TOP > 国内特許検索 > 細胞培養基材、及び細胞培養基材の製造方法

細胞培養基材、及び細胞培養基材の製造方法

国内特許コード P08P005802
整理番号 PN0608-02
掲載日 2008年12月19日
出願番号 特願2006-298230
公開番号 特開2008-113580
登録番号 特許第5124125号
出願日 平成18年11月1日(2006.11.1)
公開日 平成20年5月22日(2008.5.22)
登録日 平成24年11月2日(2012.11.2)
発明者
  • 大熊 恒雄
  • 石川 和裕
  • 境 勝義
  • 渡部 和彦
  • 伊藤 聰一郎
出願人
  • 北海道曹達株式会社
  • 公益財団法人東京都医学総合研究所
  • 国立大学法人 東京医科歯科大学
発明の名称 細胞培養基材、及び細胞培養基材の製造方法
発明の概要

【課題】細胞が接着及び増殖しやすく、取り扱いが容易な細胞培養繊維体、細胞培養基材、及び細胞培養基材の製造方法を提供する。
【解決手段】エレクトロスピニングにより形成されたキトサン繊維を溶媒に分散させ、これをホモジナイズしたスラリー液を、基板に塗布後、加熱または凍結乾燥させて、基板と一体となった繊維体からなる、細胞培養基材、及びその製造方法。該基材において、繊維体はメッシュ状であり、繊維径は5μm以下である。
【選択図】図1

従来技術、競合技術の概要


細胞培養法は、医学、生物学の研究において最も汎用される方法の一つである。細胞培養法において用いられる細胞培養基材は、細胞を培養するのに好適なものであること、例えば、細胞が付着しやすい、細胞が増殖しやすいことが求められる。



そこで、例えば、少なくとも、微粒子と、親水性成分と、を含む微粒子含有親水性高分子ゲルからなることを特徴とする細胞培養基材が提案されている(特許文献1参照)。このような培養基材は、細胞の接着性がよく、簡便に回収できるものであるが、ゲル状であるため取り扱いにくく、また保存しにくいという問題がある。



また、酸性生体高分子と塩基性生体高分子との複合体を少なくともその表面に含む成形物よりなる軟骨細胞培養用の担体が提案されている(特許文献2参照)。しかしながら、特許文献2のような担体は、例えば、24穴プレート等の非常に小さな基板上に置いて使用する場合、シートが非常に小さくなるために取り扱いにくいという問題があった。



また、細胞培養基材の製造方法としては、例えば、重量平均分子量10万以上のポリ乳酸を、任意の割合で水に溶解しうる有機化合物を含有する溶媒に溶解する段階と、前記段階で製造された溶液を静電紡糸法にて紡糸する段階、および捕集基板に累積される繊維構造体を得る段階を含む細胞培養基材の製造方法が提案されている(特許文献3参照)。特許文献3の細胞培養基材の製造方法は、いわゆる静電紡糸法によるものであるが、均一な大きさ、及び厚さの繊維構造体を得にくいという問題があった。また、繊維体の大きさを自由に設定することができないという問題があった。




【特許文献1】特開2005-027532号公報(特許請求の範囲等)

【特許文献2】特開2002-291461号公報(特許請求の範囲等)

【特許文献3】特開2004-290133号公報(特許請求の範囲等)

産業上の利用分野


本発明は、細胞を培養するための細胞培養繊維体、細胞培養基材、及びその製造方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
エレクトロスピニングにより形成されたキトサン繊維を溶媒に分散させ、これをホモジナイズしたスラリー液を乾燥させることにより得た、繊維が絡み合った繊維体からなることを特徴とする細胞培養繊維体。

【請求項2】
基板と、基板上に設けられた細胞培養繊維体とからなる細胞培養基材であって、前記細胞培養繊維体が、エレクトロスピニングにより形成されたキトサン繊維を溶媒に分散させ、これをホモジナイズしたスラリー液を前記基板に塗布して乾燥させることにより得られ、前記基板と一体となった、繊維が絡み合った繊維体からなることを特徴とする細胞培養基材。

【請求項3】
請求項2に記載の細胞培養基材において、前記細胞培養繊維体がメッシュ状であることを特徴とする細胞培養基材。

【請求項4】
請求項2又は3に記載の細胞培養基材において、前記細胞培養繊維体が、繊維径が5μm以下の繊維からなることを特徴とする細胞培養基材。

【請求項5】
基板と、基板上に設けられた細胞培養繊維体とからなる細胞培養基材の製造方法であって、キトサン類を含むキトサン溶液をエレクトロスピニングにより繊維化してキトサン繊維を形成する工程と、前記キトサン繊維と溶媒とをホモジナイズすることによりスラリー液を形成する工程と、前記スラリー液を前記基板に塗布して乾燥させることにより当該基板と一体となった、繊維が絡み合った繊維体を形成する工程とを具備することを特徴とする細胞培養基材の製造方法。

【請求項6】
請求項5に記載の細胞培養基材の製造方法において、前記乾燥が加熱乾燥であることを特徴とする細胞培養基材の製造方法。

【請求項7】
請求項5に記載の細胞培養基材の製造方法において、前記乾燥が凍結乾燥であることを特徴とする細胞培養基材の製造方法。
産業区分
  • 微生物工業
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

※ 画像をクリックすると拡大します。

JP2006298230thum.jpg
出願権利状態 権利存続中
ライセンスをご希望の方、特許の内容に興味を持たれた方は、下記「問合せ先」までお問い合わせください。


PAGE TOP

close
close
close
close
close
close
close