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文章評価装置及び文章評価プログラム

国内特許コード P08A014026
整理番号 WASEDA-94-JP
掲載日 2008年11月7日
出願番号 特願2007-521230
登録番号 特許第4165898号
出願日 平成18年5月24日(2006.5.24)
登録日 平成20年8月8日(2008.8.8)
国際出願番号 JP2006310372
国際公開番号 WO2006134759
国際出願日 平成18年5月24日(2006.5.24)
国際公開日 平成18年12月21日(2006.12.21)
優先権データ
  • 特願2005-174675 (2005.6.15) JP
発明者
  • アントニ ローレンス
  • 林 規生
  • 曽根 一男
  • 山梨 俊夫
  • 前田 かおり
  • 山岸 康子
  • 椿本 弥生
出願人
  • 学校法人早稲田大学
  • 株式会社EduLab
発明の名称 文章評価装置及び文章評価プログラム
発明の概要 文章評価装置14は、利用者の作成した解答文と、当該解答文に対応した正解文データベース18の各正解文とをそれぞれ対比し、これら正解文毎に、後述する基準による減点法での採点を行い、そのうちの最高得点を前記解答文の得点とする採点部21を備えている。この採点部21は、正解文及び解答文の中の語群の相違に着目して採点する語群評価手段25と、前記正解文及び前記解答文の中の単語の品詞に着目して採点する品詞評価手段27と、これら各評価手段25~28による採点を行った後で最終的な採点を行う最終評価手段29とを備えている。
従来技術、競合技術の概要


中学校や高等学校等の英語教育現場において、生徒に出題された英作文のテスト問題の採点は、教師の独自の採点基準で行われることが多い。すなわち、生徒の作成した解答文を教師が採点する際には、当該解答文と正解文を見比べ、それらの相違の程度に応じ、主観的な判断で行われる。ところが、問題文の正解となる英文は、幾通りも存在することから、それら正解文を全て生徒の解答文と見比べることは莫大な時間がかかり、実際の教育現場では実行不可能である。従って、採点教師は、一文若しくは数文の正解文を模範解答とし、限られた模範解答を生徒の解答文と見比べて採点することが一般的で、難易度の高い問題文になる程、多数の生徒の解答文の中で、模範解答と完全に一致するものが少なくなる。また、模範解答文と解答文との相違は、単語の相違、単語の位置の違い、単語のスペル違い、単語の抜け、単語の活用形の相違、時制の相違等、多岐に渡るものであり、パターン化することが困難である。以上のことから、複数の教師でテスト問題の採点を分担するような場合、模範解答と解答文の相違点に関する評価は、各教師の主観に任されることになり、各教師間で採点基準が完全に一致しなくなり易い。また、一人の教師が全生徒の採点を行った場合でも、採点の当初と終わりでは採点基準が変わる場合も多々ある。このため、総じて、人間による英作文の採点では、客観性を担保することが難しいのが現状である。



ところで、所定の翻訳者や自動翻訳装置が作成した翻訳文に対する評価を行う翻訳能力評価システムが知られており(特許文献1参照)、このシステムを英作文の採点に応用して適用することも考えられる。この翻訳能力評価システムは、日本語テスト文に対する正解候補となる英文(正解文)が多数記憶されており、当該各正解文と、前記日本語テスト文に対応して作成された翻訳文とがそれぞれ対比され、各正解文それぞれについて、翻訳正解率と呼ばれる指標が求められ、そのうち最高の翻訳正解率が採択される。この翻訳正解率は、翻訳文を構成する単語と同一の単語が、正解文と同一の位置に存在するか否かを基準に算出される。
【特許文献1】
特開2002-140326号公報

産業上の利用分野


本発明は文章評価装置及び文章評価プログラムに係り、更に詳しくは、原文となる問題文に対して所定言語で翻訳された解答文の評価を客観的且つ簡易に行うことのできる文章評価装置及び文章評価プログラムに関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
原文となる問題文に対して所定言語で翻訳された解答文の評価を行う文章評価装置において、
前記問題文に対する正解の翻訳文となる正解文が記憶された正解文データベースと、前記正解文データベースに記憶された正解文と利用者により作成された前記解答文との対比により、当該解答文に対する採点処理を行う採点部とを備え、
前記採点部は、前記正解文データベースに記憶された正解文及び利用者により作成された解答文の中の語群の相違に着目して採点する語群評価手段を備え、
前記語群評価手段は、前記正解文データベースに記憶された正解文と利用者により作成された解答文の対比により、相互に同一となる語群を決定し、又は、当該同一の語群に隣り合う前若しくは後の単語について、単語の活用形が記憶された辞書データベースに基づき活用形が相違するか否かを判断し、若しくは予め記憶された手法に基づきスペルミスか否かを判断し、当該単語が活用形の相違若しくはスペルミスの場合に当該単語を前記同一の語群に含めた近似の語群を決定した上で、前記同一若しくは近似の語群を評価対象語とし、前記正解文及び前記解答文の間での各評価対象語の位置の相違若しくは前記評価対象語の並び順の相違に応じて点数に差を付けることを特徴とする文章評価装置。

【請求項2】
前記語群評価手段は、前記同一の語群と近似の語群とで点数に差を付けることを特徴とする請求項1記載の文章評価装置。

【請求項3】
所定の単語がその活用形とともに記憶された辞書データベースを備え、
前記採点部は、前記辞書データベースを基に、前記正解文データベースに記憶された正解文及び前記解答文の中の単語の活用形の相違に着目して採点する活用形評価手段を備え、
前記活用形評価手段は、既に評価済みの評価対象語を除く単語の中から、前記正解文及び前記解答文の対比により、前記辞書データベースを基に活用形相違に過ぎない単語を新たな評価対象語として抽出し、当該新たな評価対象語について、前記正解文及び前記解答文の間での位置の相違に応じて点数に差を付けることを特徴とする請求項1記載の文章評価装置。

