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シークワーシャー由来の脂質代謝改善剤

国内特許コード P09A014517
整理番号 A-020
掲載日 2009年5月22日
出願番号 特願2007-017012
公開番号 特開2008-184392
登録番号 特許第5131895号
出願日 平成19年1月26日(2007.1.26)
公開日 平成20年8月14日(2008.8.14)
登録日 平成24年11月16日(2012.11.16)
発明者
  • 西園 祥子
  • 窄野 昌信
  • 福田 亘博
  • 太田 英明
出願人
  • 国立大学法人 宮崎大学
  • 学校法人中村学園
発明の名称 シークワーシャー由来の脂質代謝改善剤
発明の概要

【課題】本発明は、生活習慣病やメタボリックシンドロームの発症・進展を抑制・防止する脂質代謝改善剤に関するものである。
【解決手段】本発明は、シークワーシャーを搾って得られるシークワーシャー残渣を含む脂質代謝改善用改善剤を提供する。
【選択図】なし

従来技術、競合技術の概要


シークワーシャー(Citrus depressa HAYATA)は、日本原産の小型柑橘類の一つであり、沖縄をはじめとする南方諸島で栽培されている。本作物は、主に果汁ジュースの製造に用いられる他、調味料などの酸味や香りを加えるため使用されている。シークワーシャーは、圧搾・搾汁後、果汁画分をジュースとして製造・販売されている。



例えば、特許文献1には、洗浄したシークワーサーを圧搾処理し、シークワーサー果汁とシークワーサー残渣を分離し、残渣を廃棄した後シークワーサー果汁を遠心分離してシークワーサージュースとシークワーサー精油とに分離する方法が開示されている。



一方、圧搾・搾汁された後の多量の残渣の多くは廃棄されているのが現状である。その圧搾・搾汁された後の多量の残渣を廃棄せず利用する技術として例えば、特許文献2に、シークワーサー残渣を焙煎した後ゴーヤー茶と混合してティーパック用茶にする技術が開示されている。



また、シークワーサーを柑橘類として考えて、その有効成分に着目した技術として例えば、特許文献3には温州みかんまたは伊予柑のじょうのう膜の主要成分である食物繊維が胆汁酸と結合、吸着することからコレステロールを低下させ、およびアミン誘導体(シネフリン)が脂質の吸収を低下させることが開示されている(明細書 段落「0017」、「0018」、「0022」など)。



さらに、柑橘類のじょうのう膜を原料とした内容が、特許文献4に開示されている。この特許文献4では、オリフィスディスチャージ排出物に含まれるじょうのう膜を主成分とする原料で生産され、膵リパーゼを阻害し脂質の吸収を低下させることが開示されている(明細書 段落「0001」、「0011」など)。



高脂血症、高血圧、糖尿病などの生活習慣病は、近年、著しく増加している。さらに、最近、肥満とくに内臓脂肪型肥満が、これらの生活習慣病を二次的・副次的に発症・進展させ、動脈硬化の発症の危険性を相乗的に増加させることが報告されており、メタボリックシンドロームとも呼ばれている。これらの生活習慣病やメタボリックシンドロームの発症・進展は、脂質代謝異常と密接に関連している。我々が毎日食する食品にはこれらの疾患につながる脂質代謝異常の発症・進展を抑制する成分が含有されていることが知られている。その解決策として上記の特許文献3~5に挙げられるような柑橘類のじょうのう膜を原料とした従来から周知な食物繊維の腸肝循環と、アミン誘導が脂肪細胞を刺激する作用、膵リパーゼを阻害し脂質の吸収を低下させる作用、血圧低下作用、または血糖値低下作用とを組み合わせた発明があった。

【特許文献1】特開2003-183690号公報

【特許文献2】特開2005-204586号公報

【特許文献3】特開2006-225278号公報

【特許文献4】特開2005-40107号公報

【特許文献5】特開2001-240539号公報

産業上の利用分野


本発明は、脂質代謝改善組成物、特にシークワーシャー由来の成分が脂質代謝を改善するための脂質代謝改善剤およびそれらの組成物に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
シークワーシャーを搾って得られるシークワーシャー残渣を含む脂質代謝改善剤であって、前記シークワーシャー残渣は、脂肪酸合成酵素の活性を抑制することを特徴とする、脂質代謝改善剤。

【請求項2】
前記シークワーシャー残渣は、カルニチンアシルトランスフェラーゼの活性を上昇させることを特徴とする、請求項1に記載の脂質代謝改善剤。

【請求項3】
前記シークワーシャー残渣は、シークワーシャー搾った後、-80~100℃で5~120時間乾燥して得られることを特徴とする、請求項1または2に記載の脂質代謝改善剤。

【請求項4】
前記シークワーシャー残渣は、シークワーシャーを搾った後、シークワーシャー果汁と、シークワーシャー残渣とを分離して得られることを特徴とする、請求項1~3のいずれか1項に記載の脂質代謝改善剤。

【請求項5】
請求項1~4のいずれか1項に記載の脂質代謝改善剤と、製薬上許容される担体とを含む脂質代謝改善用組成物。
産業区分
  • 薬品
  • 食品
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 権利存続中


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