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ジーンサイレンシング抑制技術 コモンズ

国内特許コード P09A014520
整理番号 331-701
掲載日 2009年5月22日
出願番号 特願2007-065920
公開番号 特開2008-220313
登録番号 特許第5266489号
出願日 平成19年3月14日(2007.3.14)
公開日 平成20年9月25日(2008.9.25)
登録日 平成25年5月17日(2013.5.17)
発明者
  • 西口 正通
  • チェン フイ
  • 山岡 直人
出願人
  • 国立大学法人愛媛大学
発明の名称 ジーンサイレンシング抑制技術 コモンズ
発明の概要

【課題】サイレンシング抑制タンパク質のコードする遺伝子領域を短くし、効率よく発現ベクターを構築する方法の提供。
【解決手段】a)スイカ緑斑モザイクウイルス129Kタンパク質をコードする核酸配列またはそれに対応するタンパク質をコードする核酸配列のフラグメントであって、少なくとも特定の配列を含む、核酸配列;(b)(a)の配列に対して1または数個の置換、付加または欠失を含む核酸配列;または(c)(a)の配列を有する核酸に対してストリンジェントな条件下でハイブリダイズする核酸配列を含み、かつ、発現されるとジーンサイレンシングを抑制する機能を有する産物をコードする核酸。
【選択図】なし

従来技術、競合技術の概要


外来遺伝子を真核生物へ導入することにより、有用タンパク質や物質を大量に得る技術において、RNAサイレンシングが起こり障害となっている。このため、遺伝子導入した生物においてサイレンシングが起きた場合、サイレンシング抑制タンパク質を用いることがあり、現在でも、一部利用されている(非特許文献1および非特許文献2)。



従来、サイレンシング抑制の技術では、完全長のタンパク質を用いており、短い部分だけを用いるということはなかった。例えば、完全長のサイレンシング抑制タンパク質として、タバモウイルスに属するトマトモザイクウイルス(ToMV)およびタバコモザイクウイルス(TMV)が使用されてきた(非特許文献3および非特許文献4)。



しかし、完全長のタンパク質をサイレンシング抑制技術に用いると、コードする遺伝子領域が長くなるので、発現ベクターの構築に時間を要するという問題があった。

【非特許文献1】竹田篤史、三瀬和之、奧野哲郎「植物ウイルスとRNAi」、化学と生物.43(7);468-475,2005

【非特許文献2】Voinnet O,Rivas S,Mestre P,Baulcombe D.「An enhanced transient expression system in plants based on suppression of gene silencing by the p19 protein of tomato bushy stunt virus」、Plant J.2003 Mar;33(5):949-56

【非特許文献3】Kubota et al.「Tomato mosaic virus replication protein suppresses virus-targeted posttranscriptional gene silencing」、Journal of Virology 2003 Oct;77(20):11016-26

【非特許文献4】Ding et al.「The Tobacco mosaic virus 126-kDa Protein Associated with Virus Replication and Movement Suppresses RNA Silencing」、MPMI Vol.17、No.6,2004、583-592

産業上の利用分野


本発明は、ジーンサイレンシング(特に、植物のジーンサイレンシング)の技術に関する。詳細には、本発明は、ジーンサイレンシングを抑制する技術に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
イカ緑斑モザイクウイルス129Kタンパク質をコードする配列番号1に示す核酸配列またはそのフラグメントであって、該フラグメントは少なくとも配列番号に示す配列またはそれに対応する配列を含む、核酸配列またはフラグメント
を含む、ジーンサイレンシングを抑制するための組成物

【請求項2】
前記核酸配列またはフラグメントは、配列番号3に示す核酸配列からなる、請求項1に記載の組成物

【請求項3】
前記核酸配列またはフラグメントは、列番号1の全長よりも短い、請求項1に記載の組成物

【請求項4】
さらに、プロモーター配列を含む、請求項1~3のいずれか1項に記載の組成物

【請求項5】
前記プロモーター配列は、35Sプロモーター、ユビキチンのプロモーターからなる群より選択されるプロモーターに由来する、請求項に記載の組成物

【請求項6】
さらに、ターミネーター配列を含む、請求項1~5のいずれか1項に記載の組成物

【請求項7】
前記ターミネーター配列は、Nosターミネーター、35Sのターミネーターからなる群より選択されるターミネーターに由来する、請求項に記載の組成物

【請求項8】
35Sプロモーター配列およびNosターミネーター配列をさらに含む、請求項1~3のいずれか1項に記載の組成物

【請求項9】
スイカ緑斑モザイクウイルス129Kタンパク質をコードする配列番号1に示す核酸配列またはそのフラグメントであって、該フラグメントは少なくとも配列番号3に示す配列またはそれに対応する配列を含む、核酸配列またはフラグメントを含む、ジーンサイレンシングを抑制するためのベクター。

【請求項10】
プロモーター配列をさらに含む、請求項に記載のベクター。

【請求項11】
ターミネーター配列をさらに含む、請求項9またはに記載のベクター。

【請求項12】
遺伝子導入を行なって生じたジーンサイレンシングを抑制する方法であって、該方法は、以下:
a)請求項1~8のいずれか1項に記載の組成物または請求項9~11のいずれか1項に記載のベクターを提供する工程;および
b)該組成物またはベクターを用いて該ジーンサイレンシングが起こった植物を形質転換する工程
を包含する、方法。

【請求項13】
遺伝子導入を行なって生じたジーンサイレンシングを抑制するためのキットであって、該キットは、
請求項1~8のいずれか1項に記載の組成物または請求項9~11のいずれか1項に記載のベクター
組成物またはベクターを、該ジーンサイレンシングが起こった植物に導入するための手段、
を備える、キット。

【請求項14】
植物において外来遺伝子のポリペプチドを生産する方法であって、該生産時に該物においてジーンサイレンシングが生じ、該方法は、
a)該外来遺伝子をコードする核酸分子を該物に導入する工程;
b)請求項1~8のいずれか1項に記載の組成物または請求項9~11のいずれか1項に記載のベクターを提供する工程;
c)該組成物またはベクターを用いて該物を形質転換する工程;および
d)該物を該ポリペプチドが発現する条件下におく工程、
を包含する、方法。
産業区分
  • 微生物工業
  • 農林
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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出願権利状態 権利存続中
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