93
掲載日 2008年9月26日
出願番号 特願2007-061125
公開番号 特開2008-222621
登録番号 特許第4860510号
出願日 平成19年3月10日(2007.3.10)
公開日 平成20年9月25日(2008.9.25)
登録日 平成23年11月11日(2011.11.11)
発明者
  • 小林 修
  • フローリアン ベルチオール
  • 松原 亮介
  • 河井 伸之
出願人
  • 国立研究開発法人科学技術振興機構
発明の名称 β位に不斉点を有するカルボン酸の製造及び求核剤 コモンズ
発明の概要 【課題】
本発明は、β位に不斉点を有するカルボン酸を高収率、高選択的で製造する方法及びそのための求核剤を提供する。
【解決手段】
本発明は、アルキリデンマロネートとエナミド構造を有する化合物とを、銅化合物及び不斉炭素原子を含有するジアミンとを含有してなる触媒の存在下で反応させて、β位に不斉点を有するカルボン酸誘導体を製造する方法に関する。
【選択図】 なし
従来技術、競合技術の概要


アルキリデンマロネートへのカルボニル求核剤の不斉マイケル反応は、β位に光学活性な不斉炭素原子を有するカルボン酸類を与える重要な反応である。特に、本反応を触媒的に行うことは、環境負荷の低減にもつながり有用である。これまでに、ケイ素エノラートを求核剤として用いるアルキリデンマロネートへの触媒的不斉マイケル反応が報告されている(特許文献1及び非特許文献1参照)。
しかしながら、高い選択性を得るためには(例えば、70% ee以上)、不斉炭素原子上にアリール基やかさ高いアルキル基が存在する必要があり、メチル基など比較的小さな置換基の場合には低選択性にとどまっていた。
近年、本発明者らは、エナミド、エンカルバメートを求核剤として用いる触媒的不斉付加反応を開発している(非特許文献2-6参照)。



【特許文献1】
特開2002-275127号公報
【非特許文献1】
D. A. Evans, T. Rovis, M. C. Kozlowski, C. W. Downey, J. S. Tedrow, J. Am. Chem. Soc. 2000, 122, 9134.
【非特許文献2】
R. Matsubara, N. Kawai, S. Kobayashi, Angew. Chem. Int. Ed. 2006, 45, 3814; Angew. Chem. 2006, 118, 3898.
【非特許文献3】
R. Matsubara, P. Vital, Y. Nakamura, H. Kiyohara, S. Kobayashi, Tetrahedron 2004, 60, 9769.
【非特許文献4】
R. Matsubara, Y. Nakamura, S. Kobayashi, Angew. Chem. Int. Ed. 2004, 43, 3258; Angew. Chem. 2004, 116, 3320.
【非特許文献5】
R. Matsubara, S. Kobayashi, Angew. Chem. Int. Ed. 2006, 45, 7993; Angew. Chem. 2006, 118, 8161.
【非特許文献6】
R. Matsubara, Y. Nakamura, S. Kobayashi, Angew. Chem. Int. Ed. 2004, 43, 1679.

産業上の利用分野


本発明は、アルキリデンマロネートとエナミド構造を有する化合物とを、銅化合物及び不斉炭素原子を含有するジアミンとを含有してなる触媒の存在下で反応させて、β位に不斉点を有するカルボン酸誘導体を製造する方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
次の一般式(1);
【化1】


(式中、Rは、それぞれ独立して置換基としてアルコキシ基を有するフェニル基を表し、Rは炭素数1以上のアルキル基を表す。)
で表わされるアルキリデンマロネートと次の一般式(2);
【化2】


(式中、Rは置換基としてハロゲン原子を有していてもよいアリール基を表し、Rは、炭素数1以上のアルキル基又は炭素数1以上のアルコキシ基を表す。)
で表わされるエナミド又はエンカルバメートとを、銅トリフラート及び次の一般式(4);
【化4】


(式中、Ar及びArは、それぞれ独立してアリール基を表し、R及びRはそれぞれ独立して置換基としてアリール基を有するメチル基を表す。)
で表わされる不斉炭素原子を含有するエチレンジアミン誘導体を含有してなる触媒の存在下で反応させて、次の一般式(3);
【化3】


(式中、R、R、及びRは前記したものと同じものを表す。)
で表わされるβ位に不斉点を有するマロン酸誘導体を製造する方法。

【請求項2】
不斉炭素原子を含有するエチレンジアミン誘導体が光学活性体であり、生成するβ位に不斉点を有するマロン酸誘導体が少なくとも一種の光学活性体を過剰に含むものである請求項に記載の方法。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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出願権利状態 登録
参考情報 (研究プロジェクト等) ERATO 小林高機能性反応場プロジェクト 領域
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