TOP > 国内特許検索 > e-ラーニングにおける学習支援方法

e-ラーニングにおける学習支援方法 新技術説明会

国内特許コード P08P005359
整理番号 5051
掲載日 2008年12月12日
出願番号 特願2005-324828
公開番号 特開2007-133078
登録番号 特許第4934804号
出願日 平成17年11月9日(2005.11.9)
公開日 平成19年5月31日(2007.5.31)
登録日 平成24年3月2日(2012.3.2)
発明者
  • 竹内 章
  • 平嶋 宗
  • 福永 良浩
出願人
  • 国立大学法人九州工業大学
  • 国立大学法人広島大学
  • 国立大学法人岩手大学
発明の名称 e-ラーニングにおける学習支援方法 新技術説明会
発明の概要

【課題】e-ラーニングにおいて、教師から学習者へ有効なフィードバックを行う方法を提供すること。
【解決手段】e-ラーニングの学習支援方法において、(1)学習コンテンツの文字列を、一定のまとまりのある部分に区切り、その学習コンテンツと区切り情報をサーバーに保存するステップ、(2)教師が、端末に表示された前記学習コンテンツの文字列の重要部分にマーキングを行い、そのマーキングされた文字列に対応する区切りを、模範解の区切り情報としてサーバーに保存するステップ、(3)学習者が、端末に表示された前記学習コンテンツの文字列の重要と考える部分にマーキングを行い、そのマーキングされた文字列に対応する区切りを、学習者の区切り情報としてサーバーに保存するステップ、(4)教師の模範解の区切り情報と学習者の区切り情報を照合することによって一致度を算定・評価し、その算定・評価結果を学習者にフィードバックするステップからなる学習支援方法。
【選択図】図1

従来技術、競合技術の概要


コンピュータ・ネットワーク技術の普及により、現在、さまざまな分野でコンピュータ・ネットワークを利用した教育、いわゆるe-ラーニングが盛んに行われるようになってきている。e-ラーニングによる学習には様々な形態・方法があるが、知識を学習者に伝える手段としてテキストを提示する方法は、最も基本的であり広く用いられている。e-ラーニングの特徴の一つは、コンピュータを利用した対話性、即ち、学習者からの働きかけに応じた反応が与えられる点にある。しかし、テキストを読む活動に対して、直接的なフィードバックを与える学習支援は、従来、十分には行われてこなかった。従って、e-ラーニングの特徴を発揮できず、結果として、学習者は、印刷物を読むのと同等の学習活動を行うにとどまっていた。



テキスト(文章)を読む際に、重要部分等にマーキング、例えば、下線を引くことは通常良く行われる行為である。下線を引いた部分は良く記憶されていることが知られており、e-ラーニングにおいても、文章中に下線を引いたり、メモを貼り付けたりするなど、学習者が何らかの記録を残す機能を持ったものも提案されている(非特許文献1参照)。また、事前に重要部分に下線を引いておくなど強調することで、学習効果を上げる研究もなされている(非特許文献2参照)。しかし、従来は、学習者が自分で情報を追加するだけ、あるいは下線などの付加情報を受け取るだけであり、学習者が追加した情報に対するフィードバックが与えられることはなかった。

【非特許文献1】岡田謙一、松下温、情報処理学会論文誌、35(3)、468-477頁(1994)

【非特許文献2】関友作、日本教育工学会論文誌、21、17-20頁(1994)



本発明者らは、学習者がテキストに下線を引き、その部分を学習者の記録情報として保存し、一方、教授者も教育目標に従って重要と考えるテキストの重要概念に下線を引き、これを正解情報としてコンピュータ上に保存しておき、そして、診断エンジンにより、教授者が重要概念として下線を引いた部分の記録情報と学習者の記録情報を比較し、その差分を、学習者に下線率(正解との一致度)という学習指標でフィードバックすることを提案した(非特許文献3、4参照)。この方法により、学習者への動機付けが高まること、より洗練されたか線引き活動が見られるようになること、学習目標の習得状況が改善されることが示された。

【非特許文献3】福永良浩、竹内章、平嶋宗、国近秀信、教育システム情報学会研究報告、19(3)、37-42頁(2004)

【非特許文献4】福永良浩、平嶋宗、竹内章、人工知能学会・先進的学習科学と工学研究会(第44回)、人工知能学会研究会資料、55-60頁(2005年)



しかし、ここでは下線を引く部分が句読点単位に限定されており、一致度の判定が必ずしも完全なものではなかった。また、ここで与えられている一致度は、学習者の下線引きの数によって値が変化するため、値の大きさそのもので現状での下線引きの適切性を判断できず、2つの異なる下線引き状態での一致度の増減から、相対的にどちらの下線の引き方がより適切かを知ることしかできなかった。

産業上の利用分野


本発明は、e-ラーニングの学習過程において適切なフィードバックを与えることからなる、e-ラーニングにおける学習の支援方法に関するものである。

特許請求の範囲 【請求項1】
サーバーと端末を用いるe-ラーニングにおいて、教師から学習者へのフィードバックにより学習支援を行うシステムの制御方法であって、(1)学習コンテンツの文字列を、一定のまとまりのある部分に区切り、その学習コンテンツと区切り情報をサーバーに保存するステップ、(2)教師による端末操作によって、端末に表示された前記学習コンテンツの文字列の重要部分にマーキングを行い、そのマーキングされた文字列に対応する区切りを、教師による模範解の区切り情報としてサーバーに送信して保存するステップ、(3)学習者による端末操作によって、端末に表示された前記学習コンテンツの文字列の重要と考える部分にマーキングを行い、そのマーキングされた文字列に対応する区切りを、学習者の区切り情報としてサーバーに送信して保存するステップ、(4)教師の模範解の区切り情報と学習者の区切り情報を照合することによって一致度を算定・評価し、その一致度の算定・評価結果が、下記式(2)で算出される達成度(A)として、端末上で学習者にフィードバックされるステップからなる学習支援を行うシステムの制御方法。
達成度(A)=Lc/T-Lw/(W-T)・・・・・(2)
(上記式(2)において、Lcは、任意の学習単位中の「学習者の区切り」の数のうち、「模範解の区切り」と一致した数、Lwは、任意の学習単位中の「学習者の区切り」の数のうち、「模範解の区切り」と一致しなかった数、Tは、任意の学習単位中の「模範解の区切り」の数、Wは、任意の学習単位中の「全区切り」の数を表す。)
産業区分
  • 運動娯楽用
  • 計算機応用
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

※ 画像をクリックすると拡大します。

JP2005324828thum.jpg
出願権利状態 権利存続中
詳細は、下記「問合せ先」まで直接お問い合わせください。


PAGE TOP

close
close
close
close
close
close
close