【請求項4】
前記採点部は、前記解答文の中の単語のスペルミスに着目して採点するスペル評価手段を備え、
前記スペル評価手段は、既に評価済みの評価対象語を除く単語の中から、前記正解文データベースに記憶された正解文及び前記解答文の間で、予め記憶された手法に基づき綴りが近似する単語を新たな評価対象語として抽出し、当該新たな評価対象語について、前記正解文及び前記解答文の間での位置の相違に応じて点数に差を付けることを特徴とする請求項1又は記載の文章評価装置。

【請求項5】
所定の単語がその品詞の種類とともに記憶された辞書データベースを備え、
前記採点部は、前記辞書データベースを基に、前記正解文データベースに記憶された正解文及び前記解答文の中の単語の品詞の同一性に着目して採点する品詞評価手段を備え、
前記品詞評価手段は、既に評価済みの評価対象語を除く単語につき前記辞書データベースに記憶された品詞の種類を基に品詞の判別を行い、前記正解文及び前記解答文の対比により、それらの間で品詞の種類が一致する単語を新たな評価対象語として抽出し、当該新たな評価対象語について、前記正解文及び前記解答文の間での位置の相違及び/又は品詞の種類に応じて点数に差を付けることを特徴とする請求項1~の何れかに記載の文章評価装置。

【請求項6】
前記採点部は、前記正解文データベースに記憶された正解文及び前記解答文の中で、前記評価対象語を除く残りの単語の数に応じて点数に差を付ける最終評価手段を備えたことを特徴とする請求項1~の何れかに記載の文章評価装置。

【請求項7】
前記最終評価手段は、前記残りの単語が、前記正解文データベースに記憶された正解文及び前記解答文の間で対応する位置に存在するか否かにより点数に差を付けることを特徴とする請求項記載の文章評価装置。

【請求項8】
所定の単語がその品詞の種類とともに記憶された辞書データベースを備え、
前記最終評価手段は、前記残りの単語につき、前記辞書データベースを基に品詞の判別を行い、判別された品詞の種類に応じて点数に差を付けることを特徴とする請求項記載の文章評価装置。

【請求項9】
前記正解文データベースには、前記正解文が複数記憶され、
前記採点部では、前記各正解文に対し、前記各評価手段による前記解答文の採点処理がそれぞれ行われ、正解文毎に求められた採点結果の中から最も良い評価を前記解答文の評価とすることを特徴とする請求項1~の何れかに記載の文章評価装置。

【請求項10】
原文となる問題文に対する正解の翻訳文となる正解文と、前記問題文に対して所定言語で翻訳された解答文とを対比することにより、当該解答文の評価をコンピュータに実行させる文章評価プログラムであって、
予め正解文データベースに記憶された前記正解文と利用者により作成された解答文の対比により、相互に同一となる語群を決定し、又は、当該同一の語群に隣り合う前若しくは後の単語について、単語の活用形が記憶された辞書データベースに基づき活用形が相違するか否かを判断し、若しくは予め記憶された手法に基づきスペルミスか否かを判断し、当該単語が活用形の相違若しくはスペルミスの場合に当該単語を前記同一の語群に含めた近似の語群を決定した上で、これら同一若しくは近似の語群を評価対象語として抽出し、前記正解文及び前記解答文の間での各評価対象語の位置の相違若しくは前記評価対象語の並び順の相違に応じて点数に差を付ける語群評価手段として前記コンピュータを機能させるための文章評価プログラム。

【請求項11】
原文となる問題文に対する正解の翻訳文となる正解文と、前記問題文に対して所定言語で翻訳された解答文とを対比することにより、当該解答文の評価をコンピュータに実行させる文章評価プログラムであって、
予め正解文データベースに記憶された前記正解文と利用者により作成された解答文の対比により、相互に同一となる語群を決定し、又は、当該同一の語群に隣り合う前若しくは後の単語について、単語の活用形が記憶された辞書データベースに基づき活用形が相違するか否かを判断し、若しくは予め記憶された手法に基づきスペルミスか否かを判断し、当該単語が活用形の相違若しくはスペルミスの場合に当該単語を前記同一の語群に含めた近似の語群を決定した上で、これら同一若しくは近似の語群を評価対象語として抽出し、前記正解文及び前記解答文の間での各評価対象語の位置の相違若しくは前記評価対象語の並び順の相違に応じて点数に差を付ける語群評価手段と、
前記語群評価手段で評価された評価対象語を除く単語につき所定の単語がその品詞の種類とともに記憶された辞書データベースを基に品詞の判別を行い、前記正解文と前記解答文の対比により、それらの間で品詞の種類が一致する単語を新たな評価対象語として抽出し、当該新たな評価対象語について、前記正解文及び前記解答文の間での位置の相違及び/又は品詞の種類に応じて点数に差を付ける品詞評価手段と、
前記各手段での評価対象語を除く残りの単語の数に応じて点数に差を付ける最終評価手段として、
記コンピュータを機能させるための文章評価プログラム。

【請求項12】
前記各手段を、前記正解文データベースに記憶された複数の正解文それぞれに対して実行、これら正解文毎に求められた採点結果の中から最も良い評価を前記解答文の評価と決定する手段として、前記コンピュータを機能させるための請求項11記載の文章評価プログラム。
国際特許分類(IPC)
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出願権利状態 登録
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