TOP > 国内特許検索 > 高分子担持二元金属クラスター触媒

高分子担持二元金属クラスター触媒 実績あり

国内特許コード P09P005967
整理番号 E076P94
掲載日 2009年5月1日
出願番号 特願2007-262967
公開番号 特開2009-090204
登録番号 特許第5322422号
出願日 平成19年10月9日(2007.10.9)
公開日 平成21年4月30日(2009.4.30)
登録日 平成25年7月26日(2013.7.26)
発明者
  • 小林 修
  • 松原 亮介
  • 宮村 浩之
出願人
  • 国立研究開発法人科学技術振興機構
発明の名称 高分子担持二元金属クラスター触媒 実績あり
発明の概要 【課題】 回収可能な高分子担持触媒及びこの触媒を用いてアルコールを酸化してカルボニル化合物を製造する方法を提供する。従来の金クラスター触媒(特許文献1等)はをアルコールを酸化する際に、炭酸カリウム(K2CO3)等の塩基を必要とした。
【解決手段】 金及び遷移金属を架橋されたポリスチレン誘導体に担持した二元金属クラスター触媒は、塩基が不要の条件下で、室温及び常圧条件におけるアルコールの酸素酸化反応において高い活性と選択性を示す。
【選択図】 なし
従来技術、競合技術の概要


有機合成において選択的酸化反応は最も重要な変換反応の一つであり、いくつかの金属酸化剤がすでに開発されているが、これらを用いる反応では通常化学量論量の金属酸化剤を必要とし、多くの場合大量の廃棄物を生じる。そのため環境への配慮や原子効率の観点から、温和な条件下での回収可能な不均一系触媒及びその触媒を用いた分子状酸素による酸化反応が求められている。
近年、発明者らは新規な金クラスター触媒を開発し、室温でのアルコール酸化反応に応用した(特許文献1、非特許文献1)。この触媒は、広い基質一般性を有し、簡便な操作において活性を失うことなく回収することができる。



【特許文献1】
特開2007-237116
【非特許文献1】
Angew. Chem. Int. Ed. 2007, 46, 4151-4154.

産業上の利用分野


この発明は、回収可能な高分子担持触媒及びこの触媒を用いてアルコールを酸化してカルボニル化合物を製造する方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
白金、パラジウム、ニッケル又はイリジウムと、金から成るクラスターがスチレン系高分子に担持して成る触媒であって、該スチレン系高分子が、スチレンモノマーをベースとし、そのベンゼン環が水酸基又はアルコキシ基を有する親水性側鎖を有する、アルコールと酸素分子とを反応させてカルボニル化合物を製造するための高分子担持二元金属クラスター触媒。

【請求項2】
前記スチレン系高分子が、下式(化1)
【化1】


(式中、Rは水素原子又は炭素数が1~4のアルキル基、Rは単結合又は炭素数が12以下のアルキレン基を表し、mは1~6の整数を表し、nは0~5の整数を表し、x、y及びzは構成モノマーのモル比を表し、(x+y+z)に対して、y+zは10~100%であり、yは0%より大きく、zは0~50%、xは残部である。)で表される請求項1に記載の触媒。

【請求項3】
が水素原子であり、zが0%より大きく、前記スチレン系高分子が架橋した請求項2に記載の触媒

【請求項4】
x+y+z)に対して、yが10~50%、zが20~50%である請求項2又は3に記載の触媒。

【請求項5】
(x+y+z)に対して、yが25~35%、zが25~35%である請求項2又は3に記載の触媒。

【請求項6】
前記クラスターが白金又はパラジウムと、金から成る請求項1~5のいずれか一項に記載の触媒。



【請求項7】
金と白金、パラジウム、ニッケル又はイリジウムの各前駆体を前記スチレン系高分子の溶液中で、該スチレン系高分子に対する貧溶媒を加えて相分離させることにより、金と白金、パラジウム、ニッケル又はイリジウムをスチレン系高分子に担持させてなる請求項1~のいずれか一項に記載の触媒。



【請求項8】
請求項1~7のいずれか一項に記載の触媒の存在下で、アルコールと酸素分子とを反応させることから成るカルボニル化合物の製法。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

※ 画像をクリックすると拡大します。

23420_09SUM.gif
出願権利状態 登録
参考情報 (研究プロジェクト等) ERATO 小林高機能性反応場プロジェクト 領域
ライセンスをご希望の方、特許の内容に興味を持たれた方は、問合せボタンを押してください。


PAGE TOP

close
close
close
close
close
close
close