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注視可能な範囲を制限する光学部材及びそれを用いた光学装置 コモンズ

国内特許コード P08A014019
整理番号 P04-032
掲載日 2008年10月31日
出願番号 特願2004-223676
公開番号 特開2006-047341
登録番号 特許第4452881号
出願日 平成16年7月30日(2004.7.30)
公開日 平成18年2月16日(2006.2.16)
登録日 平成22年2月12日(2010.2.12)
発明者
  • 吉岡 陽介
出願人
  • 学校法人千葉大学
発明の名称 注視可能な範囲を制限する光学部材及びそれを用いた光学装置 コモンズ
発明の概要

【課題】
注視可能な範囲を一定範囲に制限しながらも、従来よりも広い視野をたもつことができる光学部材及びそれを用いた光学装置を実現すること。
【解決手段】
光学部材と、光学部材を観察者に固定するための固定部材と、を有する光学装置であって、光学部材は、光学部材へおろす垂線を想定し、垂線を挟んで対称な位置にある第一および第二の点を想定し、更に、第一および第二の点それぞれから放射状に延びかつ光学部材を貫く複数の直線を想定した場合に、想定した放射状の複数の直線に沿って配置される複数の不透明部材を有する。
【選択図】図4

従来技術、競合技術の概要


注視可能な範囲を制御するための光学装置は、視野機能に関する研究や視覚障害者の障害の程度をはかることを目的に利用されている。なお「注視」とは、人間が視力を集中して見つめることをいい、「注視可能な範囲」とは人間が眼球を動かすことにより注視できる範囲をいう。また「注視可能な範囲を制限する」とは、上記の注視可能な範囲を一定の範囲に制限することをいう。



従来の光学装置に関する技術として、被験者の眼前に開口を設置して注視可能な範囲を制限する技術がある(下記非特許文献1参照)。また、眼前に直径一ミリ程度の極小の孔を設置し、眼球の回旋点の位置と眼内に入ってくる光線との位置関係を利用して、視野を確保しながら注視可能な範囲を一定範囲に制限する技術がある(下記非特許文献2参照)。

【非特許文献1】黒岩、岡崎、吉岡 「視野制限下と通常視野での注視行動の比較:廊下および階段の歩行時において」日本人間工学会誌、2001年2月、Vol.37、No.1、p.29‐40

【非特許文献2】吉岡、一色 「探索歩行時にみられる特徴的行動と中心視および周辺視」日本人間工学会誌、2003年2月、Vol.39、No.1、p.9‐15

産業上の利用分野


本発明は、注視可能な範囲を制御するための光学部材およびそれを用いた光学装置に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
光学部材と、該光学部材を観察者に対して固定するための固定部材と、を有する光学装置であって、
前記光学部材は、前記観察者の眼球を想定し、前記観察者の眼球の回旋点から前記光学部材へおろす垂線を想定し、前記眼球における瞳孔の縁を前記垂線を挟んで対称な位置にある第一および第二の点として想定し、更に、前記第一および第二の点それぞれから放射状に延びかつ前記光学部材を貫く複数の直線を想定した場合に、前記想定した放射状の複数の直線に沿って配置される複数の不透明部材を有しており、
前記複数の不透明部材の各々は二つの端を有し、前記眼球の回旋点に近い側の端を第一の端、前記眼球の回旋点に遠い側の端をそれぞれ第二の端とし、
前記不透明部材の第一の端と前記眼球の回旋点とを結ぶ直線と前記垂線がなす角度を第一の角度と想定し、前記不透明部材の第二の端と前記回旋点とを結ぶ直線と前記垂線がなす角度を第二の角度を想定したとき、
隣り合う二つの不透明部材において、前記垂線に近い側の不透明部材における前記第二の角度が、前記垂線に遠い側の不透明部材における前記第一の角度以上である光学装置。

【請求項2】
前記複数の不透明部材は、前記垂線を挟んで対称に配置されていることを特徴とする請求項1記載の光学装置。

【請求項3】
複数の不透明部材を有する光学部材であって、
前記不透明部材は、前記光学部材を観察する観察者の眼球を想定し、前記眼球の回旋点から光学部材へおろす垂線を想定し、前記眼球における瞳孔の縁を前記垂線を挟んで対称な位置にある第一および第二の点として想定し、更に、前記第一および第二の点それぞれから放射状に延びかつ前記光学部材を貫く複数の直線を想定した場合に、前記想定した放射状の複数の直線上に沿って複数配置され
前記複数の不透明部材の各々は二つの端を有し、前記眼球の回旋点に近い側の端を第一の端、前記眼球の回旋点に遠い側の端をそれぞれ第二の端とし、
前記不透明部材の第一の端と前記眼球の回旋点とを結ぶ直線と前記垂線がなす角度を第一の角度と想定し、前記不透明部材の第二の端と前記回旋点とを結ぶ直線と前記垂線がなす角度を第二の角度を想定したとき、
隣り合う二つの不透明部材において、前記垂線に近い側の不透明部材における前記第二の角度が、前記垂線に遠い側の不透明部材における前記第一の角度以上である光学部材。

【請求項4】
前記複数の不透明部材は、前記垂線を挟んで対称に配置されていることを特徴とする請求項記載の光学部材。
産業区分
  • 光学装置
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2004223676thum.jpg
出願権利状態 権利存続中
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