TOP > 国内特許検索 > 磁気微粒子包含細胞及びその製造方法

磁気微粒子包含細胞及びその製造方法

国内特許コード P08A014027
整理番号 WASEDA-810
掲載日 2008年11月7日
出願番号 特願2008-036764
公開番号 特開2008-228728
登録番号 特許第5476620号
出願日 平成20年2月19日(2008.2.19)
公開日 平成20年10月2日(2008.10.2)
登録日 平成26年2月21日(2014.2.21)
優先権データ
  • 特願2007-037625 (2007.2.19) JP
発明者
  • 逢坂 哲彌
  • 飯田 広範
  • 中西 卓也
  • 秋山 靖人
出願人
  • 学校法人早稲田大学
  • 静岡県
発明の名称 磁気微粒子包含細胞及びその製造方法
発明の概要 【解決手段】平均粒径が10~40nmの合成磁気微粒子と、細胞とを混合して培養することにより、上記合成磁気微粒子を細胞内に導入して、細胞内に平均粒径が10~40nmの合成磁気微粒子及び/又は該合成磁気微粒子の凝集粒子を内包してなる磁気微粒子包含細胞を製造する。
【効果】本発明によれば、免疫細胞療法などの医学的治療、磁気共鳴画像診断(MRI)などの医療診断などにおいて有効に用いることができる磁気微粒子包含細胞として、小粒径の微粒子及び/又はその凝集粒子が分散性よく内包された磁気微粒子包含細胞を提供することができ、また、このような磁気微粒子包含細胞を効率よく製造することができる。本発明の磁気微粒子包含細胞は、磁気誘導を利用した温熱療法等にも応用が可能である。
【選択図】図1
従来技術、競合技術の概要



近年、磁気微粒子を、ドラッグデリバリーシステム(DDS)、核磁気共鳴画像診断(MRI)、温熱療法などの医療に応用することが提案されている。そのなかでも、免疫細胞等の細胞に磁気粒子を導入又は結合させ、これを体内に導入し、免疫細胞の作用によりがん細胞等のターゲットに到達した磁気粒子に、外部から磁気を与えて、磁気誘導による発熱させてがん細胞等のターゲットを治療する手法や、体内に導入した免疫細胞の位置を、磁気粒子を利用してMRIにより特定する手法などが考えられている。





このような手法に用いる磁気粒子は、体内での拒絶反応を避けるため細胞に内包される必要があり、細胞より小さいサイズであることが必要である。また、磁気誘導や検出に有効な磁気を有するサイズ以上であることも必要である。このようなサイズ範囲の中でより小さいものを用いることが、免疫細胞の利用効率や、体内での負荷の点からも好ましい。





従来、このような手法において用いることを想定した磁気微粒子包含細胞の磁気粒子としては、例えば、走磁性細菌が有するマグネトソームと呼ばれる磁気微粒子鎖を利用する方法(特開昭62-275679号公報(特許文献1))などが報告されているが、このような生物学的手法による磁気微粒子の製造は、製造効率の点で劣っている。





一方、化学的合成手法により磁気粒子を製造する手法によれば、磁気粒子の大量製造は可能であるが、ミクロンからサブミクロンサイズの粒子を導入しようとすると、細胞内に効率よく分散させることができないという問題があるため、より小さい合成磁気粒子を利用することが望まれるが、分散性の高い小粒径の磁気微粒子を、粒径を制御して効率よく製造することができていなかった。





【特許文献1】

開昭62-275679号公報

【特許文献2】

開昭2006-325600号公報

【非特許文献1】

A Pankhurst, et Al., J. Phys. D: Appl. Phys., 36(2003)R167-R181

【非特許文献2】

obias Neuberger, et al., Journal of Magnetism and Magnetic Materials, 293(2005)483-496

【非特許文献3】

avid Portet, et al., Journal of Colloid and Interface Science, 238, 37-42(2001)

【非特許文献4】

kira Ito, et al., Journal of Bioscience and Bioengineering, Vol. 100, No.1, 1-11.2005

産業上の利用分野



本発明は、免疫細胞療法などの医学的治療、磁気共鳴画像診断(MRI)などの医療診断などに用いることができる磁気微粒子包含細胞及びその製造方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
細胞内に平均粒径が10~40nmのアミン化合物で表面が修飾された合成磁気微粒子及び/又は該合成磁気微粒子の凝集粒子を内包してなることを特徴とする磁気微粒子包含細胞。

【請求項2】
上記細胞が、免疫細胞であることを特徴とする請求項1記載の磁気微粒子包含細胞。

【請求項3】
上記アミン化合物がアルキルジアミンであることを特徴とする請求項1又は2記載の磁気微粒子包含細胞。

【請求項4】
上記合成磁気微粒子が、水溶性鉄塩を、アミン化合物を含む水溶液中で加水分解させることにより生成したマグネタイトであることを特徴とする請求項1~3のいずれか1項記載の磁気微粒子包含細胞。

【請求項5】
平均粒径が10~40nmのアミン化合物で表面が修飾された合成磁気微粒子と、細胞とを混合して培養することにより、上記合成磁気微粒子を細胞内に導入することを特徴とする請求項1記載の磁気微粒子包含細胞の製造方法。

【請求項6】
上記細胞が、免疫細胞であることを特徴とする請求項記載の磁気微粒子包含細胞の製造方法。

【請求項7】
上記アミン化合物がアルキルジアミンであることを特徴とする請求項5又は6記載の磁気微粒子包含細胞の製造方法。

【請求項8】
上記合成磁気微粒子が、水溶性鉄塩を、アミン化合物を含む水溶液中で加水分解させることにより生成したマグネタイトであることを特徴とする請求項5~7のいずれか1項記載の磁気微粒子包含細胞の製造方法。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

※ 画像をクリックすると拡大します。

JP2008036764thum.jpg
出願権利状態 登録
技術導入、技術提携、実用化開発(受託研究・共同研究等)のご相談を承っております。お気軽にご連絡ください。


PAGE TOP

close
close
close
close
close
close
close