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蛍光測定装置 コモンズ

国内特許コード P09A014542
整理番号 621
掲載日 2009年6月12日
出願番号 特願2007-027136
公開番号 特開2008-191054
登録番号 特許第5002813号
出願日 平成19年2月6日(2007.2.6)
公開日 平成20年8月21日(2008.8.21)
登録日 平成24年6月1日(2012.6.1)
発明者
  • 櫻井 孝司
  • 寺川 進
  • 最上 秀夫
出願人
  • 国立大学法人浜松医科大学
発明の名称 蛍光測定装置 コモンズ
発明の概要

【課題】励起光のエバネセント波で励起された測定対象物の複数箇所の部分から生じる蛍光を略同一タイミングで検出する。
【解決手段】蛍光測定装置1は、板状部材10、第1励起光源部20、励起光学系30、検出用レンズ41~43、光ファイバ51~53、fθレンズ61、ミラー62、ビームスプリッタ63及び検出部70等を備える。測定対象物8を複数の区画に区分するための隔壁13が板状部材10の第1主面11上に設けられている。検出用レンズ41~43は、板状部材10の第2主面12の側に設けられ、励起光のエバネセント波により励起された測定対象物8で発生する蛍光を入力して結像する。光ファイバ51~53は、検出用レンズにより結像された蛍光を第1端面から第2端面へ伝送する。ミラー62は、反射面の方位が可変であり、光ファイバ51~53のうち選択された光ファイバの第2端面から出力されてfθレンズ61によりコリメートされた光を所定方向へ反射させる。
【選択図】図1

従来技術、競合技術の概要


励起光のエバネセント波により測定対象物を励起して該測定対象物で発生する蛍光を測定する装置として、非特許文献1に記載されたものが知られている。この蛍光測定装置では、蛍光標識された測定対象物が透明体の一主面上に配置され、その透明体の内部から主面に励起光が入射されて該励起光が主面で全反射され、この全反射により透明体の主面の上に励起光のエバネセント波が生じる。そして、この励起光のエバネセント波により、透明体の主面の付近にある測定対象物の部分が選択的に励起され、その励起された部分から蛍光が発生する。このようにして発生した蛍光が対物レンズを介して検出されることで、透明体の主面の付近にある測定対象物の部分が選択的に観察され得る。なお、測定対象物は例えば生細胞である。

【非特許文献1】Daniel Axelrod, "Total Internal Reflection FluorescenceMicroscopy in Cell Biology", Traffic 2001, Vol.2, pp.764-774 (2001).

産業上の利用分野


本発明は、励起光のエバネセント波により測定対象物を励起して該測定対象物で発生する蛍光を測定する装置に関するものである。

特許請求の範囲 【請求項1】
互いに対向する第1主面および第2主面を有し、前記第1主面上に測定対象物が配置される板状部材と、
励起光を出力する第1励起光源部と、
前記第1励起光源部から出力された励起光を前記板状部材内に導き、前記板状部材の前記第1主面と前記第2主面との間で前記励起光を繰り返し全反射させて、前記板状部材の前記第1主面の複数箇所それぞれにおける前記励起光の全反射により前記励起光のエバネセント波を生じさせる励起光学系と、
前記板状部材の前記第1主面における全反射箇所に対応して前記板状部材の前記第2主面の側に設けられ、前記励起光のエバネセント波により励起された前記測定対象物で発生する蛍光を入力して結像する複数の検出用レンズと、
前記複数の検出用レンズそれぞれに対応して設けられ、各々の第1端面が前記検出用レンズによる前記蛍光の結像位置に配置され、各々の第2端面が共通平面上に配置されている複数の光ファイバと、
前記複数の光ファイバそれぞれの前記第2端面から出力される光を入力し、その光をコリメートして出力する走査光学系と、
反射面の方位が可変であり、前記複数の光ファイバのうち選択された光ファイバの前記第2端面から出力されて前記走査光学系によりコリメートされた光を所定方向へ反射させるミラーと、
前記ミラーにより前記所定方向へ反射された光を検出する検出部と、
を備えることを特徴とする蛍光測定装置。

【請求項2】
前記複数の光ファイバそれぞれはイメージングファイバであり、
前記検出部は該イメージングファイバにより伝送された光の像を撮像する、
ことを特徴とする請求項1記載の蛍光測定装置。

【請求項3】
前記板状部材の前記第1主面上に前記測定対象物を複数の区画に区分するための隔壁が設けられ、これら複数の区画それぞれにおいて前記第1主面における励起光の全反射箇所が存在する、ことを特徴とする請求項1記載の蛍光測定装置。

【請求項4】
励起光を出力する第2励起光源部と、
前記ミラーにより前記所定方向へ反射された光を前記検出部へ導き、前記第2励起光源部から出力される励起光を前記所定方向に沿って前記ミラーへ入射させるビームスプリッタと、
を更に備えることを特徴とする請求項1記載の蛍光測定装置。

【請求項5】
前記励起光学系は、前記第1励起光源部から出力された励起光を前記板状部材の前記第1主面に平行な方向に拡幅して、その励起光を前記板状部材内に導き、
前記検出用レンズは、前記板状部材の前記第1主面における各全反射箇所に対して複数個設けられている、
ことを特徴とする請求項1記載の蛍光測定装置。

【請求項6】
前記第1励起光源部は、複数波長の励起光を出力し、
前記励起光学系は、前記第1励起光源部から出力された複数波長の励起光を前記板状部材内に導き、
前記検出用レンズは、前記板状部材の前記第1主面における前記複数波長の励起光ぞれぞれの全反射箇所に対応して設けられている、
ことを特徴とする請求項1記載の蛍光測定装置。

【請求項7】
前記第1励起光源部は、断続的に励起光を出力し、
前記検出部は、前記第1励起光源部から励起光が出力されているときに前記測定対象物で発生する蛍光を検出し、前記第1励起光源部から励起光が出力されていないときに前記測定対象物で発生する他の光を検出する、
ことを特徴とする請求項1記載の蛍光測定装置。
産業区分
  • 試験、検査
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2007027136thum.jpg
出願権利状態 権利存続中
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