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培地添加因子 コモンズ 新技術説明会

国内特許コード P08P005962
整理番号 FU181
掲載日 2008年10月7日
出願番号 特願2007-069284
公開番号 特開2008-228587
登録番号 特許第5140829号
出願日 平成19年3月16日(2007.3.16)
公開日 平成20年10月2日(2008.10.2)
登録日 平成24年11月30日(2012.11.30)
発明者
  • 寺田 聡
出願人
  • 国立大学法人福井大学
発明の名称 培地添加因子 コモンズ 新技術説明会
発明の概要

【課題】動物細胞培養に有用な培地添加因子の提供
【解決手段】フルクタンを有効成分として含有する、培地添加因子;該培地添加因子を含む、培養用培地;動物細胞を該培地添加因子を含む培養用培地で培養することを特徴とする、動物細胞の培養方法。フルクタンとしては、特にラッキョウ、ニンニク、タマネギなどの植物の根または根茎由来のフルクタンが好適に用いられ得る。
【選択図】なし

従来技術、競合技術の概要


今日、生命科学の分野では、細胞培養あるいは組織培養の技術が盛んに用いられ、有用物質の大量生産には目的物質を産生する動物細胞の大量培養が行われている。しかしながら、このような細胞・組織は一般に培養が困難で、これらの動物細胞を培養する為には、通常、アミノ酸・ビタミン・無機塩および糖類からなる基礎培地に、動物細胞増殖因子を添加する必要がある。この動物細胞増殖因子としては通常、ウシ胎仔血清または仔ウシ血清が使用される。ウシ胎仔血清または仔ウシ血清は基礎培地に通常2~20容量%添加される(非特許文献1)。



しかしウシ胎仔血清及び仔ウシ血清は、その供給に制限があり、非常に高価で、さらにロットによりその特質に差がある(非特許文献2)。また動物由来の血清には、ヤコブ病を導くことが危惧されている狂牛病・ヒツジのスクレイピーといったプリオンに加え、ウイルス感染の危険がある(非特許文献3)。



また血清はあらゆる種類の成分から構成される物質である為、生命科学の分野で実験に用いた場合、複雑な実験系となり、原因と結果の関係を論じる際に混乱が生じるという問題がある(非特許文献3)。



最近では、実験系をより単純な系にする目的で、ウシ胎仔血清及び仔ウシ血清に代えて既知の細胞成長因子類やホルモン類が細胞培養に用いる培地の添加因子として利用されるようになってきている(非特許文献4)。しかしこれらの因子自体、天然における存在量が微量であり、ウシ胎仔血清または仔ウシ血清にもまして高価である事から、使用には制限があった。

【非特許文献1】動物細胞培養法入門、松谷豊著、学会出版センター、63頁、66頁、1993年

【非特許文献2】細胞工学概論、村上浩紀著、コロナ社、42頁、1994年

【非特許文献3】Culture of Animal Cells、5th Edition、R. I. Freshney編集、WILEY社、10-1章「Disadvantage of Serum-free Media」、129-134頁

【非特許文献4】細胞工学概論、村上浩紀著、コロナ社、43頁、1994年

産業上の利用分野


本発明は、動物細胞培養のための基礎培地に添加して、動物細胞の増殖の促進および細胞の有用性の向上を可能とする、培地添加因子に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
ラッキョウの根または根茎由来のフルクタンを有効成分として含有する、動物細胞培養用培地添加因子。

【請求項2】
動物細胞が哺乳動物細胞である、請求項記載の添加因子。

【請求項3】
細胞増殖促進である、請求項1または2記載の添加因子。

【請求項4】
細胞機能および/または生存率の向上である、請求項1または2記載の添加因子。

【請求項5】
凍結保護である、請求項1または2記載の添加因子。

【請求項6】
請求項1~のいずれか一項に記載の添加因子を含む、培養用培地。

【請求項7】
添加因子を0.0001~10重量%含有する、請求項記載の培地。

【請求項8】
動物細胞を請求項または記載の培地にて培養することを特徴とする、動物細胞の培養方法。

【請求項9】
動物細胞が哺乳動物細胞である、請求項記載の方法。
産業区分
  • 微生物工業
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 権利存続中
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