TOP > 国内特許検索 > 足握力測定装置およびこの装置を利用した転倒度表示機能付き体重計または身長計

足握力測定装置およびこの装置を利用した転倒度表示機能付き体重計または身長計

国内特許コード P08S000182
整理番号 NUBIC-2004JP0075
掲載日 2009年4月3日
出願番号 特願2006-544969
登録番号 特許第4665118号
出願日 平成17年11月11日(2005.11.11)
登録日 平成23年1月21日(2011.1.21)
国際出願番号 JP2005020703
国際公開番号 WO2006054490
国際出願日 平成17年11月11日(2005.11.11)
国際公開日 平成18年5月26日(2006.5.26)
優先権データ
  • 特願2004-336174 (2004.11.19) JP
発明者
  • 青木 和夫
  • 堀内 邦雄
  • 半田 幸子
出願人
  • 学校法人日本大学
発明の名称 足握力測定装置およびこの装置を利用した転倒度表示機能付き体重計または身長計
発明の概要

本願発明は、操作が簡単で、足趾握力を定量的に測定でき、測定に際しては被測定者の慣れが不要で簡便に測定できる足握力測定装置を提供し、さらにこの足握力測定装置を利用した転倒度表示機能付き体重計を提供することを目的とする。
足握力測定装置を、足の位置決めをする足位置決め装置と、足の水平垂直方向の移動を規制する足位置固定装置と、足趾の下方向への押圧力を検出する足趾押圧力検出装置と、検出された押圧力を表示する測定数値表示装置からなる構成とし、転倒度表示機能付き体重計を、足握力測定装置と、足握力測定装置により測定された足趾把握筋力および身長あるいは体重の数値データにより転倒危険度を算出する演算部と、からなる構成とした。

