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補正装置

国内特許コード P08P005385
整理番号 GI-H16-54
掲載日 2009年1月16日
出願番号 特願2006-003862
公開番号 特開2007-185242
登録番号 特許第4729706号
出願日 平成18年1月11日(2006.1.11)
公開日 平成19年7月26日(2007.7.26)
登録日 平成23年4月28日(2011.4.28)
発明者
  • 野方 文雄
  • 森田 浩之
  • 宇野 嘉弘
出願人
  • 国立大学法人岐阜大学
発明の名称 補正装置
発明の概要

【課題】頸動脈ファントムを指標として用いることにより超音波装置の性能、ゲインなどの計測設定条件にかかわらず測定データの誤差を補正する補正値を算出する補正装置を提供することを目的とする。
【解決手段】補正装置は、内中膜厚、プラークサイズ、動脈径等が異なる疾患部位を備えた人工の頚動脈モデルである頚動脈ファントムと、頸動脈ファントムの形状データを記憶した形状データ記憶手段22と、前記頸動脈ファントムを医用超音波装置によって画像として測定した測定データを取得する測定データ取得手段23と、前記測定データ取得手段23により取得した測定データに対応する疾患部位の頸動脈ファントムの形状データを前記形状データ記憶手段22から部分形状データとして抽出する形状データ抽出手段24と、前記抽出した部分形状データに基づいて前記測定データに対する補正値を算出する補正値算出手段25とを備えている。
【選択図】図6

従来技術、競合技術の概要


現在、被検体である人体に対して高周波(超音波)を発信し、人体内部の臓器等に当たって跳ね返ってくる反射波(エコー)の強さ、周波数や時間を基として画像に変換し、同画像を通して人体内部の臓器や組織或いは胎児等の状態を確認する医用超音波測定装置(以下、単に「超音波装置」という。)が広く活用されている。



この超音波装置は、超音波画像表示用モニタ(以下、モニタという。)と所定域の周波数及びゲインの超音波を選択・調整可能な操作部とを備えた超音波装置本体と、人体に向けて超音波を発信し超音波が被検体の内部所定域にあたって跳ね返ってきたエコーを受信するためのプローブを備えており、プローブにて受信されたエコーは超音波装置本体にて画像に変換されてモニタに表示される。測定者はプローブを被検体表面に当ててプローブと人体表面とを相対的に移動させながら、モニタを通して人体内部の状態を観察・測定することができる。



超音波装置ではプローブから発信される超音波が指向性を持っており、また確認しようとする人体内の臓器等の位置(プローブ先端と目的物との距離)に応じてプローブから発信する超音波の周波数やゲイン等を適宜調整しなければならず、超音波装置の使用にあたっては相当の経験を必要とする。



このため、超音波装置の使用初心者に対するトレーニング用、また超音波装置の校正用として、超音波に対して人体の臓器や組織等と同等の反応を示す超音波用人体模型として超音波ファントムが知られている(特許文献1)。

【特許文献1】特開2005-118187号公報

産業上の利用分野


本発明は、医用超音波装置の測定データを超音波診断用ファントムを用いて補正する補正装置に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
内中膜厚、プラークサイズ、動脈径等が異なる疾患部位を備えた人工の頚動脈モデルである頚動脈ファントムと、
頸動脈ファントムの形状データを記憶した形状データ記憶手段と、
前記頸動脈ファントムを医用超音波装置によって画像として測定した測定データを取得する測定データ取得手段と、
前記測定データ取得手段により取得した測定データに対応する疾患部位の頸動脈ファントムの形状データを前記形状データ記憶手段から部分形状データとして抽出する形状データ抽出手段と、
前記抽出した部分形状データに基づいて前記測定データに対する補正値を算出する補正値算出手段と、
を備えていることを特徴とする補正装置。

【請求項2】
超音波測定装置により得た被検体の頸動脈の実測データを、前記補正値に基づいて補正する実測データ補正手段を備えていることを特徴とする請求項1に記載の補正装置。

【請求項3】
前記頸動脈ファントムと超音波装置のプローブとを相対移動させる移動装置を備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の補正装置。

【請求項4】
前記移動装置は、超音波装置のプローブを固定した状態で頸動脈ファントムを被検体の頸動脈に対する相対回転又は相対送り移動に伴う頸部の移動軌跡と同じ軌跡上を回転又は送り移動させるものであることを特徴とする請求項3に記載の補正装置。

【請求項5】
前記頸動脈ファントムには、前記測定データ取得手段により取得した測定データを頸動脈ファントムの位置に関連づける基準点が超音波装置にて読み取り可能に形成されていることを特徴とする請求項1~4の何れか一項に記載の補正装置。

【請求項6】
前記頸動脈ファントムには、頚動脈部位に疾患部位であるプラークファントムが形成されており、
該プラークファントムは、種々の形状をしていることを特徴とする請求項1~5の何れか一項に記載の補正装置。

【請求項7】
前記プラークファントムは、内部に金属粉末、ゴム、高分子粉末、あるいは油製液体を分布乃至混入させることにより超音波装置による測定において被検体のプラークと同等の超音波特性を有するようにして成ることを特徴とする請求項6に記載の補正装置。

【請求項8】
前記プラークファントムは、頸動脈ファントム内周面に対して頸動脈ファントムに一体に形成されていることを特徴とする請求項6又は7に記載の補正装置。

【請求項9】
前記頸動脈ファントムは円筒形状をなし、内中膜厚、プラークサイズ、動脈径等が異なる疾患部位が内周面上に均等な間隔をもって形成されており、各疾患部位は頸動脈ファントムの軸方向に亘って疾患の状態が変化するものであることを特徴とする請求項1~8の何れか一項に記載の補正装置。

【請求項10】
前記測定データ取得手段は、超音波装置の使用周波数及びゲインを異ならせた複数パターンの測定データを取得するものであることを特徴とする請求項1~9の何れか一項に記載の補正装置。
産業区分
  • 治療衛生
  • 高分子化合物
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2006003862thum.jpg
出願権利状態 権利存続中
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