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水耕栽培装置 コモンズ

国内特許コード P08A013991
整理番号 P05-088
掲載日 2008年10月31日
出願番号 特願2005-283931
公開番号 特開2007-089489
登録番号 特許第4759734号
出願日 平成17年9月29日(2005.9.29)
公開日 平成19年4月12日(2007.4.12)
登録日 平成23年6月17日(2011.6.17)
発明者
  • 佐藤 卓
  • 丸尾 達
  • 篠原 温
  • アレハンドロ ラウル プエルタ
出願人
  • 学校法人千葉大学
発明の名称 水耕栽培装置 コモンズ
発明の概要

【課題】
従来の栽培装置に比べ、長大な栽培ベッドにおいても、均一な培養液濃度を全栽培ベッドに供給でき、その結果、従来の栽培装置での栽培ベッドの上流と下流における作物の生育速度の差が解消し、従来困難であった均一な大きさの園芸作物を栽培することを可能にする。
【解決手段】
本発明では従来的な一時傾斜(1)に加え,横方向の傾斜(二次傾斜)(2)を加え,さらに栽培ベッド(3)に沿ってドリップイリゲーションホース(10)を設置することにより,培養液を横から供給することを可能にした。その結果,培養液は中央に設置された排水チャンネル(5)に向かって栽培ベッド上を斜め方向に流れて行く。そのため,ドリップイリゲーションホース(10)から供給された培養液が、栽培ベッド(3)上を移動する距離が短く,植物体の根系を通過することによる培養液濃度の低下が無視できるまでに小さくなり、均一な大きさの植物体を栽培する水耕栽培装置が可能となる。
【選択図】図1

従来技術、競合技術の概要


従来、水耕栽培装置の一つにNutrient Film Technique (以下,NFTとする。)があり、植物体の栽培に用いられている。水耕栽培装置の利点としては、植物体へ供給する培養液を任意の濃度・量・時間に施用できることがあげられるが、地下部への酸素の供給が難点とされてきた。そこで、NFTは培養液の層を薄くフイルム状にすることによりこの難点を解消したものであり、近年、注目されている。(特許文献1)



しかし、従来のNFTでは、長大な栽培ベッドにした場合、栽培ベッドの上流と下流における作物の生育速度に差が生じ安く、均一な大きさの植物体を栽培することが困難であった。この原因は、培養液を供給する栽培ベッドの上流と下流で、培養液に濃度差が生じ、作物の生育に違いがでるといった問題が顕著に影響するためである。つまり,培養液タンクから供給された直後の栽培ベッド上流では、植物体の生育は促進される一方、栽培ベッドを下流に流れて行くにしたがい,培養液中の無機成分が植物に吸収されて、培養液の濃度が低下するために、下流では植物が吸収できる培養液が少なく、植物体の生育に差が生じ、商品価値を損なうことになる。



一方、培養液の濃度低下を防ぐ水耕栽培装置としては、例えば、中空導管状の栽培ベッドを傾斜させて培養液を充分に供給する水耕栽培装置や、(特許文献2)、培養液に対して浮力を有する栽培ベッドを育成棚に傾斜して配置する水耕栽培装置が提案されている。(特許文献3)しかし、この種の水耕栽培装置では、培養液が多量に必要となり、培養液回収、循環のため大型装置を要する。植物体によっては、培養液の過剰供給による根腐れ等の問題が生じ安い。

【特許文献1】特開2000-50754号

【特許文献2】特表2000-510706号

【特許文献3】特開2004-344086号

産業上の利用分野


本発明は、水耕栽培装置、特に複数の植物体を育成する長大な栽培ベッドへ最適な培養液の供給を可能にする水耕装置に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
植物体を保持し、該植物体の根系へ培養液を供給する、長手方向に形成した一次傾斜と、幅方向に形成された二次傾斜の少なくとも二方向以上の傾斜面を有する栽培ベッドと
該栽培ベッドの傾斜面に該培養液を供給する培養液供給手段と、
該栽培ベッドから、培養液を排出する培養液回収手段を有し、
前記培養液供給手段は、培養液タンクに接続された培養液供給パイプと、栽培ベッドの長手方向に配置されたドリップイリゲーションホースと、を有し、更に、
前記栽培ベッド上に配置されるキャピラリーマットと、を有する水耕栽培装置。

【請求項2】
前記培養液供給手段は、栽培ベッドの長手方向に配置して、該記栽培ベッドの側面から、前記培養液を供給することを特徴とする請求項1記載の水耕栽培装置。

【請求項3】
前記栽培ベッドの長手方向に配置された培養液回収手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の水耕栽培装置。

【請求項4】
前記培養液回収手段は、前記栽培ベッドから培養液を回収する該排水チャンネルと、該排水チャンネルで回収された培養液を蓄積する上記培養液タンクを有して構成されたことを特徴とする請求項1記載の水耕栽培装置

【請求項5】
前記培養液回収手段により回収した培養液を、前記培養液供給手段へ循環させる手段を有すること特徴とする請求項1記載の水耕栽培装置。

【請求項6】
前記栽培ベッドへの前記培養液の供給は、薄膜状に行うことを特徴とする請求項1記載の水耕栽培装置。
産業区分
  • 農林
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2005283931thum.jpg
出願権利状態 権利存続中
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