従来技術、競合技術の概要
【0002】
高齢者が寝たきりとなる一因として転倒が挙げられることもあって、高齢者の転倒対策は注目すべき課題である。高齢者の転倒は、つまずきや滑りなどの偶発的な要因とともに、ひとたび姿勢が乱れると、立ち直るための平衡調整能力や防御反応が適切に発揮されずに発生することが多く、転倒防止のためには、下肢の運動機能や姿勢調整能力の維持・向上を図ることが重要な課題とされている。足趾の屈曲筋の筋力の強化により、下肢の運動機能や姿勢調整能力の維持・向上を図ることができるとの報告もされているが、実際には、足趾の屈曲筋と下肢の運動機能や姿勢調整能力との相関関係については、データ不足もあって未解明な部分が多い。
【0003】
本願発明者は、足趾の屈曲筋がどのように下肢の運動機能や姿勢調整能力に関わっているかを研究しており、足趾の屈曲筋のデータ収集は必要不可欠の要素である。そのため、足握力測定装置を必要としたが、適当な足握力測定装置が市販されておらず、使い勝手の良い足握力測定装置を開発することとした。
また、この装置を利用して被測定者の転倒危険度数を表示する転倒度表示機能付き体重計または身長計を開発することとした。
【0004】
足握力測定装置に関する先行技術としては、特開2002-360550号公報に開示の発明がある。図14は特開2002-360550号公報に開示された足握力測定装置であり、図14に基づいてこの開示された技術の概略を説明する。
【0005】
足握力測定装置100は、台座部材110と測定手段120と足移動規制手段130からなっていて、足の甲から脛までの部位の少なくとも一部に当接する足移動規制手段130により足の前方への移動を規制し、足趾の少なくとも一本で把持しうる把持部材121が足趾で把持された際に、把持部材121が足の後方に引っ張られる(pull)力を測定する測定手段120を有している。そして、この足移動規制手段130は柱部材131と締結ベルト132、132から構成されている。
【0006】
また、把持部材121にはバネ部材122が連接されていて、側面視がバネ部材122方向に凸のかまぼこ状の棒状体である把持部材121のアールが形成された面を足趾で把持し、足趾で把持部材121を踵方向に引き寄せると、バネ部材122を介してロードセル123に荷重がかかるので、この荷重の数値が測定表示装置124に表示される。
【特許文献1】
特開2002-360550号公報
産業上の利用分野
【0001】
本願発明は、足趾の屈曲筋の筋力を計測し数値をもって表示する足握力測定装置およびこの装置を利用した被測定者の転倒危険度数を表示する転倒度表示機能付き体重計または身長計に関する。
特許請求の範囲 【請求項1】 足趾が足載せ台上の所定の場所に位置するように足の位置決めをする足位置決め装置と、前記足位置決め装置により足の位置決めをした後、足の移動を規制し足趾がフリーとなるように足を前記足載せ台に固定する足位置固定装置と、前記足位置固定装置により固定された状態における足趾の押圧力を検出する足趾押圧力検出装置と、前記足趾押圧力検出装置により検出された前記押圧力を表示する測定数値表示装置からなり、
前記足位置決め装置は、前記足載せ台から立設され足趾の第1趾と第2趾との付け根に当接させて足の位置決めをさせる棒状の立設棒からなり、前記足位置固定装置は、前記足載せ台から突設され足首近傍の足の甲を捲回して固定する折り曲げ自在のベルトからなり、
前記足趾押圧力検出装置は、前記足載せ台上の足趾が当接する位置に前記足載せ台と略同一レベルで設置される全方向に僅かに移動可能な押圧力受け板と、前記押圧力受け板を下方から一定の抵抗力をもって支持する押圧力受け板支持台と、前記押圧力受け板支持台を垂直方向のみ移動を許容する移動方向規制装置と、前記押圧力受け板支持台に一定の抵抗力を付与する抵抗力付与装置と、前記押圧力受け板支持台の移動変位から足趾の押圧力を検出する押圧力検出装置からなる足握力測定装置。
【請求項2】 前記移動方向規制装置は、前記足載せ台に垂直に固着される第1の垂直部材と、その上端が前記押圧力受け板支持台に連接される第2の垂直部材と、第1の垂直部材の上端と第2の垂直部材の中間域をピン接合で連接する第1の水平部材と、第1の垂直部材の下端と第2の垂直部材の下端をピン接合で連接する第2の水平部材と、からなっていて、前記第1の垂直部材、前記第2の垂直部材、前記第1の水平部材および前記第2の水平部材が相互に接合されるピン接合点を結んでできる四辺形は平行四辺形である4リンク構造からなり、
前記抵抗力付与装置は、固定端である一端が前記第1の垂直部材に固定され自由端である他端が前記押圧力受け板支持台に当接する弾性材の片持ち梁からなり、
前記押圧力検出装置は、前記片持ち梁の固定端近傍に配設されて前記押圧力受け板支持台の移動に伴う前記片持ち梁の歪を検出する歪検出センサーからなる請求項に記載の足握力測定装置。
【請求項3】 前記立設棒は、前記足載せ台に載置される足載置板を貫通して前記立設棒の長さ方向の中心部が前記足載置板に固着され、
前記押圧力受け板は、前記足載置板に穿設された押圧力受け板貫通孔に全方向に僅かに移動可能な状態に繋着されて前記足載置板と一体となり、
前記足載置板の一方の面は右足用として使用され他方の面は左足用として使用される請求項または請求項に記載の足握力測定装置。
【請求項4】 被測定者の身長または体重を計測する測定装置と、
前記測定装置で測定された身長または体重の数値データ(x)が入力される入力部と、
前記入力部に入力された前記数値データ(x)と請求項ないし請求項のいずれかに記載の足握力測定装置で計測された数値データ(y)とから転倒危険度数(E)を演算する演算部と、
前記演算部により演算した前記転倒危険度数(E)を表示する表示部と、からなる転倒度表示機能付き体重計または身長計。
【請求項5】 前記転倒危険度数(E)は下記式(1)で表される請求項に記載の転倒度表示機能付き体重計または身長計。
E=y/(ax+b)(a、bは定数)――(1)
【請求項6】 前記式(1)におけるE=1のときの下記式(2)は、前記数値データ(x)をX座標とし前記数値データ(y)をY座標としたグラフ上に母数nからなるサンプリング調査の前記数値データ((x,y)、(x,y)、・・・、(x,y))をプロットしたときの直線回帰線であることを特徴とする請求項に記載の転倒度表示機能付き体重計または身長計。
y=ax+b(a、bは定数)――――――(2)
【請求項7】 少なくとも被測定者のつま先部分に配置してつま先の圧力を検出するつま先センサを配置したことを特徴とする前記請求項ないしのいずれかに記載の転倒度表示機能付き体重計または身長計。
産業区分
  • 治療衛生
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

※ 画像をクリックすると拡大します。

22950_01SUM.gif
出願権利状態 権利存続中
日本大学産官学連携知財センター(通称NUBIC,ニュービック)は,技術移転機関と知的財産本部の機能を兼ね備えた日本大学の産学連携の窓口です。
NUBICは,日本大学全教職員や大学院生・学部学生の豊富なアイデアや研究成果を,知的財産として戦略的に創出・保護・管理し,産業界のニーズとのマッチングを図り,企業の研究開発,新製品開発,新規事業の立上げが円滑に行われるようサポートいたします。
お気軽にご相談ください。


PAGE TOP

close
close
close
close
close
close
close