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移動体浮上位置伝達装置

国内特許コード P08A014152
掲載日 2008年12月19日
出願番号 特願2005-055920
公開番号 特開2006-242626
登録番号 特許第4048281号
出願日 平成17年3月1日(2005.3.1)
公開日 平成18年9月14日(2006.9.14)
登録日 平成19年12月7日(2007.12.7)
発明者
  • 小倉 潤
  • 里見 晴和
出願人
  • 防衛装備庁長官
発明の名称 移動体浮上位置伝達装置
発明の概要 【課題】 水中移動体が浮上した位置を電波により陸上又は海上に伝達する。
【解決手段】 移動体Mに設けられる外枠1に内蔵した内箱3と、内箱3の蓋となる保護板4を外枠1に結合する溶解ねじ2-1 ~2-4 と、内箱3に収容され浮上自在な浮力体5と、浮力体5を外に押し出すばね6と、浮力体5と内箱3との間で電波を放射する空中線7と、浮力体の浮上時及び又は内箱内の浸水で作動状態となる電源部10と、GPS 電波とビーコン波を受信してDGPS位置を出力するDGPS受信器12と、DGPS受信器12からのDGPS位置に自他識別信号を印加した信号を出力し、空中線7に送信する各回路11,13とを具備する送信手段Tと、陸上や海上に配置され空中線7からの電波をアンテナ16にて受信し、移動体のDGPS位置を信号処理器17にて算出して、位置表示器18に結果を表示する受信手段Rとを備え、海中を移動する移動体Mが海上に浮上した際にその位置を特定する。
【選択図】 図1
従来技術、競合技術の概要


従来、複数のブイにより水中移動体の位置を測位する方法(下記特許文献1)があるが、この方法では複数のブイを要すること、また水中移動体が各ブイを頂点とする閉空間の外に移動した場合には測位出来ない。



さらに、3台以上の受波器により水中移動体の航跡を標定する方法(下記特許文献2)があるが、この方法では複数のブイを要すること、また水中移動体が移動しない場合若しくは移動量が極めてわずかの場合には音響ドップラー量を得ることが出来ないことから浮上位置を標定することは出来ない。



また、水中移動標的とこれを追跡する水中移動体から水中移動体の追跡状態を評価する方法(下記特許文献3)があるが、この方法は常に水中移動標的とこれを追跡する水中移動体の組合せを必要とし、水中移動体単体で移動した場合における浮上位置を把握することは出来ない。



また、複数の計測ブイと移動体から発生する音響ピンガ信号から水中移動体の移動位置を把握する方法(下記特許文献4)があるが、この方法は音響ピンガ信号を水中移動体から送出する必要があること、また複数の計測ブイを必要とすることから、ブイが使用できない場合若しくは音響ピンガ信号の送出が不可能であるある場合には浮上位置を把握することはできない。
【特許文献1】
特許第3225249号
【特許文献2】
特許第3511090号
【特許文献3】
特許第3182465号
【特許文献4】
特許第2655535号

産業上の利用分野


本発明は、空中線展開手段及びDGPS受信手段、自位置送信手段を備え、海中を移動した移動体の浮上した位置を海上若しくは陸上へ伝達する装置に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
海中を移動する移動体に結合可能な外枠と、該外枠に内蔵される内箱と、該内箱の蓋となって前記外枠に取り付けられる保護板と、該保護板を前記外枠に結合するとともに海水により溶解する封着部材と、前記内箱に収容され内部に空気よりも比重の軽い気体が充填されており前記保護板がない場合に空中に浮上する浮力体と、前記内箱から前記浮力体を外に押し出すばねと、前記浮力体と前記内箱との間に接続され電波を放射する空中線と、前記浮力体と前記内箱との間に接続され前記浮力体の浮上により断線する断線スイッチと、前記内箱の底部に配置され該内箱内に浸入する海水を検出する検出スイッチと、前記検出スイッチおよびまたは断線スイッチにより作動状態となる電源部と、前記外枠上部に配置されGPS電波及びビーコン波を受信してDGPS位置を出力するDGPS受信器と、前記電源部から供給された電力により作動され前記DGPS受信器の出力から得られたDGPS位置に自他識別信号を印加した信号を出力する信号処理回路と、前記信号処理回路から出力された信号を前記空中線に送信する送信回路とを具備する送信手段と、
前記移動体から離間した所定位置に配置され前記空中線から放射された電波を受信するアンテナと、該アンテナから得た電波から前記外枠を装着した前記移動体のDGPS位置を計算して出力する信号処理器と、前記信号処理器の結果を表示する位置表示器とを具備する受信手段と、
を備え、海中を移動する移動体が海上に浮上した際に、該移動体の位置を前記送信手段が送信し、前記受信手段にてその位置を特定することを特徴とする移動体浮上位置伝達装置。

【請求項2】
前記封着部材は、ねじよりなることを特徴とする請求項1記載の移動体浮上位置伝達装置。

【請求項3】
前記外枠には、気密蓋を備えていることを特徴とする請求項1又は2記載の移動体浮上位置伝達装置。

【請求項4】
前記外枠には、前記DGPS受信器が上向きとなるように重錘を備えていることを特徴とする請求項1又は2又は3記載の移動体浮上位置伝達装置。

【請求項5】
前記信号処理回路の出力情報を保管するデータ記憶器を備えていることを特徴とする請求項1,2,3,4のいずれか1つに記載の移動体浮上位置伝達装置。

【請求項6】
前記内箱内のばね近傍に、海水に触れると海水の色を変色させる溶剤が塗布されていることを特徴とする請求項1,2,3,4,5のいずれか1つに記載の移動体浮上位置伝達装置。

【請求項7】
前記浮力体は、空中に浮遊する目視可能な所定の色彩及び所定の形状の風船よりなることを特徴とする請求項1,2,3,4,5,6のいずれか1つに記載の移動体浮上位置伝達装置。

【請求項8】
前記位置表示器の出力情報を保管するデータ保存器を備えていることを特徴とする請求項1,2,3,4,5,6,7のいずれか1つに記載の移動体浮上位置伝達装置。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2005055920thum.jpg
出願権利状態 登録
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