TOP > 国内特許検索 > 高速高精度の海塩粒子発生装置

高速高精度の海塩粒子発生装置

国内特許コード P08A013794
掲載日 2008年10月7日
出願番号 特願2006-037139
公開番号 特開2007-218639
登録番号 特許第4714832号
出願日 平成18年2月14日(2006.2.14)
公開日 平成19年8月30日(2007.8.30)
登録日 平成23年4月8日(2011.4.8)
発明者
  • 升田 博之
出願人
  • 独立行政法人物質・材料研究機構
発明の名称 高速高精度の海塩粒子発生装置
発明の概要

【課題】海塩粒子による腐食性を加速評価するための高速高精度海塩粒子発生装置を提供する。
【解決手段】蒸留水を貯留する加湿槽と、海水を貯留する海水槽と、海水霧化超音波霧発生器と、当該加湿槽、海水槽のそれぞれにエアーを供給するエアーポンプと、加湿槽、海水槽にそれぞれ連通させる第1、第2のエアー供給路と、第1、第2のエアー供給路の末端に設けられ、加湿槽内部、海水槽内部に配置されるエアーストーンと、加湿槽、海水槽のそれぞれから流出するエアーを混合し、海塩粒子の通路となる海塩粒子供給路とを備えた海塩粒子発生装置であって、第1、第2のエアー供給路に第1、第2の流量調整器がそれぞれ配設され、第1、第2の流量調整器が独立に制御され、エアーポンプから加湿槽、海水槽に供給されるエアーの流量を調整して、試料室へ送られる風量を一定に保ちつつ海塩粒子付着速度を可変とする。
【選択図】図1

従来技術、競合技術の概要


鉄鋼など金属材料は、屋外環境において自動車車体、橋梁、建築骨材など各種構造材料としてもっともよく使われている。金属材料は、一般には経年により腐食が進行し、特に屋外の風雨に曝されるような環境下に長年あったものは、腐食してその強度が著しく劣化することは周知の通りである。通常の環境における金属の腐食は、表面に付着する付着物の影響を大きく受ける。特に海浜地域では、海水からの海塩粒子が重要な腐食性因子となることが知られている。腐食を防止するために、塗装による表面保護、耐食性合金(ステンレスなど)の使用などが行われているが、海塩粒子が付着する環境でのこれらの耐食性の評価は、構造物等の安全性に関わるため非常に重要である。



海塩粒子の付着による、金属等の腐食特性の試験方法としては、塩水噴霧試験(以下SST)で知られる5%のNaClを35℃で連続噴霧する方法が、自動車の車体用塗装鋼板の耐食性評価法として適用されている(非特許文献1)。日本自動車工業規格協会で規格化された車体外面腐食試験法の試験条件は、塩化物として5%の食塩水を2時間の塩水噴霧により付着させるものである(非特許文献2)。この試験法では濡れ時間(湿潤時間と塩水噴霧時間の合計時間)を全試験時間の50%の試験時間とすることを実環境との相関性と促進率の両立の重要条件としている。ISO-9227において規定されているCASS試験法においても、金属腐食の促進試験として塩水噴霧試験が規定されている。



本願発明者も、現実の腐食プロセスを考慮した実環境シミュレート大気腐食試験装置を提案している(特許文献1)。

【非特許文献1】JIS Z 2371

【非特許文献2】JASO M610 自動車技術会:「自動車部品外観腐食試験法」, JASO M610-92(1992).

【特許文献1】特開2004-132752号公報

産業上の利用分野


本願発明は、海塩粒子による腐食性を加速評価する環境試験装置のための、高速高精度の海塩粒子発生装置に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
蒸留水を貯留する加湿槽と、海水を貯留する海水槽と、海水槽の内部に配設され海水を霧化する超音波霧発生器と、当該加湿槽、海水槽のそれぞれにエアーを供給するエアーポンプと、エアーポンプを加湿槽、海水槽にそれぞれ連通させる第1のエアー供給路及び第2のエアー供給路と、第1のエアー供給路と第2のエアー供給路の末端に設けられ、加湿槽内部、海水槽内部に配置されるエアーストーンと、加湿槽、海水槽のそれぞれから流出するエアーを混合し、海塩粒子の通路となる海塩粒子供給路とを備えた海塩粒子発生装置であって、第1のエアー供給路、第2のエアー供給路に第1の流量調整器、第2の流量調整器がそれぞれ配設され、第1の流量調整器、第2の流量調整器が独立に制御され、エアーポンプから加湿槽、海水槽に供給されるエアーの流量を調整して、試料室へ送られる風量を一定に保ちつつ海塩粒子付着速度を可変とすることを特徴とする、高速高精度の海塩粒子発生装置。
産業区分
  • 試験、検査
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

※ 画像をクリックすると拡大します。

JP2006037139thum.jpg
出願権利状態 権利存続中
特許についてのご質問及びご相談等については、公開特許番号、ご質問内容・ご相談内容等、お名前、会社名、ご連絡先(電話番号、FAX番号、メールアドレス)をご記入の上、下記までご連絡ください。


PAGE TOP

close
close
close
close
close
close
close