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新規多糖類の製造方法

国内特許コード P08A014222
掲載日 2009年2月13日
出願番号 特願2007-023905
公開番号 特開2007-231266
登録番号 特許第5205569号
出願日 平成19年2月2日(2007.2.2)
公開日 平成19年9月13日(2007.9.13)
登録日 平成25年3月1日(2013.3.1)
優先権データ
  • 特願2006-025166 (2006.2.2) JP
発明者
  • 山崎 栄次
  • 栗田 修
  • 中林 徹
  • 苔庵 泰志
出願人
  • 三重県
発明の名称 新規多糖類の製造方法
発明の概要 【課題】 多糖類の抽出をできるだけ簡単に、かつ少ない工程で達成すること、加えて粘度を下げることにより作業性を向上させられる方法等を提供すること。
【解決手段】 モロヘイヤ、ツルムラサキ、オクラ、伊勢いも等のように、多糖類が全体に分布している原料について、40%W/V~80%W/Vの硫安水溶液を用いることにより、上記課題を解決する多糖類の抽出方法が提供される。この方法で得られた多糖類は、水で再抽出し、脱塩処理することにより、分画することができる。
【選択図】 図4
従来技術、競合技術の概要


食品に利用されている増粘剤は、穀物(デンプンなど)、海草類(カラギーナン、寒天、アルギン酸など)、樹脂(アラビアガムなど)および果実(ガラクトマンナン、ペクチンなど)などに含まれる多糖類を原料として製造される。多くの場合、増粘多糖類は原料の特定部位に局在しているので、この特定部位を集めれば、比較的簡単に抽出することができる(たとえば、非特許文献1を参照)。



一方、モロヘイヤ、ツルムラサキなどの植物では、独特の物性を有する多糖類を豊富に含有している(たとえば、非特許文献2を参照)。これらの植物では、多糖類が植物全体に分布しており、前記特定部位が認め難い。このため、多糖類を得るために、相当の工夫が必要となる。従来技術を用いると、求める増粘多糖類の性質に合わせて、酸やアルカリなどの溶剤抽出を行った後、カラムクロマトグラフィーなどを組み合わせて抽出・精製するため、工程が複雑で各工程間で抽出効率が低くなってしまう。また、アルカリ抽出では、酸性多糖類のみが抽出され、それ以外の多糖類の抽出は困難であるといったように、得られる増粘多糖類の種類は、用いる手段によって限られてしまう(たとえば、非特許文献3を参照)。
さらに、増粘多糖類を含む原料は、溶媒抽出の際に粘度が上昇し、ろ過などに時間を要し、作業性が悪い。このため、大量の溶媒で希釈するなどして、粘度を下げる必要があった。



【非特許文献1】
岡崎直道、佐野征男、「食品多糖類」、幸書房、2001年11月25日、p.43―204
【非特許文献2】
Ohtani K, Okai K, Yamashita U, Yuasa I,and Misaki A. (1995). Biosci. Biotech. Biochem., 59, 378-381.
【非特許文献3】
松田 和雄、「多糖の分離・精製法」、学会出版センター、1987年2月28日、p.19-113。
【非特許文献4】
Dubois M., Gilles K. A., Hamilton J. K., Rebers P. A., and Smith F. (1956). Analytical Chemistry, 28, 350-356.

産業上の利用分野


本発明は、多糖類を簡単に抽出および分画する技術、及びこの技術を使用して得られる多糖類から製造される増粘剤に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
モロヘイヤ、ツルムラサキ、オクラおよび伊勢いもからなる群から選択される原料から多糖類を抽出するに際して、40%W/V~80%W/Vの硫安水溶液を用いて、前記多糖類を沈澱させることを特徴とする多糖類の抽出方法。

【請求項2】
請求項1に記載の方法で抽出された多糖類を水に分散・溶解させ、再度沈殿させた後に、水に分散・溶解させ、その上清の脱塩処理を行うことを特徴とする多糖類の分画方法。

【請求項3】
請求項1または2に記載の方法によって得られた多糖類を用いて製造されたことを特徴とする増粘剤。

【請求項4】
前記原料がモロヘイヤであり、この多糖類から製造された増粘剤と、カラギーナン、キサンタンガム、ローカストビーンガム、またはグアーガムのうちの少なくともいずれか一種とを含有することを特徴とする請求項記載の増粘剤。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2007023905thum.jpg
出願権利状態 登録
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