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肺サルコイドーシスおよび眼サルコイドーシスの検出マーカー及び検出キット コモンズ

国内特許コード P08A013972
整理番号 P05-041
掲載日 2008年10月31日
出願番号 特願2005-115173
公開番号 特開2006-292595
登録番号 特許第4512828号
出願日 平成17年4月12日(2005.4.12)
公開日 平成18年10月26日(2006.10.26)
登録日 平成22年5月21日(2010.5.21)
発明者
  • 黒須 克志
  • 滝口 裕一
  • 岡田 理
  • 栗山 喬之
出願人
  • 国立大学法人 千葉大学
発明の名称 肺サルコイドーシスおよび眼サルコイドーシスの検出マーカー及び検出キット コモンズ
発明の概要

【課題】肺サルコイドーシスおよび眼サルコイドーシスを検出するための検出マーカーおよび検出キットを提供する。
【解決手段】肺サルコイドーシスおよび眼サルコイドーシスに関する自己抗原に対して特異的な抗体を検出マーカーとして用いる。患者からの血液またはBAL液を抽出して、該抗体が存在するかどうかを調べ、存在している場合は、肺サルコイドーシスまたは眼サルコイドーシスの疑いがあると判定する。
【選択図】図1

従来技術、競合技術の概要


肺サルコイドーシスは全身性の非乾酪性肉芽腫病変形成を主張とする原因不明の疾患であるが、疾患特異的な検出マーカーとしては血清中のangiotensin
converting enzyme:以下ACEやリゾチームが報告されているが、血清中のACE陽性率は50%前後とされ、血清中のリゾチームは疾患特異性が乏しいことがいわれている。



サルコイドーシスは全身性の疾患であり、眼病変(眼サルコイドーシス)から発見されることも多い。眼サルコイドーシスには特徴的な眼病変が揃い、眼サルコイドーシスが強く疑われるが、全身検査陽性所見が乏しく、診断基準を満たさずに疑診にとどまる症例も稀ではない。



肺サルコイドーシスの診断には気管支肺胞洗浄検査(Bronchoalveolar lavage:以下BAL)が行われている。肺サルコイドーシスにおいては、BAL液中に多くの炎症細胞、とりわけCD4陽性リンパ球の増加が確認されたことの報告があり、肺胞腔や間質に浸潤したCD4 陽性リンパ球が病態に重要な役割を果たしているのではないかとの示唆がある(例えば下記非特許文献1参照)。



ところで、SEREX(Sserological analysis of recombinant cDNA expression libraries)法は、約1万個のcDNAの中で数個程度しか存在しない自己抗原発現cDNAに対しても検出が可能であり、微量の自己抗原の検出に適した方法である。このSEREX法により肺癌をはじめとする様々な腫瘍関連抗原が同定されている。同定された抗原には、転写因子、細胞の分化抗原、細胞構成蛋白などに対する自己抗体に加え、新規遺伝子も含まれている。即ちSEREX法は自己抗原検索においては強力で有用な手法であり、これを用いた報告として、サルコイドーシス関連自己抗体の検索に関して一文献のみ報告がある(下記非特許文献2参照)。



PCR(Polimerase Chain Reaction)法によるBAL液中のT細胞Vα/β鎖遺伝子再構成の検索では、抗原特異的なT細胞増生が肺サルコイドーシスに認められ、HLA クラスII 抗原の抗原収容溝に収まった抗原ペプチドとHLA 抗原の複合体と適切に結合する構造を持ったT細胞抗原受容体を有するT細胞レパトリーが抗原特異的免疫反応によって増殖したことを意味し、疾患関連抗原の存在が示唆されている(例えば下記非特許文献3参照)。




【非特許文献1】Gernot Z ら、”TCR Vβ Families in T cell clones from sarcoid lung parenchyma, BAL, and blood”、Am J Respir Crit Care Med 1997年、156巻、1593-1600頁

【非特許文献2】Ebeら、“Proliferative response of peripheral blood mononuclear cells and levels of antibody to recombinant protein from Propionibacterium acnes DNA expression library in Japanese patients with sarcoidosis”、Sarcoidosis Vasc Diffuse Lung Dis 2000年、17巻、256-265頁

【非特許文献3】Dohi Mら、” Accumulation of multiple T cell clonotypes in lungs of healthy individuals and patients with pulmonary sarcoidosis”、J Immunol 1994年、152巻、1983-1988頁

産業上の利用分野


本発明は肺サルコイドーシスおよび眼サルコイドーシスの検出マーカー及び検出キットに関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
抗poly a binding protein 1抗体を含有してなる肺サルコイドーシスの検出マーカー。

【請求項2】
poly a
binding protein 1抗原タンパクを基材に吸着させてなる肺サルコイドーシスの検出キット。

【請求項3】
前記抗原タンパクは標識が付されている請求項2記載の肺サルコイドーシスの検出キット。

【請求項4】
前記標識としてHis-tag標識が付されている請求項3記載の肺サルコイドーシスの検出キット。
産業区分
  • 治療衛生
  • 微生物工業
  • 試験、検査
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2005115173thum.jpg
出願権利状態 権利存続中
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