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魚類胚の作製方法及びその利用 コモンズ

国内特許コード P09P006041
整理番号 NU-0184
掲載日 2009年4月10日
出願番号 特願2007-241633
公開番号 特開2009-072074
登録番号 特許第5327733号
出願日 平成19年9月18日(2007.9.18)
公開日 平成21年4月9日(2009.4.9)
登録日 平成25年8月2日(2013.8.2)
発明者
  • 若松 佑子
  • 橋本 寿史
  • エカテリーナ ブベンシコバ
  • エレナ カフタノフスカヤ
出願人
  • 国立大学法人名古屋大学
発明の名称 魚類胚の作製方法及びその利用 コモンズ
発明の概要

【課題】魚類個体を効率よく作製する技術を提供する。
【解決手段】魚類胚を作製するのにあたり、魚類の未受精卵に対して物理的及び/又は化学的なストレスを付与し、未受精卵に対し魚類の細胞核を移植する。前記移植は、未受精卵の細胞周期がG2期又はM期にあるとき実施するようにする。こうすることで、効率よく正しい倍数性の染色体を保持する魚類胚、ひいては魚類個体を得ることができる。
【選択図】図1

従来技術、競合技術の概要


魚類におけるより効率的な個体作製あるいは遺伝子工学的な修飾を施した個体作製のためには、培養細胞や体細胞の核を用いた核移植個体の作製方法の開発が望まれている。そうした中、ゼブラフィッシュにおいて、除核した未受精卵に胚由来の培養細胞を移植して個体を作製したとの報告がある(非特許文献1)。また、メダカにおいて、除核しない未受精卵に培養細胞核を移植することによる個体の作製も試みられている(非特許文献2)。しかしながら、後者の報告では、一部の胚が孵化するものの成魚には至らず、程度の異なるものの奇形胚が多いこと、また、胚を構成する細胞は、その染色体の倍数性についてモザイクとなっていることが開示されている。



そこで、本発明者らは、既に、未受精卵に対し、染色体の二倍体化を生じさせるストレスを付与し、その後、ドナーとなる魚類細胞の細胞核を移植することで、正しい倍数性の染色体を保持する魚類胚を作製できることを報告した(特許
文献1)

【特許文献1】特開2006-187210号公報

【非特許文献1】Ki-Young Leeら、Nature Biotecnology 20, p.795-799, 2002

【非特許文献2】B. Juら、Develop. Growth Differ. 45, p.167-174, 2003

産業上の利用分野


本発明は、魚類胚及び魚類個体の作製技術に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】 魚類胚の作製方法であって、
除核していない魚類の未受精卵に対して物理的及び/又は化学的なストレスを付与するストレス付与工程と、
細胞周期がG2期又はM期の前記除核していない未受精卵に対し、G2期又はM期の魚類の細胞核を移植する核移植工程と、
を備える、作製方法。
【請求項2】 前記ストレス付与工程に先立って、前記未受精卵を活性化する刺激を付与する活性化工程を備え、
前記ストレス付与工程及び前記核移植工程を、前記活性化工程を開始したときから一定期間内に実施する、請求項1に記載の作製方法。
【請求項3】 前記活性化工程後であって前記ストレス付与工程後に、活性化後の未受精卵の保存工程を備える、請求項2に記載の作製方法。
【請求項4】 前記核移植工程を、4倍体細胞である培養魚類細胞から採取された細胞核を用いて実施する、請求項1~3のいずれかに記載の作製方法。
【請求項5】 前記培養魚類細胞は、初代培養細胞である、請求項3又は4に記載の作製方法。
【請求項6】 前記ストレス付与工程は、熱ストレスを付与する工程である、請求項1~5のいずれかに記載の作製方法。
【請求項7】 前記魚類はメダカ属又はその近縁に属する魚類から選択される、請求項1~6のいずれかに記載の作製方法。
【請求項8】 魚類個体の作製方法であって、
請求項1~7のいずれかに記載の魚類胚の作製方法における各工程と、
作製された前記魚類胚を孵化まで発生させる工程と、
を備える、作製方法。
【請求項9】 前記魚類個体を繁殖させる工程を備える、請求項に記載の作製方法。
【請求項10】 トランスジェニック魚類の作製方法であって、
除核していない魚類の未受精卵に対して物理的及び/又は化学的なストレスを付与するストレス付与工程と、
G2期又はM期の前記除核していない未受精卵に対し、外来DNAが染色体上に導入された魚類細胞のG2期又はM期の細胞核を移植する核移植工程と、
を備える、作製方法。
産業区分
  • 微生物工業
  • 畜産
  • 工業用ロボット
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2007241633thum.jpg
出願権利状態 権利存続中
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