TOP > 国内特許検索 > 複合金属触媒

複合金属触媒 新技術説明会

国内特許コード P08P006826
掲載日 2009年3月27日
出願番号 特願2007-228819
公開番号 特開2009-061353
登録番号 特許第5172249号
出願日 平成19年9月4日(2007.9.4)
公開日 平成21年3月26日(2009.3.26)
登録日 平成25年1月11日(2013.1.11)
発明者
  • 赤井 周司
  • 江木 正浩
出願人
  • 静岡県公立大学法人
発明の名称 複合金属触媒 新技術説明会
発明の概要

【課題】室温で短時間にプロパルギルアルコール化合物からα,β-不飽和カルボニル化合物を高収率で製造するための新規な触媒を提供する。
【解決手段】遷移金属化合物、金化合物および銀化合物の3種の金属化合物を組み合わせた複合金属触媒。
【選択図】なし

従来技術、競合技術の概要


一般式(2)で示されるα,β-不飽和カルボニル化合物は、医薬品、農薬、化粧品および機能性有機材料等の重要な合成中間体として幅広く活用されている。当該α,β-不飽和カルボニル化合物の最も有用な合成法の一つとして、一般式(1)で示されるプロパルギルアルコール化合物から、その水酸基を転位させる方法がある。従来、本転位反応を進行させる触媒としては、バナジウム、モリブデンまたはタングステンのオキソ化合物(非特許文献1)、チタン化合物と銅塩または銀塩を組み合わせた触媒(非特許文献2)、水銀塩(非特許文献3)、金塩(非特許文献4、5)、金化合物と銀塩を組み合わせた複合金属触媒(非特許文献6)等が知られている。これらの方法は、高温で行う必要があったり、第一級や第二級のプロパルギルアルコール化合物には適用できなかったり、反応完結に12時間以上の長時間を要し、必ずしも満足できる方法ではなかった。また、過レニウム酸塩およびアリールスルホン酸からなる触媒を用いる方法 (特許文献1、非特許文献7)が知られているが、基質によっては脱水反応の副反応が進行することがあった。

【特許文献1】特開平5-97758

【非特許文献1】Tetrahedron、1977年、第33巻、p1775-1783.

【非特許文献2】Tetrahedron Letters、1988年、第29巻、p6253-6256.

【非特許文献3】Organic Letters、2006年、第8巻、p447--450.

【非特許文献4】Organic Letters、2006年、第8巻、p4027--4029.

【非特許文献5】Journal of the American Chemical Society、2005年、第127巻、p14180-14181.

【非特許文献6】Organic Letters、2005年、第7巻、p4129-4132.

【非特許文献7】Chemistry Letters、1991年、p1413-1416.



産業上の利用分野


本発明は複合金属触媒および当該触媒によるα,β-不飽和カルボニル化合物の製造方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
MoO2(acac)2、MoO2(tBuCOCH2COtBu)2、MoO2(OSiPh3)2、およびMoO2Cl2から選ばれる少なくとも1種である(ここで、acacはアセチルアセトン(CH3COCH2COCH3)、tBuはtert-ブチル(C(CH3)3)、Phはフェニル(C6H5)を表わす)遷移金属化合物、AuCl(PMe3)、AuCl(PEt3)、AuCl(PPh3)、AuCl[P(C6H4-p-CF3)3]、およびAuCl[P(tBu)2(o-biphenyl)]から選ばれる少なくとも1種である(ここで、Meはメチル(CH3)、Etはエチル(C2H5)、Phはフェニル(C6H5)、tBuはtert-ブチル(C(CH3)3)を表わす)金化合物、AgOTf、AgClO4、AgBF4、AgPF6、AgSbF6、AgOAc、AgOCOCF3、AgNTf2、AgOTs、およびAgOMsから選ばれる少なくとも1種である(ここで、Tfはトリフルオロメタンスルホニル(CF3SO2)、Acはアセチル(COCH3)、Tsはp-トルエンスルホニル (p-CH3-C6H4-SO2)、Msはメタンスルホニル(CH3SO2)を表わす)銀化合物の3種の金属化合物からなる、一般式(1)、
【化学式1】


(式中、R1およびR2は同一もしくは異なって、水素原子低級アルキル基低級アルケニル基低級アルキニル基アリール基アラルキル基ヘテロアリール基低級アルコキシ基またはシリル基を表す。またはR1とR2の各アルキル基は互いに結合して脂肪族単環または脂肪族複素単環を形成していてもよく、さらに同単環には芳香環が縮合していてもよい。R3 は水素原子低級アルキル基低級アルケニル基低級アルキニル基アリール基アラルキル基ヘテロアリール基低級アルコキシ基アリールオキシ基ヘテロアリールオキシ基低級アルキルチオ基アリールチオ基ヘテロアリールチオ基アミノ基アシルアミノ基カルバモイル基シリル基シリルオキシ基アシル基アシルオキシ基低級アルコキシカルボニル基アリールオキシカルボニル基ヘテロアリールオキシカルボニル基、ハロゲン原子、ニトロ基、またはシアノ基を表わす。またはR2とR3の各アルキル基は互いに結合して脂肪族単環または脂肪族複素単環を形成していてもよく、さらに同単環には芳香環が縮合していてもよい)で示されるプロパルギルアルコール化合物を転位させて一般式(2)、
【化学式2】


(式中、R1 、R2 およびR3 は上記と同じ。)で示されるα,β-不飽和カルボニル化合物を合成する反応に用いられる複合金属触媒。
産業区分
  • その他無機化学
  • 有機化合物
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

※ 画像をクリックすると拡大します。

22921_08SUM.gif
出願権利状態 権利存続中
ライセンスをご希望の方、特許の内容に興味を持たれた方は、下記「問合せ先」まで直接お問い合わせ下さい。


PAGE TOP

close
close
close
close
close
close
close