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酸素濃度測定試薬および酸素濃度測定方法 新技術説明会

国内特許コード P08P005680
整理番号 IP18-062
掲載日 2008年11月21日
出願番号 特願2007-126518
公開番号 特開2008-281467
登録番号 特許第4930943号
出願日 平成19年5月11日(2007.5.11)
公開日 平成20年11月20日(2008.11.20)
登録日 平成24年2月24日(2012.2.24)
発明者
  • 飛田 成史
  • 吉原 利忠
  • 竹内 利行
  • 穂坂 正博
出願人
  • 国立大学法人群馬大学
発明の名称 酸素濃度測定試薬および酸素濃度測定方法 新技術説明会
発明の概要

【課題】 新規な酸素濃度検出試薬を提供する。
【解決手段】Ir(III)を中心金属とし、芳香族系分子を配位子とする錯体を細胞や組織に投与して、同錯体が発するりん光に基づいて細胞や組織内の酸素濃度を測定する。
【選択図】 図6

従来技術、競合技術の概要


生体組織あるいは細胞中の酸素濃度を非侵襲的にリアルタイムで検出する方法の開発は,細胞生物学や医療の分野において重要な課題となっている。生体組織中の酸素濃度を定量するための従来法としては、(1)微小電極を組織に挿入して測定する方法、(2)常磁性プローブ分子のESR信号幅が周辺の酸素濃度に依存して変化することを利用する方法、(3)ニトロイミダゾール系低酸素組織診断薬剤を使う方法、(4)水溶性ポルフィリン誘導体、ルテニウム錯体等の発光測定に基づく酸素濃度測定法、などが知られている。(1)の微小電極を用いる方法は、電極近傍の一点における酸素分圧しか測定できない。また、侵襲性であるという欠点を持つ。(2)のESR信号に基づく方法では、リアルタイムでの酸素濃度計測はできない、(3)のニトロイミダゾール系薬剤を用いる方法は、低酸素細胞内でニトロイミダゾールが還元されて細胞内タンパク質に結合しトラップされることを利用する。この方法では、薬剤の代謝に時間を要するため、薬剤投与後数時間経過しないとデータが得られない、という欠点をもつ。(4)の方法は、水溶性ポルフィリン誘導体やルテニウム錯体のりん光寿命が血中酸素濃度に依存して変化する(消光を受ける)ことを利用して酸素濃度を定量する方法である。この方法は、非侵襲で組織における酸素分圧を可視化できるという大きな利点を有するが、試薬が水溶性であるため、得られるデータは血中酸素濃度に限られる。



イリジウム(III)錯体(非特許文献1~4)はりん光を発することが知られており、有機ELディスプレイなどへの応用が期待されている。しかしながら、イリジウム(III)錯体のりん光に基づいて酸素濃度を測定することや、癌の診断への応用は知られていない。

【非特許文献1】S. Lamansky, P. Djurovich, D. Murphy, F. Abdel-Razzaq, H. Lee, C. Adachi, P. E. Burrows, S. R. Forrest, and M. E. Thompson, J. Am. Chem. Soc., 123, 4303 (2001).

【非特許文献2】H. Konno,Chem. Times, 199, 13 (2006).

【非特許文献3】M. Nonoyama, Bull. Chem. Soc. Jpn., 47, 767 (1974).

【非特許文献4】S. Sprouse, K. A. King, P. J. Spellane, and R. J. Watts, J. A m. Chem. Soc., 106, 6647 (1984).

産業上の利用分野


本発明は細胞や組織中の酸素濃度をリアルタイムで可視化し定量することのできる試薬および方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
下記(1)または(2)のいずれかの錯体を含む、酸素濃度測定試薬。
【化学式1】




【請求項2】
下記(1)または(2)のいずれかの錯体を含む、癌の診断薬。
【化学式2】





【請求項3】
下記(1)または(2)のいずれかの錯体を細胞に添加し、同錯体のりん光を測定することを特徴とする、細胞の酸素濃度の測定方法。
【化学式3】
産業区分
  • 試験、検査
  • 薬品
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2007126518thum.jpg
出願権利状態 権利存続中
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