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オキナワモズク由来のヒアルロニダーゼ阻害剤又はアトピー性皮膚炎治療剤

国内特許コード P08A013916
整理番号 18
掲載日 2008年10月31日
出願番号 特願2006-224007
公開番号 特開2008-044913
登録番号 特許第4734648号
出願日 平成18年8月21日(2006.8.21)
公開日 平成20年2月28日(2008.2.28)
登録日 平成23年5月13日(2011.5.13)
発明者
  • 田幸 正邦
  • 渡慶次 南
出願人
  • 国立大学法人 琉球大学
発明の名称 オキナワモズク由来のヒアルロニダーゼ阻害剤又はアトピー性皮膚炎治療剤
発明の概要

【課題】海藻類の抽出物からのフコイダンを有効成分とし、その生理活性を利用するヒアルロニダーゼ阻害剤又はアトピー性皮膚炎治療剤を提供すること。
【解決手段】本発明は、オキナワモズクから得られたアセチルフコイダンまたはその硫酸化物を有効成分とするヒアルロニダーゼ阻害剤又はアトピー性皮膚炎治療剤を提供するものである。このアセチルフコイダンは、オキナワモズクを希塩酸水溶液等により抽出して得られたものである。
【選択図】図1

従来技術、競合技術の概要


沖縄地方は、わが国のなかで歴史的に特異な衣食住の文化を創造してきており、この特異性が沖縄地方に住む人の長寿の大きな要因になっていると考えられている。これらのうちでも食文化について沖縄独特なものが多く見られ、特にコンブやモズクなどの海藻類を多く利用している点が特徴的である。



近年になってこれらの海藻類に含まれているフコイダンやその他の硫酸化多糖がさまざまな生理活性を有することがわかり、有用な生物資源として注目され、種々の研究が行われている。このフコイダンは、モズク、コンブ、ワカメ、ヒジキ等に多く含まれている硫酸化多糖類の1種であり、L-フコースに加え、D-ガラクトース、D-キシロースおよびD-グルクロン酸を構成糖とし、更にエステル結合した硫酸基を持つ多糖類である。
これまでフコイダンには、抗コレステロ-ル作用、抗血液凝固作用等の効果が見出されており、健康補助食品の素材としてすでに利用開発され、市場で販売されている。



本発明者らは、海藻類に含まれる多糖類に焦点をあてて研究を行い、沖縄に自生する海藻類から機能性多糖類を分離同定し、そのゲル化機構や腫瘍細胞に対するアポトーシス誘導効果を報告している(非特許文献1参照)。また、ナガコンブからのアルギン酸について、その化学特性を報告している(非特許文献2参照)。



更に、本発明者らは、オキナワモズク(Cladosiphon okamuranus TOKIDA)から分子量が500,000で、L-フコース、D-キシロース、D-グルクロン酸、酢酸および硫酸の構成比がそれぞれ3.0~4.0、0.1~0.3、0.8~1.2、0.5~1.0、0.8~1.2であるアセチルフコイダンを見出し、既に特許を取得しており(特許文献1参照)、このアセチルフコイダンが優れた抗腫瘍活性を有することを見出し、特許出願を行っている(特許文献2参照)。



本発明者らは、海藻類の種々の医薬品への利用の可能性を調べるため、このような海藻類からの抽出物、特にフコイダンについて、その生理活性を幅広く検討した。

【特許文献1】特許第3371124号

【特許文献2】特願2005-236456号明細書

【非特許文献1】田幸正邦ら、「応用糖質科学」43、143-148(1996)

【非特許文献2】田幸、中山、「日本応用糖質学会大会講演要旨集」30頁、鹿児島、(2004年)

産業上の利用分野


本発明は、オキナワモズクから抽出したアセチルフコイダンを有効成分とするヒアルロニダーゼ阻害剤又はアトピー性皮膚炎治療剤に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
オキナワモズク(Cladosiphon okamuranus TOKIDA)から得られたアセチルフコイダンを硫酸化することにより得られる硫酸化アセチルフコイダンを有効成分とすることを特徴とする、ヒアルロニダーゼ阻害剤

【請求項2】
アセチルフコイダンが、オキナワモズクから希塩酸により抽出して得られたものであることを特徴とする、請求項1記載のヒアルロニダーゼ阻害剤

【請求項3】
アセチルフコイダンの硫酸化が、N,N’-ジメチルホルムアミドおよび三酸化イオウ-トリメチルアミンを用いて行われるものであることを特徴とする、請求項1または2に記載のヒアルロニダーゼ阻害剤
産業区分
  • 薬品
  • 食品
  • 高分子化合物
  • 微生物工業
国際特許分類(IPC)
画像

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出願権利状態 権利存続中
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