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摩擦変速機

国内特許コード P08A014201
整理番号 DP1288
掲載日 2009年1月16日
出願番号 特願2007-132443
公開番号 特開2008-286318
登録番号 特許第4883579号
出願日 平成19年5月18日(2007.5.18)
公開日 平成20年11月27日(2008.11.27)
登録日 平成23年12月16日(2011.12.16)
発明者
  • 松岡 敬
  • 岡村 暉久夫
出願人
  • 学校法人同志社
発明の名称 摩擦変速機
発明の概要

【課題】大きな出力トルク及び変速比を得ることができると共に、生産コスト及び生産効率に優れている。
【解決手段】入力軸1と、入力軸と同心の出力軸2と、第一領域で入力軸1の回転を変速して出力軸2へ伝達する第一変速手段3と、第二領域で入力軸1の回転を変速して出力軸2へ伝達する第二変速手段4とを備えている。さらに、第一及び第二変速手段3,4による出力軸2への夫々の伝達を選択的に切り換える切換手段5と、第一及び第二変速手段3,4による夫々の変速比が一致する際に、切換手段5による切り換え動作を行う制御手段6とを備えた。
【選択図】図1

従来技術、競合技術の概要


従来、自動車等に用いられる無段変速機として、パワースプリット型無段変速装置等が提案されている(特許文献1参照)。この無段変速装置は、トルクコンバータ、バリエータ、ローディング機構、遊星歯車機構、バイパス軸等からなっており、多数の機械要素を組み合せて構成されている。そして、潤滑油は、それぞれの機械要素、即ちトルクコンバータ、バリエータ及び歯車機構の少なくとも三種類に分けて使用しなければならない。そのため、この装置では、ケーシングに各機械要素ごとの隔壁が設けられ、更に部品点数が多数になるので、分解組立が複雑で、多大な生産コストを必要とする。



また、例えば特許文献2に示される摩擦無段変速機は、複数の円錐形回転子を備えており、この円錐形回転子に摩擦係合する要素を用いて変速する。この変速機は、比較的高い伝動効率を有しており、出力が大きいので、動力伝達手段として好適に用いられる。しかし、変速範囲が比較的狭いため、広域な変速範囲や高速回転を必要とする自動車等の変速機には適していない。



特許文献3等の可変摩擦駆動装置は、複数のダブルコーンを介して変速するようになっている。この装置は、大きな変速比を得ることができるが、低速領域で比較的大きな出力を得ることは困難である。そのため、特に自動車等の、低速領域で大きな出力トルクを必要とする変速機として適用することは難しい。

【特許文献1】特開2006-97777号公報

【特許文献2】特公昭57-13221号公報

【特許文献3】特公昭33-6355号公報

産業上の利用分野


本発明は、自動車等の変速機として用いる摩擦変速機に関するものである。

特許請求の範囲 【請求項1】
入力軸(1)と、前記入力軸と同心の出力軸(2)と、第一領域で前記入力軸の回転を変速して前記出力軸へ伝達する第一変速手段(3)と、第二領域で前記入力軸の回転を変速して前記出力軸へ伝達する第二変速手段(4)とを備え、
前記第一変速手段は、前記入出力軸に対して公転しながら自転する円錐状の第一コーン(30)と、前記第一コーンの伝動部(30a)に摩擦係合する第一入力円板(31)と、前記第一コーンの軌道面(30b)に摩擦係合する軌道リング(32)と、前記第一コーンの変速面(30c)に摩擦係合する第一変速リング(33)とを備え、前記入力軸の回転が前記第一入力円板を介して前記第一コーンに伝達され、前記第一変速リングが前記入出力軸の中心線方向(12a)へ前記第一コーンに対して相対的に進退移動して、前記入力軸の回転を変速し、
前記第二変速手段は、前記入出力軸に対して公転又は非公転の状態で自転する複合円錐状の第二コーン(40)と、前記第二コーンの伝動面(40a)に摩擦係合する第二入力円板(41)と、前記第二コーンの変速面(40b)に摩擦係合する第二変速リング(42)とを備え、前記入力軸の回転が前記第二入力円板を介して前記第二コーンに伝達され、前記第二コーンが前記入出力軸の中心線方向へ前記第二変速リングに対して進退移動して、前記入力軸の回転を変速し、
前記第一及び第二変速手段による前記出力軸への夫々の伝達を選択的に切り換える切換手段(5)と、前記第一及び第二変速手段による夫々の変速比が一致する際に、前記切換手段による切り換え動作を行う制御手段(6)とを備えたことを特徴とする摩擦変速機。

【請求項2】
前記入出力軸の中心線方向に移動可能なキャリア手段(7)と、前記キャリア手段を進退移動する駆動手段(75)とを備え、前記キャリア手段が、前記第一変速リングと前記第二コーンとを支持することを特徴とする請求項1に記載の摩擦変速機。

【請求項3】
前記第二変速手段による前記出力軸の回転を前記入力軸の回転と同一方向にする反転手段(8)と、前記入力軸と前記出力軸とを結合及び非結合にするクラッチ手段(21)と、前記入力軸の回転速度と前記出力軸の回転速度とが一致した際に、前記クラッチ手段による連結動作を行う制御手段とを備えたことを特徴する請求項1又は2に記載の摩擦変速機。

【請求項4】
前記第二変速手段による前記出力軸の回転を増速する増速手段(9)と、前記入力軸と前記出力軸とを結合及び非結合にするクラッチ手段(21)と、前記入力軸の回転速度と前記出力軸の回転速度とが一致した際に、前記クラッチ手段による連結動作を行う制御手段とを備えたことを特徴する請求項1又は2に記載の摩擦変速機。
産業区分
  • 機構・伝動
  • 自動車
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2007132443thum.jpg
出願権利状態 権利存続中
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