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第4級アンモニウム塩を用いた疎水性巨大分子の可溶化方法 コモンズ

国内特許コード P08P005695
整理番号 N061P23
掲載日 2008年9月26日
出願番号 特願2007-062569
公開番号 特開2008-222628
登録番号 特許第5230956号
出願日 平成19年3月12日(2007.3.12)
公開日 平成20年9月25日(2008.9.25)
登録日 平成25年3月29日(2013.3.29)
発明者
  • 西原 寛
  • 水野 克哉
  • 山野井 慶徳
  • 山元 公寿
  • 井上 康則
出願人
  • 国立研究開発法人科学技術振興機構
発明の名称 第4級アンモニウム塩を用いた疎水性巨大分子の可溶化方法 コモンズ
発明の概要 【課題】PSI複合体等の生体分子、デンドリマー等の人工分子などの疎水性巨大分子を効率良く水性媒体中に溶解可能な界面活性剤である新規な化合物を提供する。
【解決手段】式(I)



(式中、Aは置換基を有していてもよいフェニル基またはナフチル基を示し、mは10ないし14の整数、nは1または2を示す。Qn+は、式(II)等



(式(II)中、R、RおよびRは炭素数1ないし3の直鎖または分岐鎖のアルキル基を示す。)で表される第4級アンモニウム塩。
【選択図】なし
従来技術、競合技術の概要


植物の葉などに含まれる葉緑体中の光合成タンパク質複合体であるPSI複合体は、最近では光機能素子等の分野への応用が期待されており、たとえば、生体から機能部品としてこれを単離し、人工合成した分子電線および金ナノ微粒子と接続し、電界効果トランジスタ(FET)のゲート上に結合することで、光照射によりPSI複合体から発生した電子によりゲート電圧を変化させてFETを制御する生体光検出器(バイオフォトセンサー)への応用が検討されている。



このような応用に際して、単離したPSI複合体に分子電線を結合する合成工程においては、PSI複合体を水中に効率よく溶解する必要がある。PSI複合体は疎水性であるため水中に溶解するためには界面活性剤を用いることが想定されるが、従来、チラコイド膜局在のPSI複合体を可溶化する目的では界面活性剤としてTriton X-100(登録商標)、ジギトニン(digitonin)、ポリオキシエチレンp-t-オクチルフェニルエーテル、n-ドデシル-β-D-マルトシド(d-mal)が用いられてきた。



そして、樹状構造をもつ巨大分子であるデンドリマーは、その内部空間に金属原子、有機化合物、有機金属化合物、薬剤等を内包することができ、触媒材料、発光材料、電子材料、ドラッグデリバリーなど各種の分野での応用が期待されているが、疎水性のデンドリマーを水性溶媒中で使用するために、疎水性デンドリマーを水性溶媒中に溶解することが必要になる。そこで、可溶化するための方法として、たとえばデンドリマー表面への親水性官能基の導入などによる表面改質が提案されている(特許文献1)。
【特許文献1】
特表2006-526626号公報

産業上の利用分野


本発明は、PSI複合体等の生体分子やデンドリマー等の人工分子などの疎水性巨大分子を水性溶媒中に可溶化する新規な第4級アンモニウム塩と、これを用いた可溶化方法、そしてこの第4級アンモニウム塩からなる界面活性剤とその製造方法に関するものである。

特許請求の範囲 【請求項1】
式(I)
【化1】


(式中、Aは無置換のフェニル基または無置換のナフチル基を示し、mは10ないし14の整数を示し、nは1または2を示す。Qn+は、式(II)
【化2】


(式中、R、RおよびRは、同一または別異に、炭素数1ないし3の直鎖または分岐鎖のアルキル基を示す。)または式(III)
【化3】


(式中、R、R、R、RおよびRは、同一または別異に、炭素数1または2のアルキル基を示す。)で表される基を示し、Xはハロゲン原子を示す。)で表される第4級アンモニウム塩からなる界面活性剤を用いて、水性媒体中にPSI複合体およびフェニルアゾメチンデンドリマーから選ばれるいずれかの疎水性巨大分子を可溶化することを特徴とする疎水性巨大分子の可溶化方法。

【請求項2】
第4級アンモニウム塩の式(I)のQn+が、、RおよびRがエチル基である式(II)の基である請求項1記載の疎水性巨大分子の可溶化方法。

【請求項3】
第4級アンモニウム塩の式(I)のQn+が、、R、RおよびRがメチル基、Rがエチル基である式(III)の基である請求項1記載の疎水性巨大分子の可溶化方法。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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出願権利状態 登録
参考情報 (研究プロジェクト等) CREST 環境保全のためのナノ構造制御触媒と新材料の創製 領域
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